SSブログ

北京出張(その2) [番外編]

今回宿泊したホテルは、「Metro Park LIDO Hotel」、中国名だと「北京麗都維景酒店」です。北京空港から渋滞がなければ30分の距離ですが、今回は北京名物の渋滞にはまり、1時間近くかかりました。それもピックアップしてくれた現地スタッフの、かなり強引なレーンチェンジと逆走まがいのルートを使ってですから、驚きです。

このホテルは外国人の宿泊客も多く、ほぼ英語が使えます。室内もきれいで、朝食も普通のバイキングスタイルでした。ちょっと違うのは、朝からシュウマイやピータン、生揚げの煮物にお粥といった中国料理も並んでいることですが、どれもなかなか結構な味でした。

毎朝7時半にチャーターバスがホテルから展示会場まで運んでくれ、帰りは17時半に現地発でホテルまで戻ります。さすがに日曜日は道路もだいぶ空いていましたが、金曜日、土曜日はたっぷりと1時間以上、クラクションを鳴らしながら強引に走ります。道路には車があふれ、バイクや、荷台の下に発電用の50ccエンジンを置いてベルトで後輪を駆動するような三輪車が、脇をすり抜けていきます。

やはりびっくりするのは、信号の青と同時に対向の左折車(日本と違って右側通行です)が直進車の進路を横切り、平気で交差点の真ん中で止まることです。順番を待つとか、先に譲るという概念は全くないようです。そんなことをしていたら、いつまでたっても進めないから仕方がないのでしょうが、それにしてもびっくりする強引さです。

また、原則として、歩行者がいても車は止まりません。もちろん赤信号はありますが、右折左折してくる車は青信号で曲がってくるので、危険極まりないです。それでもこちらの人はちょっとした車の流れの隙間を狙って道路を横断します。信号が青でも危ないのだから、赤でも一緒という感じです。

なるほど、出張者だけでなく、派遣者も私用車の使用が禁止されている理由が良く分かりました。

道路は赤茶色の土埃で、ほとんどの車も汚れています。雨が少ない季節なのか、どこもかしこも土埃で、木々の葉もくすんで見えます。道路脇の舗装なんて、とても手が回らない、そんな感じです。

12億人とも、15億人ともいわれる人口の国ですから、その人々のエネルギーたるや誰もコントロールできない、そんなことを実感させる街の風景でした。

 

北京ホテル.jpg

 

LIDOホテル室内.jpg

北京ホテル朝食.jpg

交差点.jpg

バイク.jpg

泥の車.jpg