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春の十ノ原(1) 職人館 [十ノ原]

やっと暖かくなり、久しぶりに十ノ原へ出かけました。

前回は2月初めだったので、およそ1ヶ月半ぶりです。今回のメインの目的は、秋に三重県の園芸店「花ひろば」で買ってきたカエデ「美峰」を植えることです。

横浜に置いていたので、3月初めからの急な暖かさで、すでに新芽が芽吹いてしまい、十ノ原の雪が溶けて地植えができるタイミングを待っていました。

土曜日は、横浜は寒い曇天で、関越道に入った頃からは霧雨になってしまったものの、藤岡JCTを過ぎると晴れ間が出始め、まあまあの天気になりました。軽井沢を過ぎて佐久に近づいたところで、家内が、この間テレビでやっていたおいしい有機野菜の美味しいお店のことを思い出し、行って見ることにしました。11時に佐久平のPAから電話をすると、ちょうどお店のオープンの11時30分に予約を入れてもらうことができました。

関越道の佐久小諸JCTから韮崎方面に向かう中部横断自動車道は、まだ無料で通行することができ、そのまま望月方面に向かい、お目当ての「職人館」まで、ちょうど35分でした。

古民家を改造したお店でしたが、通された席は、畳の部屋に机が入れてある椅子席で、このところ膝が痛い家内にはラッキーでした。

突き出しの枝豆のお浸しを摘みながらメニューを見て、オーダーしたのは「館主の野遊び膳」3,150円です。メニューでは、村の豆とうふ、季節の一品、十割そば、茶菓、抹茶となっています。季節の一品は単品メニューから選んでも良いそうですが、お任せにしてもらえれば、その日の新鮮な食材を使って適当に美味しいものを出してくれるそうで、今回は二人ともお任せにしました。

出てきたのは、サラダ、豆とうふ、リゾット、十割蕎麦、寒天寄せ、抹茶の6点。

サラダは、ニンジンやカブなどの根菜に加え、リンゴやキャベツなどたくさんの種類が入っていて、ビネガーのドレッシングで合わせてあります。

お豆腐は、少し甘めのお醤油の上に載せてありますが、卓上のお塩でもどうぞとのこと。大豆の甘みと旨味が濃く、とても美味しいお豆腐でした。

続いて出てきたリゾットは、放飼鶏のダシが使ってあるのか、お肉は見つからないものの、それはそれは旨味が強く、色んな豆や刻んだ野菜と良くマッチした一品でした。中にはコショウのような、噛むと変わった味の花の実も入っていましたし、チーズの削り粉がかかっていて、一番美味しかったです。

十割蕎麦は、蕎麦の実の殻をそのまますり潰した粉と、普通の石臼引きの2種類です。蕎麦の実の殻が入っているほうが香りが強く、また石臼引きはのど越しが滑らかなのが特徴です。付けダレは少し辛めでした。

最後の茶菓は、ソバの寒天寄せに、抹茶を頂きました。

ボリュームもちょうどで、どの野菜も新鮮でえぐみもなく、和食のような洋食のような、地元の食材を活かした、見事なお料理でした。

まだまだ、十ノ原の近くにも、知らない美味しいお店がありそうです。

お腹が一杯になったところで、一般道を走って十ノ原へ向かうことにしました。途中でカインズホームと、ツルヤさんに立ち寄り買い出しをして、以前に通って、家内が目を付けた園芸店にも寄っていくことにしました。

芳田という場所の近くです。

 

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都会の昼食(57) ひよく亭 花丼 [都会の昼食]

今日のお店は、ふぐ料理、割烹の「ひよく亭」さん。

八重洲一丁目の裏通りにありますが、メインの通りから細いクランク状の道を入ったところにあるので、ちょっと分かりずらい場所です。たまたま八重洲のランチでネット検索して見つけたのですが、行ってみると、なかなか評判のお店のようでした。12時ちょっと過ぎでも、席は半分くらい埋まっていて、次から次にお客さんが入ってきます。やはりサラリーマンが多いですが、女性のお一人様もぼちぼち、割と入り易いお店です。2階席もあるようで、4-5人で来たサラリーマンも、食券を買っては、脇の階段を上がっていきます。

お店に入って左手のカウンターでお金を払って食券を買い、空いている席に座るシステムです。オーダーしたのは「花丼」。きれいな名前のとおり、立派なお刺身が色鮮やかに載ったちらし丼です。

