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サンノゼ [番外編]

サンノゼはサンフランシスコからベイエリアを南に60kmほどいったところにあります。隣接するサニーベールやサンタクララ、マウンテンビューを含めて「シリコンバレー」と呼ばれています。

全米トップの英知が集まるスタンフォード大学が近くにあり、半導体研究に端を発して、あのヒューレットパッカード社が設立された所として知られています。その後コンピューター関連の多くのIT企業が集まるようになったことから、半導体の材料であるシリコンを冠にこの名前がついたそうです。

アップルやグーグル、アドビといったIT関連企業があり、多くのベンチャー起業家が未来のアップルを夢見て新しい技術を開発し、また世界中の企業や投資会社がそれを見つけにきて投資合戦をしています。スティーブジョブスのように、ガレージ一つあれば新しい製品が生み出せるほど最近の技術は簡単ではありませんが、でもそうした雰囲気は街中にあふれています。

以前滞在したのは1995年から2年間ですから、すでに20年近く前になります。随分と街並みも変わって、というかあまり覚えていないのですが、車で街中を走ると、通りの名前を見て霞んだ記憶が甦ります。でも、こちらの人の話を聞くと、再開発が常時行われていて、最近の不動産の高騰と道路の混雑は尋常ではないそうです。

今回はそうしたベンチャー企業の調査をしている子会社を訪問して情報交換し、さらに投資可能な企業とも面談するのが目的です。

で、仕事の話は書けないので、やっぱり食べ物シリーズです。

朝食はホテルのサービス。シンプルで、まあアメリカだとこんな程度ですね。あとはオレンジジュースとコーヒーでお終い。

お昼は、近くの中華料理店「劉家香」へ。

昔も今も、中華料理は日本人にとって定番ランチです。日本食ほど高くないし、味もかなりいけます。今回は「Hot soup noodle」にしました。汁がたっぷり過ぎて麺も具も見えませんが、結構美味しいです。辛い麻婆豆腐に具を入れてラーメンに載せたような感じ。具は干した豆腐?、海老、グルテン(練り物みたいですが、強力粉だけで作ります)、シイタケ、豆、ビーマン、等々。懐かしい味に思わずかき込むと、ネクタイに汁が飛んでしまいました。

夜はこちらのスタッフと会食です。どうやら日本食好きな人が多いらしく、Cupertinoにある「Gochi. 旬菜たぱす」さんで宴会になりました。

このお店、お客さんだけでなく、お店のスタッフにも日本人や日系人が多く、終始日本語が飛び交っていて、まるで日本に戻った感じです。

頼んだのは枝豆やレンコンのはさみ揚げ、キノコバターといった居酒屋メニューばかりです。でも凄かったのがお刺身盛り合わせ。ボタンエビの頭数からもわかるとおり、これで5人前です。鯛やハマチ、サーモンやタコ、ホタテまで凄い量で、しかも日本で食べるより新鮮で美味しかったです。特にウニと秋刀魚は絶品でした。ここで秋刀魚のお刺身が食べられるとは思いませんでした。締めのお茶漬けも、土鍋で炊いたジャコご飯はおこげたっぷりで、パリッとした食感のご飯に出し汁をかけて頂くという贅沢なものでした。

さすがにシリコンバレー。

さて、残すところあと一日。

最終日の金曜日は午前中会議で、午後は16時までクライアントを訪問し、その後サンフランシスコ空港へ移動して帰路に着きます。19時05分発のJL001便です。どうやら台風も東に逸れて早目に立ち去るようで、土曜日の22時20分なら、羽田に降りれそうです。

最新鋭の787を楽しみにしてますよ、KDさん。

 

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