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旧中仙道を行く [ぶつぶつ]

十ノ原を9時に出発し、途中でJAバンクに寄って、浄化槽管理組合の費用の自動引き落としの手続きを行う。こうした銀行の用事は平日しかできないので、会社が休みになるゴールデンウィークの平日は貴重だ。

長男は一人で残り、10時過ぎに新幹線で到着する後輩をレンタカーに乗せて、一日観光する予定だ。天候はあまり良くないが、草津まで足を伸ばして温泉三昧を計画している。ちょうど10時に長男を上田駅に下ろし、その後、三重県に向かう。

最初は上田菅平ICまで戻って上信越道から長野自動車道、諏訪から中央道と、高速道路で三重県まで向かうつもりだったが、夕方までに着けば良い二人旅なので、まずは松本まで一般道を走ることにした。上田駅から別所温泉方面に向かって65号線を南下する。

天気はいまひとつだが、すでに道路わきの山並みは新緑が芽生え、淡い緑色に変わっている。ところどころに山桜の白色が見える。

途中で、松本に抜けるよりも諏訪に抜けたほうが中央道に直接乗れることが分かり、急遽作戦を変更し、152号線から142号線と抜けて諏訪へ向かうことにした。岡谷市に着いたところで、さらに作戦変更、旧中仙道を中津川まで下ることにした。以前訪れた奈良井宿に行って見ようとなったのだ。前回は松本から長野自動車道、中央高速道を通って名古屋まで行ったのだが、かなりの高低差とトンネルの連続する道で、ドライブとしてはあまり楽しくなかった。今日は夕方までたどり着けば良いので、時間はたっぷりある。

岡谷市からは20号線、隣接する塩尻市からは19号線を走る。ゴールデンウィークとは言え、中日の平日で天気も雨交じりとあって、道路は空いている。塩尻市内を抜けると奈良井川沿いにJRの中央本線と一緒に、くねくねと道路が続いている。

奈良井宿に着いたのは12時30分頃だ。少し手前のコンビニで買ったビニール傘を持って奈良井宿を散策する。

奈良井宿は長さ1000mほどの江戸時代の宿場町の町並みがそのまま保存されている。中山道十一宿の中で最も標高が高く、難所の鳥居峠を控え、奈良井千軒と謳われた賑いだったとある。最近ではNHKの朝ドラの「ひまわり」のロケ地として使われたそうだ。

ちょうど13時過ぎになったので、奈良井宿で昼食にする。町並みの中ほどにある「たなかや」さんで五平餅とそばのセットを食べた。650円と格安だ。五平餅というと、甘めの胡桃味が定番だが、ここのはしょうゆ味に山椒風味で美味しかった。

さらに19号線を下り、道の駅大桑で家内に運転を代わってもらうことにした。ついでにベリーの散歩がてら外を歩いて見ると、ちょうど木曽ヒノキの木工細工を展示販売している。以前から鮨飯を作るときに使う桶が傷んで買い替えようと思っていたところだった。値段も都会で買うよりはずいぶんと安い。店頭のものは4合用で2000円だったが、中には年輪の詰まった上質の木材を使った上物も置いてあり、結局2900円の上物の方を買うことにした。ふたを合わせて4150円だった。

その後19号線を中津川まで下り、中央高速に乗って、三重県の川越みえICを目指した。名古屋近辺の高速もずいぶんと様変わりし、結局、目的地近くの桑名ICを下りたのが16時40分だった。

この名古屋周辺の高速道路が、けっこう厄介なのだ。どのルートを通るのが良いか、ちょっと古いバージョンのナビでは手に負えないと思わせる複雑ぶりなのだ。 

 

奈良井宿入口.jpg

奈良井宿家並み.jpg

たなかや.jpg

そば定食.jpg

あめ屋に変身.jpg 

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