具材は、大きな中トロのマグロが3切れ。これ、写真では分かりにくいですが、厚さが1cm近くあるような厚切りです。あとは、カニ、イクラ、イカと錦糸卵に海苔と、すごい豪華な取り合わせです。また、イカは5mm角のサイコロ状に切り分けてあって、女性にも食べやすい気遣いです。

付け合わせは、鰹節の載った冷奴、カレー風味のモヤシ、漬物に、青のりのお味噌汁。

そういえば、銀座の岩戸さんでもカレー風味の付け合わせが出てました。あまりちらし鮨には合わない気がしますが、何か定石でもあるのですかね。

夜はフグ料理を食べさせる割烹だけあって、味付け、盛り付け、料理が丁寧で、美味しかったです。

900円は、このあたりではちょっと高めの値段設定ですが、十分に満足のお店でした。

 

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ジュリエッタの秘密 (その10) 足回りの安全装備 [ジュリエッタ]

さて、駆動系の最後は、やっぱり足回りの安全装備でしょう。

英語で三文字の略語がたくさん出てきます。

ABS、EBD、HBA、VDC、ASR、MSR、CBC、(EDL)、DST、(BPS)、(HHS)、ESS

カッコつきのは、説明書に日本語で書かれていたのを勝手に英語に直して、頭の文字を並べたものです。

すごい量ですね。

テレビ番組の「ほこ×たて」で、その道のマニアと専門家が対決する企画がありますが、「アルファロメオ・ジュリエッタ」のうんちく問題に出てきそうなネタです。

ABSは、言わずと知れたAntilock Brake System、アンチロックブレーキですね。ブレーキをかけてタイヤがロックしそうになると、制御圧を緩めてロックを回避し、コントロールを失うのを防ぎます。今は軽自動車も含めて、ほとんどの車には搭載、あるいはオプション設定されていますね。

EBDは、Electronic Brake force Distribution、電子制御式制動力配分機構の略だそうです。ブレーキをかけた時にロックし易い後輪の制動力を、ホイールの速度センサーなどを利用して感知し、制御してくれます。これもロック回避ですね。

HBAは、Hydraulic Brake Assistance、油圧ブレーキアシストシステム。急にブレーキを踏みこんで急ブレーキをかけたのに、踏み込む力が弱い時に、自動的に強い力でアシストをしてブレーキをかけてくれる機能です。女性にはうれしい機能です。

VDCは、Vehicle Dynamic Control、いわゆる横滑り防止機構です。後述のいろいろな機能も組み合わせて、滑りやすい路面のカーブなどでタイヤがグリップ力を失った時に、自動的にブレーキをかけたりエンジン出力を下げたりしてグリップ力を回復させて、安定走行させるシステムです。

だんだん難しくなってきました。

ASRは、Anti Slip Regulation、これも直訳すると、スリップ防止制御でしょうか。路面状態に応じて駆動輪のスリップを防止するように、コンピュータがエンジン出力を制御するシステムです。

MSRは、Motor Schleppmoment Regelung、エンジンブレーキ制御機能です。いきなりドイツ語が出てきました。急にアクセルを戻したり、シフトダウンしたりしてエンジンブレーキが強すぎてタイヤがロックしてしまう場合に、瞬時にエンジンブレーキトルクを解除して、ロックを回避するシステムです。

CBCは、Cornering Brake Control、コーナリングブレーキ制御システム。高速コーナリング中のブレーキでもブレーキ圧を左右別々でコントロールしてタイヤの横滑りを防止します。

(EDL)は、Electronic Differential Lock、電子制御式ディファレンシャルロック機能。フィアットのカタログではElectronic Q2とも呼んでいますが、分かりやすい英語の略称を使わないのは、登録商標か何かの問題でしょうか。それぞれのタイヤの回転をセンサーがチェックして、グリップを失って空転すると分かると、個別にブレーキをかけてグリップ力を回復させます。ASRと同じ目的ですね。十ノ原の雪の駐車場で、オデッセイの時には片方の車輪が空転してスタックしてしまったのに、ジュリエッタで問題なかったのは、この機能のおかげですね。

DSTは、Dynamic Steering Torque、ダイナミックステアリングトルクです。電動パワステの力を変えることで、ドライバーにカーブでの車体の向きを正しい方向へ向かせるように促し、アシストします。

