都会の昼食(64) ちょもらんま酒場 トマトチーズ坦々麺 [都会の昼食]
久々に、今まで食べたことのない味に、大満足させてもらいました。
今回のお店は、八重洲地下街の「一番通り」の端、日本橋寄りにある「ちょもらんま酒場」さんです。入口の硝子戸の店名の上にはエベレスト山の形のマークが透かしてあります。中華料理のお店なので、中国の中でも内陸のチベットに近い四川料理なのか、はたまた世界最高峰を目指しての名付けなのか、名前の由来は良く分かりません。
メニューは麻婆豆腐やホイコーローの定食、ラーメン、焼きそば、炒飯と、ごく普通の中華料理が並んでいて、人気メニューは餃子定食とあります。さすがに昼から餃子はちょっと控えようと、今週のお勧めと書いてあった「トマトチーズ坦々麺」880円を選んでみました。
実際のところ、あまり期待していなかったですし、実際出てきたものも食欲をそそるような外観ではないのですが、これがびっくりするほど美味しかったです。
好みの辛さはしっかりとあって、でも、トマトの甘さとチーズのマイルドさが加わって、せき込むような辛さは抑えられ、魚介系のような旨味もあります。麺はうどんのような太い平打ち麺で、コシがあって、スープとの絡みもばっちり。トマトはわりと大きな塊で煮込んであり、口に入れるとしっかりとトマトの味が残っています。チーズはカッテージチーズで、レンゲですくってスープと一緒に口の中に入れると、これまた噛むほどにチーズの柔らかい味が広がります。
あえて言うなら、トマトチーズ系のスープパスタに辛みを付けた感じでしょうか。
久しぶりに、塩分を気にしながらも、スープまで完食しました。
大きな紙製の前掛けも付いていて、ネクタイの汚れを気にすることなく食せたのもグッドでした。
ごちそうさまでした。