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五色温泉 [十ノ原]

10時には桜を見終わったので、そのまま松川渓谷を奥に進み、奥山田温泉に行ってみることにしました。

高山温泉郷からは、雪解けで道路が開通すれば志賀高原の熊の湯まで行くことができます。昨年訪れた雷滝や七味温泉も、この道路沿いです。

途中で大きな落差の滝を見つけ、車を止めました。「八滝」です。細い滝ですが、雪解け水を集めて結構な水量があって、なかなか見事です。ひょっとしてもう少し経つと水量も減り、また両脇の木々の緑が増えると枝で隠れてしまうかもしれないので、ちょうど良いタイミングでした。

かなり山道を進み、山田牧場のちょっと先、奥山田温泉に着きました。ネットで調べて日帰り温泉として出ていた「満山荘」ですが、行ってみると宿泊客以外はお断りの案内が。調べたサイトはこちらのオリジナルではなかったそうで、なかなか風情のある外観でしたが、残念でした。

しかたなく来た道を戻り、「子安温泉」を目指しましたが、前回訪れた七味温泉を過ぎたところで「五色温泉」が目に留まりました。聞いてみると、立ち寄り湯も500円でOKとのこと。寄ってみることにしました。

入口を入ると、屋内は暗く、温泉まではかなり急な階段のある細い通路を通って行かなければなりません。ちょっと秘湯の感じです。

最初に向かったのは露天風呂。女性専用の仕切りのある湯船と、もうひとつは仕切りのない混浴の湯船。どちらも誰も入っていませんでしたが、熊が怖いと家内は内風呂へ。

掘立小屋のような簡単な囲いの脱衣所で服を脱ぎ、露天風呂に入ります。源泉かけ流しのため、お湯は少しぬる目ですが、肩までつかれば問題ありません。淡い緑色の乳白色で、底には真っ黒な湯花が溜まっていて、体を動かすと舞い上がって来ます。川のせせらぎも聞こえて、なかなか良い雰囲気でした。

10分ほど過ごし、その後、そそくさと体を拭いて服を羽織って、内湯へ向かいました。

こちらは、なんともきれいな翡翠色。さすが五色の湯というだけあって、同じ源泉でも温度や空気の触れ方で色が変わるようです。こちらは湯花もほとんどない透き通ったお湯でした。しっかりと体が温まるくらい熱めのお湯で、しかもゆっくりと入れる、なかなかの名湯でした。湯船や洗い場は木製で、趣もあります。

これは良いお湯でした。家内の膝の調子も良くなったようで、ぜひまた訪れたい温泉です。

その後、昼食を兼ねて須坂の桜祭り「花もだんごも蔵開き」へ行き、ブラブラしましたが、新酒の利き酒ができるとあって、物凄い人出でした。300円払うと75ccくらいのお猪口に一杯のお酒を注いでくれて、後は100円でお代わりができます。皆さん春を待ちかねたのか、そこら中で宴会状態です。広場の中央にあるテーブルもほとんど空きがありません。

比較的すいていた田中本家博物館の前の広場にある出店で焼きそばを買って食べながら飲みましたが、遠藤酒造さんの「渓流」はさっぱりと飲みやすいお酒でした。

びっくりしたのは、ベリーが飲み終わったお猪口の中をぺろぺろと舐めていたこと。普段からアルコールは大嫌いで、ビールもワインも顔をそむけるベリーですが、なぜかこの「渓流」は気に入ったようで、驚きです。

その後、須坂のTSURUYAさんで夕飯の惣菜を買い込み、十ノ原へ上がりました。天気予報どおり、ポツポツと雨が降り出し、別荘に着いた時にはみぞれに変わってきていました。

今回は天気予報が大当たりで、夜には時期外れの大雪となってしまいました。

 

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