(BPS)は、Brake Prefill System、ブレーキプレフィル機能。運転モードを変える「DNA」でスポーツ仕様のDモードを選んでいる時に、急にアクセルを戻した場合に、急ブレーキを予測して、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間、ブレーキの遊びを瞬時になくすことで、制動能力を高める機能だそうです。普段の運転では不要でしょうが、いざという時には、一瞬のブレーキの遅れが大事に繋がりますから、ありがたい機能です。

(HHS)は、Hill Hold System、ヒルホールドシステム(坂道発進補助機構)です。これは結構使える機能で、坂道発進の際、サイドブレーキを引いていなくても、ブレーキペダルから足を離してアクセルペダルを踏むまでの約1秒間、自動的にブレーキをかけていてくれるシステムです。坂道かどうかは、車体に埋め込まれた角度センサーが常時モニターしていて、5度以上の坂道になると、このHHSが作動するように設定されています。坂道発進では、車が少しでも後ろに下がると嫌なものですから、ブレーキから足を離しても車が「ピタッ」と留まっているのは、なかなか快感です。

そして最後が、ESS、Emergency Stop Signal、緊急停止時自動ハザードです。これは足回りとは違いますが、時速50km以上からの急ブレーキを車体が感知すると、ハザードランプが自動で「ピカピカ」と点滅し、後続車に危険を知らせるというものです。どうやら点滅スピードが普通のハザード点滅よりも高速になるらしいです。もちろん、まだそんな場面に遭遇したことはありませんが、ちょっと見てみたい気もします。

こうした色々な安全機構がジュリエッタには組み込まれていて、へたくそな人がちょっと無茶な運転をしたり、間違ったことをしても、極力事故を回避するような仕組みになっているということです。

さすが、ジュリエッタ。

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大倉陶園SALE [ぺらぺら]

大倉陶園の工場が近くにあります。

ちょうどSALEの案内が入ったので、行ってきました。

もともとがいいお値段しますから、セールとはいえ「金」使いのものはお高い!

でも、ふくろうやキツネが金で描かれたお皿をお正月用に6枚、

金の縁取りに、墨で描いたような椿をあしらった蓋つきお茶碗を二客買いました。

「近い将来、大切なお客様をお迎えした時用よ」、と 

たまたま実家に帰ってきてた長男に言うと、

「じゃ、三客要るじゃん! 〇〇美のも!」

ありゃ、そうねえ、来年買い足します。 

 

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HX550のイヤーパッド [ぶつぶつ]

このブログでは、アクセス数ランキングをチェックすることができる。

トップ5は、①Think Pad E420 2,390回、②モトローラHX550 1,320回、③松原商店街 魚幸 1,084回、④Bookbook穴あけ 920回、⑤アロマゴールド 776回となっている。

マグロのお刺身が美味しい魚幸さんネタが第3位に食い込んでいるのはさすがだが、やはりデジタル機器が1,2,4位に入っている。そうした機器を購入したり、使う人は、必要な情報をネットで調べるのが得意だからだろう。

で、今回は第2位に食い込んだ、iPhoneのワイヤレスイヤフォン、モトローラーHX550の話だ。

Bluetoothという、その道の人たちが「青歯」とも訳す、無線で使えるイヤフォンの便利さは、一度使うとやめられない。通勤の際のPodcastから、電車内のRadiko、ランニング時の音楽まで、iPhoneの使い道で一番多いのが音を聞くことだから、その使い勝手はとても重要だ。ちゃんとした機種を選ぶと10,000円近くするが、毎日使うものだし、どんなに本体が素晴らしくても、Human Interfaceが貧弱だと、その魅力を活かせないというのは、特にデジタル機器では知られたことだ。

普通のコードでつなぐイヤフォンしか使ったことのない人は、一度ワイヤレスの機種を使ってみると良い。高々1mのコードだが、それのあるなしで、使い勝手は大きく変わる。他に良いたとえが見つからないが、必ず「へぇー、こんなに快適なのか」と思うはずだ。iPhoneは鞄の中でも、胸のポケットでも、近くならどこにしまってあっても構わない。自宅なら、2階の自室に置いたままで玄関先で洗車することだってできる。毎日イヤフォンを使う人なら、冬場でコートにマフラーをした時など、胸のポケットに入れたiPhoneからのコードの煩わしさは実感しているはずだ。

