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都会の昼食(27) 大手町 とら八 [都会の昼食]

丸の内に移ってきて半年以上になるが、このところ昼食レストランについて、遠目のエリアに新しいレパートリーは増えていなかった。

少し暖かくなってきて、外を散策する気分の輩が増えてきたのか、同僚が一度行ってみて、五指に入る店だと太鼓判を押した店がある。東京駅から神田方面に早歩きでも10分近くかかるから、近場とは言いにくいが、なるほど「これは良い」と、二度三度と足を運びたくなる店が見つかった。

東京駅と神田駅の間、JRのガード下にある、「大手町 とら八」さんだ。

写真からも分るように、メインは夜の飲み屋で、やきとんが名物らしいが、昼の定食も充実している。日替わりのとら八定食は、すき焼きのような肉豆腐にお刺身、タケノコの煮物にお新香、味噌汁とご飯。メインの肉豆腐はお豆腐一丁そのまんまで、かなりのボリュームがあって、800円だ。

他にも豚の生姜焼き定食、焼き魚定食、ミックスフライ定食、刺身定食などがあり、どれも780円から980円だ。 

僕が頼んだのはヘルシーランチで、900円とちょっと高いが、その中身は、金目鯛の煮魚、オクラと納豆と長芋の和え物、タケノコの煮物、お新香、シジミのみそ汁に五穀米と充実している。普段は半分残すご飯もしっかり完食してしまう美味しさだった。

ガード下とはいえ、このあたりは山手線、京浜東北線、中央線に新幹線とかなりの幅があって、お店も奥深くまで迷路のように続いている。この広さなら外に並んでもそれほど待たされることもないだろう。注文してから出てくるまでの時間も、早かった。ランチではお客の回転が命ということが良く分かっている店だ。

丸の内から5分以上離れた大手町で900円は、高いといえば高いが、値段に見合った美味しさと量、それにサービスの店だ。

 

とら八入口.jpg

とら八定食.jpg