SSブログ

ジュリエッタ様 降臨 (その3) [ジュリエッタ]

Aさんの攻勢は続く。

助手席乗車とはいえ、すっかり気に入った様子が伝わったのか、自宅前に戻ってきた車の中で、おもむろに見積書を取り出し、おおよそ幾らくらいかかるのかの説明をしてくれた。

車種は3種類、一番廉価なスピリットが318万円、メインのコンペツィオーネが358万円、トップグレードのクアドリフォリオ ヴェルデが388万円。クアドリはエンジンもハイチューンでマニュアル車しかないスポーツ仕様だから候補から外し、あとはスピリッツかコンペツィオーネ。細かいオプションを付けていくと値段的にはあまり変わらないようだから、コンペツィオーネが第一候補で、後は在庫と納車タイミングか。 

コンペツィオーネにしたとして、その車両本体価格以外に、税金や登録費用、納車手続きなどで35万円、ナビやらバックモニターなどのオプションが45万円で、合計440万円。そこから歳末キャンペーンのナビ半額など20万円の値引きをしてもらい、今の車の下取りが20万円として、ざっと400万円の買い物になる。他にも、スタッドレスタイヤや延長保証、自動車保険などのお金もかかる。

なかなか、痺れる金額だ。

当然手元資金では手が出ないが、そこは外車の営業、年内契約なら金利1.98%で、しかも残価据置で組めば、かなり毎月の支払は下げられるという。

うーん、甘い言葉で心が動く。

狙いの白いコンペツィオーネは人気車種で、輸入台数も多く、今なら在庫もあるので、12月15日までに英断すれば、年内登録でその割引キャンペーンが受けられ、年明け早々の納車も可能とたたみ掛けられる。ともかく、何とか実際に試乗車を運転してみて欲しいということで、今週の予定を確認して再度連絡することにし、お引き取りいただいた。今週は火曜日と木曜日に忘年会が入っていたから、それ以外で時間が作れるかどうか。

ちょうど十ノ原のローンを完済したところなのだ。すぐまたローンを組んでも良いのだろうか。

いや、そもそも、一体いつからアルファロメオを買うなんてことになったのか。

ジュリエッタ様の魔力は半端じゃない。

 

mitsumori.jpg

備忘録:12月10日に出社後、予定を調整すると、ちょうどその日なら夕方に時間が取れ、16時にアポを取る。3日間連続で、ジュリエッタに触れ、とんとん拍子に話が進む。返済計画など、冷静に精査しないと、車があっても乗りまわすお金が回らなくなる。この見積もり以外に、スタッドレスタイヤとホイール、延長保証料金などもかかるはず。