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BELGA QUEEN [番外編]

毎回お決まりのディナーパーティー紹介です。

今回も現地のスタッフが良いレストランを予約しておいてくれました。街の中心部、ブリュッセルセンターにある「BELGA QUEEN」というお店です。元々は郵便局、その後銀行になった建物だそうで、内装も石のレリーフが天井脇まで続いて歴史を感じさせます。一方でフロアーの真中には銀色の馬の置物、お客様も正装ではなく、カジュアルな服装の人が多く、気楽にディナーを楽しんでいます。

メニューは、まともに前菜とメインを選ぶと、一皿25-50ユーロ位しますが、今回は「SUGGESTIONS」というお勧めコースにしました。前菜が二皿にメイン、デザートのコースで、面白いことにベルギービールが料理に合わせて出てきます。値段は50ユーロ。割安です。

最初の冷たい前菜は牛肉のカルパッチョです。妙に強い香りのお肉でジビエかと思いましたが、オリーブオイルのソースにトリュフがかかっていたようです。食べ慣れないので分かりませんでしたが、現地のスタッフが教えてくれました。バジルの下、チーズのように見えるのはラビオリで、中に鶏肉が挟んでありました。脇にあるのは生ハムです。

次の温かい前菜は、貝柱のソテー。下に敷いてあるのは白菜です。濃厚なクリームソースとホタテの旨味で、オーソドックスな味ですが、とても美味しかったです。

メインは、これも聞いて初めて分かりましたが、仔イノシシ(ウリ坊)の肉だそうです。赤ワインにクランベリーのソース仕立てで、付け合わせはチコリ、洋ナシ、ポテトフライです。赤ワインソースに甘めのクランベリーはこの時期の定番だそうで、ちょっと堅めの赤身のお肉に良く合います。お肉は臭みもなく、こちらの人は野生の子豚だと言ってましたが、辞書には小さいイノシシと出ていました。

これらの三皿には、それぞれの料理に合わせてベルギービールが出てきます。だんだん味が濃くなるのに合わせて、ビールも最初は白ビール、次がゴールデンエール、最後はトラピストの濃いビールと変わり、上手に料理と合わせてありました。まるでワインをシャンパンから白、赤と変えていくようで、新しいビールの楽しみ方を知りました。さすが、ベルギーはビールの国です。

そして最後のデザートは、チョコレートのスポンジケーキの上にクリーム、洋ナシとベリーにチョコを載せたデザートです。

それぞれの料理は決して量が多くありませんが、味の変化を楽しめて、最後には満腹になりました。やっぱりベルギーでは美味しい料理が食べられます。

いつもの申し開きですが、けっしてディナーを食べにベルギーくんだりまで来ている訳ではありません。昼間はちゃんと大事な会議に、眠気を吹き飛ばして頑張っております。

 

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