SSブログ

ピーロート 試飲会 [ぶつぶつ]

12月8日は横浜の大さん橋でのピーロートワインの試飲会、「ピーロートワインフェスティバル」に行って来ました。

かなりお高いワインを勧められる試飲会とは違って、このフェスティバルは1本2,000円くらいの、ちょっと贅沢に、でもまあ普段から楽しめるワインが出品されていて、若い人からお年寄りまで盛況な催しです。顧客になっているとハガキが届き、1枚で5人まで入場することができます。このハガキがないと1人1,000円かかるそうで、ネットでも取引されるような招待状だそうです。

15時頃に大さん橋の会場へ行き、まずは入口でハガキを渡した後、1人500円のデポジットを払ってグラスを受け取ります。もちろん、帰る時にグラスを返すとお金は戻ってきます。

本来なら担当の営業さんが付いてくれるのですが、残念なことにちょうど退職してしまったとのことで、横浜の所長さんがアテンドしてくれることになりました。アテンドといっても常時一緒に動き回るのでありませんが、何か分からない時には、声をかけて、教えてもらえます。

さて、会場中にはフランス、イタリア、ドイツ、スペイン、アメリカ、アルゼンチン、南アフリカなど、各国のワインが並べられていて、脇には名前と価格が印刷されたタグが置いてあります。試飲しながら気に入ったもののタグを取り、ぐるぐる回って比較し、購入するワインを決めていきます。おつまみ代わりに大きなプリッツが3袋100円で売られていて、それで口直しをしながら、色々なワインを飲み比べます。

当然ながら、がぶがぶと飲んではすぐに酔いが回ってしまいますから、お猪口のようなグラスに深さ5mmほど、ほんの少し入れて、味や薫りを確かめていきます。ピーロートのワインは、比較的甘口で飲みやすいものが多いですが、中にはしっかりした複雑な味のワインもあります。

また、会場内では、チーズや生ハムが即売されていて、試食もできます。これがまた美味しく、大抵ついつい購入してしまいます。今回はイタリアの生ハムブロックを2個で1,000円で買ってしまいました。5mm角くらいの小さな切れ端を味見しましたが、噛めば噛むほどびっくりするほど旨味が出てきて、ワインと良く合います。

どのワインも6本セットなのであまりたくさん選ぶ訳にはいきません。今回は年末年始もあり、赤、白、スパークリングの3種類、18本を決めて購入することにしました。

で、伝票を起こしてもらうのですが、ここからが、実は営業さんの腕の見せ所でもあります。会場の一部を仕切ってテーブルと椅子が置いてあるのですが、そこで選んだワインの話をしながら、この機会にと、奥から高いワインを出してきて飲ませてくれるのです。それはそれは、うんちくもあって、確かに美味しい。

今回試飲させてくれたのは、フランスの 「LeViala 2009」と、イタリアの「Ronchedone 2010」、どちらもさすがに重たいフルボディの赤ワインでした。前者はフェラーリが新車発表会に使うワインで、8080本しか作られなかったフランス当たり年2009年のものだそうです。後者は今回の一番のお勧めだそうで、その裏表紙には、

「オークの小樽で熟成され、その素晴らしい複雑さを表しており、5~6年で最高に達する。その時はヴェルヴェットの様なこくと安定したタンニンの熟成を見せる」

とあります。この言葉通り、濃厚なねっとりしたテイストで、まさに舌にまとわりつくヴェルヴェットの感じでした。「これがさらに熟成して行くのを毎年1本づつお楽しみになれますよ」という、殺し文句で、お買い上げとなりました。こっちは家内のポケットマネーです。

それにしても、これを加えると全部で24本。完全にセラーの空きをオーバーしてしまいました。

さて、話は変わりますが、今回の試飲会に来て、実は大変なものを見てしまったのです。

そのおかげで、しばらく振り回され、大変な思いをすることになりそうなのですが、その話は、後日、あることが決まってからのお話です。

えーらいこっちゃ。

 

ワインフェスティバル.jpg

ワイン3.jpg

ワイン1.jpg

ワイン2.jpg