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ブリティッシュ・エアウェイズ [番外編]

中日の水曜日は、ブリュッセル空港からロンドンのヒースロー空港を経由してサンフランシスコ空港まで移動しました。

使用したのはブリティッシュ・エアウェイズです。JALと同じワンワールドグループですが、サービスとしては断然JALが上でした。CAが日本人で日本語映画も豊富ということを別にしても、サービスの質が全然違います。

そもそも、大西洋横断の長距離便は機体がジャンボでした。JALではすでに引退している機種ですから、その使い込まれた機体は、どうしても古い感じが否めません。だいたい燃費からいっても、最新機種にはかなわないでしょう。今はどこもLCCにおされて業績が苦しいですから、機体を買い替えるだけの収益が上がっていないのでしょうね。

出てくるおしぼりも使い捨ての薄っぺらいディッシュのようなもので、とても顔を拭く気になりません。ディスプレイの大きさは10インチくらい、解像度も悪く、こちらも映画を見る気になりませんでした。まあ、JALの23インチが良すぎるんでしょうけど。

また、変わっていたのが、ビジネスクラスの席が前後反対方向に並んでいたこと。窓際は後ろ向きに座るので、通路側の隣の人とは向い合わせに座ることになります。JALのSS7と同じように少しずれているので、窓際でも出入りの際に隣の人を煩わせる必要はありませんが、割と近い距離で向かい合っているのは、あまり気持ちが良いものではありません。仕切りがありますが、離着陸や食事時などは下げてしまいますから、隣とは丸見えになります。文化の違いでしょうが、このあたりはJALのSS7は良く考えてあります。

さて、注目の機内食ですが、やはりこちらもJALの圧勝でした。

けっしてまずい料理ではありませんが、前菜とメインを2種類から選ぶだけで、JALのように色々と好きなものから選ぶ楽しみはありません。前菜はきゅうりと蟹身の和えもの、メインは牛肉を選びました。どちらもメインの食材は美味しいのですが、付け合わせが雑で、見栄えも良くありません。飛行機の上の食事にどこまでの質を要求するかは議論があるかもしれませんが、一度日本のサービスに慣れてしまうと、ちょっとがっかりするレベルでした。

ということで、機中では最初のランチだけを食し、到着前のアフタヌーンティー(サンドイッチと甘いお菓子)はスキップしました。

でも、素晴らしかったのはCAのサービスです。といってもAD君の好きな若い女性ではありません。男性のCAの手際の良さ、ジョークの上手さ、気遣いは大したものでした。ちょっとお姉さんぽい人もいましたが、後半の食事を要らないと言ったら、何度か席に来ては他のものを勧めてくれたり、飲み物を持ってきたり、こちらが恐縮するようなサービスでした。だから決して二度とブリティッシュエアウェイズなんかに乗らないという気にはなりませんでした。

それにしても、日本のサービスの素晴らしさを実感させてくれたフライトでした。

ロンドンを出発したのが14時で、サンフランシスコに到着したのは17時。太陽を追いかけながらの11時間のフライトです。ちょうど日本時間で夜の22時から朝の9時までなので、ベルギーに合い始めた時差がすっかり元に戻り、ぐっすりと眠ることができました。またアメリカに合わせなければなりませんが、今度は2泊ですから、合う前に帰国となりそうです。

現地のスタッフにピックアップしてもらい、サンタクララのホテルに入ったのが19時。近くの中国料理店で軽く乾杯し、ホテルに戻ってきました。

あと2泊です。

 

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