昔はBluetoothの接続、ペアリングにはちょっと面倒なところもあったが、最近は簡単になった。説明書を読めば、それほど苦労することはない。もちろん、機種間の相性があるので、事前に、それこそネットで確認しておくことは重要なのだけれど、ヨドバシあたりの量販店でも、ずいぶんと品数が増えて店員さんの知識も増えているし、初心者でもその気になれば大丈夫だ。

話が横にそれてしまったが、今回の話は、そのHX550のイヤーパッドについてだ。

ワイヤレスのイヤフォンでも、幾つかの選択肢の中からHX550を選んだのは、iPhoneとの相性が良くて、かつ音楽にも対応していることに加え、このイヤーパッドが良いからだ。写真でも分かるように、3種類のパッドが付属していて、特に外耳(耳介)にひっかけるタイプは、ランニングのような運動中でも外れることがなくて良い。

なのだが、実はこのパッド、硬質のフックの本体に留める部分の上に、柔らかいパッド部がかぶさる構造になっていて、この柔らかい部分が切れやすいのだ。前回は11月頃に切れてしまい、あわてて何か所か量販店を探したのだが、店頭ではこの交換部品が、なかなか売っていない。

結局、モトローラーのホームページからパーツナンバーを調べ、秋葉原のヨドバシで注文して購入したのだが、また壊れてしまったのだ。

3種類のパッドがセットになっていて、1,000円くらいしたので、結構お値段が張る。他の2つは使っていないし、だいたい壊れない。フックのタイプも、その上からかぶせる柔らかいパッド部分だけが欲しいのだが、セット販売だから仕方がない。

急ぎ注文し、入荷するまでは、下の写真の真ん中、耳穴にひっかけるタイプで我慢しておくことになる。このタイプも僕には悪くないのだが、ランニングのような強い上下動では外れることがあるので、要注意だ。

さて、再びのHX550のネタだが、果たしてアクセス数が伸びるかどうか。

 

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都会の昼食(56) 三州屋八重洲店 ブリの照り焼き定食 [都会の昼食]

三州屋さんと言えば、以前の都会の昼食(45)で、銀座店でのフライ定食を紹介したが、今回は同じ名前の八重洲店だ。このところ多用している八重洲一丁目界隈にある。

入口は暖簾がかかっているが、メニューが外にないから、初めての人は入りにくいだろう。

名前も同じで、中の雰囲気も変わらないが、メニューはちょっと違うようで、お値段もちょっと高め。銀座より八重洲が高いというのは、不思議だが、たぶん暖簾分けした個人営業なのだろう。メインは夜の居酒屋さんだろうか、色々な一品料理のメニューが壁に貼ってあるのは、銀座店と同じだ。

12時前だったせいか、中は数人の先客だけだったが、席に着くと、やっぱりお歳を召した仲居さんがお茶を持って注文を取りに来てくれる。

昼食は焼き魚だと、「ブリ、秋刀魚、鯖」からどれかを選び、またご飯は「大、中、小」、お味噌汁が「アサリ、なめこ、赤だし」から選ぶシステムだ。

今回は「ブリの照り焼き」にご飯は「小」、お味噌汁は「なめこ」を選んだ。これに白菜の漬物がついて、〆て960円。まあ、このあたりだと上級のお値段だ。お刺身定食だと1,260円と高いが、食べた人のブログを見ると、かなりのボリュームで満足できるものらしい。

一度焼いてあるのか、席が空いていたとはいえ、5分もしないで料理が出てきた。でもブリは熱々で味は良く、タレが焦げて香ばしい香りで、良い焼き加減だった。

ご飯も美味しく炊けていて、硬さもちょうど。

やっぱりこうした定食屋さんの押さえるべき壺を、しっかり押さえているところが、さすがだ。

食べ終わって席を立つ頃には、八割方の席はサラリーマンのおじさん達で埋まっていました。

 

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都会の昼食(55) サイアムオーキッド トムヤムラーメン [都会の昼食]

今回は東京駅の八重洲地下街にあるタイ料理のお店、「サイアムオーキッド」さんです。

八重洲地下街も、真ん中に近い場所にあるお店はそれなりのお値段ですが、ちょっと端になると、讃岐うどんのファーストフード店や、ワンコインで立ち食いの豚丼を出すお店など、サラリーマンに優しいお店も、結構あります。

