SSブログ

鳥の餌入れ [十ノ原]

去年の秋に藤沢市のわいわい市場で鳥の餌を買った。

何かの飼料の規格外品か、1リットル位のビニール袋で500円だった。その少し前に青木村の道の駅で1500円で小さな鳥小屋を売っていて、それを買おうと家内が言ったのが始まりだった。その時は鳥小屋の値段の相場もよく分からなかったし、ネットでDIYのものを購入したほうが面白そうだと、買わなかったのだが、その後適当な鳥小屋は見つけられていない。そろそろ十ノ原も屋外作業が楽しい季節になってきたし、まずはせっかく買った餌を鳥にでもやろうと、餌台を用意することにした。

餌台といっても、大がかりなものではなく、ペットボトルを使った簡単な「餌入れ」だ。

まず、鳥の止まり木になる丸い割り箸を2本用意する。それを500mlのペットボトルの底に近い部分に十文字になるように差し込む。最近のペットボトルはペラペラなので、キリで小さな穴を開けて、グリグリと箸を差し込めば良い。ただし、4ヶ所を同じ高さに開けてしまうと、2本の箸がぶつかってしまうので、箸の太さ分だけずらしておく。

次に箸を差し込んだ4箇所の少し上に四角い穴を空ける。小鳥はこの穴から中の餌を啄むことになる。四角い穴はカッターで切り込んで開けるのだが、その時に上辺は切り取らずに、3辺のみを切って、穴の部分を上方内側に折り込む。ペットボトルの中に入れた餌が開いた穴から外にこぼれ出ないように邪魔板にするためだ。4箇所の穴の上辺に沿ってペットボトルの断面の半分くらいはふさがれるが、まだ中心部や脇はスカスカだから、その上にスーパーのお刺身パックの蓋を円盤状に切り、2-3mmの穴を幾つか開けたものを載せる。丸く切り出した円盤を縦に丸めてペットボトルの口から入れれば大丈夫だ。こうするとペットボトルの入口から入れた餌は円盤の上に溜まり、鳥が餌を啄むと、その振動で穴から餌が下側に落ちる。

あとはペットボトルの蓋の真ん中にキリで穴を開け、先を丸めた針金を中から通せば完成だ。使う時は、餌を入れて蓋を閉め、針金の先を曲げて木の枝にぶら下げれば良い。

買った餌は十ノ原に置いてあるので、ひとまず玄米を入れてテストをしてみた。庭のロウバイの枝にぶら下げてみたところ、なかなか見た目はカッコ良い。

ただ、家内に言わせると、数日経っても、まだ鳥が来て啄んでいる様子を見かけないらしい。玄米に見向きもしないとは贅沢な話だが、ちょうど春先で花や虫がいっぱいいるから、不自由していないのだろう。

さて、十ノ原の小鳥たちはどうだろうか。

 

えさ台.jpg 

えさ台とロウバイ.jpg