北信州ハーフマラソン(当日) [十ノ原]
当日は朝3時半に起きました。
コーヒーを淹れてクロワッサンにヨーグルトの朝食をとって、出発したのは4時半です。飯山まで、普段は1時間半かかりますが、日曜日の早朝で、ほとんど車は走ってなく、ちょうど1時間で飯山に到着しました。
早すぎましたね。
ランナー向けに用意された「しなの富士通」さんの駐車場に車を停め、そこから無料シャトルバスでスタート地点の野沢温泉町役場まで向かいます。およそ20分で着きました。
バスを降りてからスタート会場まで5分ほど歩きましたが、天気は快晴、放射冷却で最低気温は15℃以下になっていたと思います。日の出の時刻も過ぎて空は明るくなっているものの、山の峰から日が差すまでは肌寒く、半袖では厳しい感じです。
受付は6時からでした。
参加引換証を提出して参加登録をし、ゼッケン、靴に結び付ける記録センサー、あとは参加賞のTシャツ、ピンバッチを受け取ります。その後、受付奥にある更衣室で着替えをしましたゼッケンは安全ピンでウェアに固定し、センサーは靴ひもにワイヤーで縛りつけます。着替えた荷物はゼッケン番号の付いた荷札をつけて、荷物搬送トラックに預けました。ゴール地点でゼッケンを見せれば荷物を受け取れるようになっています。
受付の終わる7時に近づくにつれ、スタート会場はランナーで一杯になってきました。7時半からはアトラクションで小さな子供のチアリーディングの披露があり、8時からは大会会長の飯山市長の挨拶、その後スタート地点に自己申告タイムの速い順に並びます。先頭は1時間30分、続いて1時間50分、2時間10分となって、最後がそれ以上の人です。もちろん私は最後の一団に並び、号砲を待ちました。
スタート5分前からは地元の太鼓の演武もあって、いよいよスタートです。
ハーフマラソンに登録したのは1,480名です。スタートして前から順番に走り出しているのでしょうが、並んでいるところからは見えません。しばらくしてから列が前に移動し始め、実際にスタートゲートを通過したのは1分後でした。
スタート地点で家内に手を振って、いよいよ競技開始です。
最初のうちは、前後左右に人が多く、団子状態になって走るので、追い抜くのもままなりません。1kmを過ぎて2車線の広い道路に出ると、片側車線がランナーに開放されているので、だいぶ走り易くなりました。前半の下り坂はかなりペースが速く、流れについていくのがやっとです。FJ君の忠告のとおり、オーバーペースにならないように注意し、また足への負担が少なくなるよう、できるだけ歩幅を狭くしてピッチを上げて走りました。
中盤の平坦から上りにかけては、さすがにペースが落ち、抜かれることも多かったですが、コースのアップダウンが頭に入っているので、あとどれくらいで楽になると思うと、あせらずにマイペースで走れました。
道の脇では住民の人たちが並んでいて、旗を振りながら、声をかけてくれます。知らない人から声援を受けるというのは初めてでしたが、気恥ずかしいような、でも振る腕に力がはいるような気分でした。
ところどころに給水所が用意されていて、その度に一口、二口と水を飲めたことで随分と楽に走れた気がします。ちょうど1時間を過ぎたのが11km地点で、日差しも強くなってきて、給水所のコップの水を頭からかけている人も増えてきました。
17kmからの給水所にはバナナやリンゴも用意されていて、走りながら口にすると、随分甘く感じました。このくだもの補給なしでは、最後の長い直線コースは厳しかったと思います。
後からiPhoneでの記録を見直してみると、かなりハイペースでしたね。特に前半の10kmまでは1kmを6分以下で走っていて、その後も6分台をキープしています。最後の2kmは7分台に落ちましたが、ランタイム2時間10分27秒は、今までで一番良いタイムでした。停止時間がゼロなのも、良く頑張れたと思います。やはり大会で他のランナーと一緒に走るというのは違うものです。
ゴールして受け取った記録証では、ネットで2時間10分17秒、2時間11分26秒というのはスタートの8時30分からの記録なので、スタート地点で走り出すまで1分09秒かかったということです。
スタート前とゴール後の写真を並べてみると、ゴールした後は髪も風体もグタグタで、手も剥くんでいます。さすがに疲労感がにじみ出ています。
疲れましたが、無事完走できて良かったです。
181位という順には、男子50歳台の262人中ですから、まあ、前から2/3くらいの位置ですね。初めてのハーフマラソン参加としては上出来でした。
後は、着替えて、おもてなしをおにぎりやキノコ汁を頂き、ゴールで開催されていた「信州自然郷うまいもの市」をぶらぶらして帰ることにしました。
ここで家内に勧められて生ビールを飲んだのですが、それが大失敗でした。
美味しかったんですけどね。