「サイアムオーキッド」さんは、一番有楽町寄り、あの有名なラーメンの「横濱 くじら軒」さんの近くにあるタイ料理のお店です。

オーダーしたのは、「トムヤムラーメン」で、チャーシューか海老のトッピングを選びます。今回はチャーシューにして780円。海老だと800円です。麺は中華麺の「バミー」か、ビーフンの「センレック」で、こちらは中華麺を選びました。

待つこと5分、出てきたのは、香草パクチーとモヤシがたっぷりと載った、真っ赤なスープのラーメンです。

味はまさにトムヤムクン。むせかえるような辛みの中に、パクチー独特の香りがあって、タイ料理の醍醐味を味わえます。シャキッとしたモヤシと分厚く切られたチャーシューが美味しい。

でも、何と言っても美味しいのはスープです。最近むせることが多いので、慎重にスープを少しだけ口に入れたのですが、やっぱりむせ返ってしまい、恥ずかしい思いをしました。 

食後も冷水を飲んだものの、会社へ戻る間、口の中にはずっとHotな辛味が残っていました。 

 

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ジュリエッタの秘密 (その9) TCT [ジュリエッタ]

DNAに続いて、ジュリエッタのドライビング性能を支えているのがTCTだ。

欧州でダウンサイジングという小型エンジンにターボの組み合わせが流行りと書いたが、このTCTという、クラッチを2つ持った自動変速機も、最近の欧州車の流行りだ。欧州ではマニュアル車の人気が根強いが、やはり運転が楽なオートマチック車の数も次第に増えてきている。

初めて自分で買った車はホンダのCIVICでマニュアルミッションだった。ダブルクラッチのような高度なドライビングテクニックを駆使する走り屋ではなかったけれど、それでも坂道でサイドブレーキを使わず、ブレーキを踏んだままでアクセルを踵で軽く押し、クラッチを合わせて発進するくらいのことはできた。そんな細かいテクニックがカッコ良いと思っていた頃もあったのだ。

結婚して家内も運転するようになると、当然ながらオートマ仕様になり、子供も免許はオートマ限定だ。僕自身も、ここ20年はマニュアル車に乗っていないから、今回のジュリエッタも当然オートマを考えていた。もっとも、日本向けのジュリエッタでは、マニュアルはスポーツ仕様のクアドリフォリオのみの設定で、コンペツィオーネではオートマしか選べない。

アルファロメオのTCT「ツイン クラッチ テクノロジー」は、一般的にはDCT「ダブル クラッチ トランスミッション」と呼ばれている。名前の通りクラッチが2つ付いていて、奇数と偶数のギアを別々に動かすことができる。これによって、ギアを切り替える時のタイムラグがほとんどなくなり、スポーティーな運転ができるということらしい。確かに欧州のカタログを見ると、加速時の数字はマニュアル車よりも速い。

また、TCTでは通常の乾式クラッチを使いながらも、その操作はコンピュータが自動で行う。オートマで慣れてしまった「クリープ」という、ブレーキペダルから足を離すとアイドリングでもゆっくりと前に進む現象も、コンピュータ制御で半クラッチにすることで実現しているから、初めて乗った人だと、普通のトルコンのオートマ車との区別はつかない。もちろん、チェンジレバーをDから左に倒せばマニュアルモードになって、自分でギアを選んで運転することもできる。コンペツィオーネだとハンドルの近くにギアを選択する「パドルシフト」も付いているから、ハンドルから手を離さずにギアチェンジができる。

オートマでありながら、限りなくマニュアル車に近い、と言うか、マニュアル車から左足のクラッチ操作だけを取り除いたのがTCTと考えるのが分かりやすい。マニュアル車のようにエンジンの回転数と車速感が一致するのもTCTの魅力で、慣れてくるとアクセルやブレーキのペダルワークでシフトチェンジできる面白さもあるのだ。

しかも、このTCT、以前にも書いたが、なかなか頭がよろしい。運転者の意図をよく理解して、適切なギアを選んでくれるし、特に山道の下りでむやみにシフトアップせずにエンジンブレーキを効かせてくれるのがありがたい。シフトダウンする時に、「フォン!」とエンジンを吹かせてブリッピングしてくれるあたり、何ともスポーツカーに乗ってると実感できる瞬間なのだ。

街中で1速から2速にシフトアップする時に、ややギクシャクすることもあるが、まあ、ご愛敬だ。

何となく「じゃじゃ馬慣らし」のような感じをドライバーに与えるのも、アルファロメオなりの味付け、「fan to drive」なのだ。

と思うことにしている。

 

