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山口リンゴの収穫 [十ノ原]

日曜日はOさんとは別行動です。Oさんは長野の善光寺へお参りと観光へ、我々はリンゴ狩りです。

お呼ばれしたYさんの住所を調べて行ってみると、そこはいつも買い物をしているTSURUYAさんから2-3分のところでした。山沿いの南傾斜の扇状地で、果物の栽培には適した土地だそうです。ご自宅の裏手と、少し離れた場所で数十本のリンゴを育てているそうで、ちょうど「シナノスイート」の収穫を始めるタイミングで呼んでいただきました。

色々とリンゴ栽培のお話を聞きながら、その場でもいだリンゴをさっそく剥いて頂きました。

Yさん、リンゴを剥くのも上手です。片手に持ったリンゴに少し包丁を入れてねじるとパリッとリンゴが二つに割けます。きっと新鮮だからでしょうね。中心の種の部分もVの字に切り取るのではなく、一部に切り込みを入れて包丁とともにすっと中心だけを剥きとる感じです。写真を見ると、断面がゴツゴツしていて、切り方の違いが良く分かります。上手ですねぇ。皮もスッスッーと削いで、あっという間に出来上がりです。

リンゴは何といってももぎたてが一番美味しいそうです。シナノスイートは蜜の入らない種類ですが、その分甘みがリンゴ全体に広がっていて、どこを噛んでも甘いリンゴの香りと一緒に果汁が口一杯に広がります。酸味が少なく、食べやすいリンゴです。でも甘みが強すぎるので、酸味のあるリンゴと一緒に食べる時には順番に注意が必要です。

その後、実際にシナノスイーツを収穫させてもらいました。持って帰る分として自宅用10kg、友人用5kgを2箱摘み取りました。残りの地方発送分や、別品種の「ふじ」は後日送ってもらう予定です。

リンゴ狩りの前にまず教えてもらったのが、リンゴをねじってはいけないということ。ねじるとリンゴの先端にある「へた」が取れてしまい、商品にならないのだそうです。片手でリンゴを支え、もう片方でへたが付いた枝の部分を押さえて、リンゴを枝と直角に曲げると簡単に取れるそうです。恐る恐るやってみると、なるほど要領を得ると簡単にもげることが分かりました。慣れないうちは力加減が難しいですが、慣れれば片手でももげるそうで、Yさんは両手を使って次から次にどんどん収穫して行きます。

大きさは贈答用なら大きい方が好まれるものの、自宅用なら中くらいのものが一番美味しくお勧めだそうです。日に当たらない部分は赤みが弱いですが、熟していれば甘みには関係ないとのこと。むしろ日焼けしているほうが商品性として落ちるそうで、小さな傷もあると出荷出来ない自家用になってしまうそうです。ちょっと傷があったものをお土産で頂きましたが、味にはまったく問題がなく、もったいない限りです。

このシナノスイーツ(信州リンゴ三兄弟の真中)が終わると、メインの「ふじ」の収穫があり、三兄弟の最後「シナノゴールド」になります。一緒に植えてある「シナノゴールド」を見ましたが、名前のとおり、まぶしいくらいの黄色に輝いていました。

収穫後には、再びお宅にお邪魔してリンゴのお話をお聞きしました。

花の時期になるとリンゴの木々がうっすらと白くなって、また花の香りでそれはそれは素晴らしいそうです。もちろん、摘花と受粉など、作業が目白押しでとても忙しい時期でしょうが、やはりリンゴを育てる中で一番楽しい時期なのだろうと想像しました。

美味しいリンゴを次から次に頂き、お腹一杯になってお暇しました。

その後、萩原植物園で草の苗を購入し、昼過ぎに十ノ原へ戻りました。 

二日目の夕食はOさんのご主人が腕をふるってくれるそうで、世話なしで、のんびりと午後を過ごしました。

もちろん、夕方には再び「あずまや温泉」に浸かってきました。

 

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