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西林寺の桜 [ぶつぶつ]

今日はお彼岸で休日です。

朝からベリーの散歩がてら、岡津町にある西林寺の桜を見に行ってきました。

近所では一番きれいな桜が見れるところですが、ここ数年はタイミングが合わずに、見るといっても散り際の桜を見るくらいでした。ブログをチェックしても、去年は記述なし、一昨年は桜が終わって2週間して訪れたとありますから、見事な桜の姿を見たのは何年も前になります。

特に枝垂れ桜は早めに咲くので、このところの暖かさで一気に花開いただろうと予想し、家内とベリーでぶらぶらと向かいました。

お寺の前まで来ると、予想的中、見事な枝ぶりに桜が咲きこぼれています。すでに枝垂れ桜は八分咲き、ソメイヨシノも四分咲きくらいでしょうか。朝の10時ですが、すでにカメラを抱えた人がたくさん見えています。

境内にはお茶も用意されていて、花祭りの準備も整っています。 

この暖かさだと、今週末には散り際の桜となるでしょうか。 

 

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フレッシュネスバーガー [ぶつぶつ]

土曜日は、頼んでいたジュリエッタのホイールキャップが入荷したとの連絡を受けて、大さん橋近くのディーラーへ行ってきました。午前中は、長男のスーツを作りに、東品川のオンワード樫山さんのオーダースーツフェアに来ていたので、その帰りに寄ることにしました。

ディーラーに着いたのは、ちょうど昼ごろ。この前、車内で発見した正体不明の部品のチェックもお願いし、車を預けて、近くでランチを取ることにしました。

最初は赤レンガ倉庫街まで歩こうかとも思いましたが、ちょっと遠いし、お目当てのオムレツの「ビルズ」さんは、この時間からのこのこ出かけてすぐに食べられるはずもありません。ブラブラと関内駅へ向かって歩きながらお店を物色し、長男のリクエストで、さっき車から見かけた「フレッシュネスバーガー」さんに入ることにしました。普段からハンバーガーを食べることはあまりないのですが、時々、美味しいハンバーガーが食べたくなります。

オーダーしたのは、定番の「フレッシュネスバーガー」と「シュリンプバーガー」。

「フレッシュネスバーガー」は、以前、実家の近くにあった駒場東大前のお店で食べたことがありましたが、焼きたてバンズの美味しさと、パティのジューシーさは相変わらずです。もちろんトマトやレタス、玉ねぎもフレッシュで、やっぱりマクドナルドとは違う美味しさがあります。

「シュリンプバーガー」は、創業20周年イベントとして実施した歴代人気メニューの復刻投票で、堂々の1位に輝いたメニューだそうです。こちらも、大きなエビを使ってスイートチリソースにナンプラーの香りと、ちょっとエスニックな仕上がりです。

天気も良くて、休日の軽めの昼食にはぴったりでした。

壊れていたホイールキャップは交換してもらいましたが、正体不明の部品が何かは分からず終いでした。確かにシートを動かした時に「バキッ!!」と凄い音がしたんですけどねぇ。

まあ室内だし、シートの動きやシートベルトにも問題がないので、ちゃんとした調査は1年点検の時にでも、やってもらうことにしました。

 

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都会の昼食(54) お多幸本店 とうめし定食 [都会の昼食]

今回のランチは、いつもの八重洲の通り沿いにある、おでんの「お多幸」さんです。

ここは、おでん好きのサラリーマンの間では知られたお店らしく、この間「いけ増」さんへ来た時にも、ずいぶんと長い行列が出来ていました。12時ちょうどに来たのに、すでにほぼ満席です。一人だったので、入口すぐのカウンターに座りました。

メニューは、看板の「おでん定食」以外に、焼き物の「お焼き定食」「お焼き丼」などがありますが、何と言っても興味があったのが「とうめし定食」。メニューの写真を見ると、なんとご飯の上にお豆腐がドカンと載っていて、何ともびっくりする定食です。

おでん屋さんなので「おでん定食」がメインと思いましたが、どうやらこの「とうめし定食」をオーダーする人がかなり多く、見ているとカウンター内のおでん鍋の1つは1/4は豆腐が占めていて、一度煮込んで味を付けて下ごしらえしてあるお豆腐が、その後ろにも用意されています。

オーダーが入ると、仲居さんがお店の奥のテーブルでご飯を大きなお茶碗によそって、カウンターの上に置きます。すると、中のお兄さんがそれを片手に持って、レンゲで鍋の中のお豆腐をひょいと取っては、ご飯の上に載せます。そして、孔のあいたレンゲで煮汁をささっとかけて、完成。一つ、二つとお豆腐が減ると、残ったお豆腐をひっくり返しながら順番を詰め、スペースが空いたところに、後ろの下ごしらえしたお豆腐を足していきます。良く見ると、炊いたご飯にも色が付いているので、出し汁を使ってご飯を炊いているのでしょう。

結構なスピードで豆腐載せご飯が出ていきます。

オーダーしたのは、もちろん、「とうめし定食」。盛り付けるだけなので、すぐに出てきました。大きなお豆腐がどんと載ったご飯以外に、3品ほどのおでん(玉子、大根、鶏肉)と酢のもの、お味噌汁にお漬物が付いています。

他のお客さんの話を聞いていると、好きな3品を選べる「おでん定食」にし、その一つをお豆腐にしてご飯に載せてもらうこともできるそうです。

果たしてお豆腐が載ったご飯の味ですが、豆腐を崩しながら下のご飯と混ぜて食べるので、ふわっとしたお豆腐が、たっぷりと汁を合わさったご飯と良く合って、今まで食べたことがない感触です。ご飯もすこし硬めに炊いているのか、べちゃべちゃせずに、おでん汁の茶漬けのような、さらさらっと食べられます。

もちろん、おでん専門店ですから、他のおでんの具も、とても美味しかったです。

これで650円は、お値打ちです。

 

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やっと春到来 [ぶつぶつ]

今年は寒さが厳しかったせいか、なかなかクリスマスローズが咲きませんでしたが、やっとこのところ、花開くようになってきました。普段より1ヶ月は遅れたような気がします。

例年よりは花数が少ないようですが、だいぶ咲きそろってきました。

やっぱり遅れていたチューリップも、ちゃんと芽を出し始めました。

あんなに寒い日が続いていたのに、このところの暖かさで、今日は東京でもソメイヨシノが開花し、平年より10日も早く、観測史上最速だそうです。

例年になく寒い冬で、これは桜も遅れるだろうと、勝手に思っていましたが、木々や花々はしっかりと準備を進めていたようです。 

いよいよ、春の到来です。

 

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ジュリエッタの秘密 (その8) DNA [ジュリエッタ]

外回りが一段落したところで、次はエンジン回り、駆動系の秘密です。

このところの自動車技術の大きな流れは、省燃費と安全です。前者を実現するには、幾つかのアプローチがありますが、欧州車のそれは、「ダウンサイジング」です。日本車はハイブリッド、アメリカ車は電気自動車を模索する中で、欧州車は一貫して、どのメーカーもエンジンを小型化して省エネを実現しようとしています。

ジュリエッタも、エンジン排気量は1.4リットルで、それで1.4トンの車体を引っ張ります。オデッセイのエンジンは2.2リットルで1.6トン。数字からだけ見るとオデッセイのほうが重量比で大きなエンジンを積んでスポーティーに走れそうですが、実際のところ、ドライビング感覚は全然違います。それにはエンジンや車重だけでなく、ホイルベースやトランスミッション、ハンドリングなど、他の要素も大きく関係しているのですが、実はエンジンスペックだけを比べてみても、ジュリエッタに分があることが分かります。

ジュリエッタのエンジン出力は、170馬力、最大トルクは23.5kgmですが、オデッセイのそれは、160馬力で22.2kgmと、ジュリエッタが勝っています。しかも最大トルクを発生する回転数は、ジュリエッタの2250rpmに対し、オデッセイは4500rpmで、普段使う2000~2500rpm域のトルクを比べれば、その差はさらに大きくなります。しかも、後述の「DNA」からDというスポーツモードを選ぶと、最大トルクが25.5kgmまで跳ね上がります。これで車体重量が200kgも軽いのだから、ジュリエッタの足が軽快なのは当たり前なのです。

エンジンの排気量が高々1400ccしかないのにパワーが出るのは、もちろんターボチャージャーのおかげです。ターボチャージャーでは、エンジンの排気ガスで小さなタービンを回し、その力でエンジンが吸い込む空気を圧縮して、よりたくさんの空気を押し込むことができます。どのくらい押し込めるかは圧縮比で決まりますが、たとえば圧縮比が1だと、1400ccのエンジンが2800ccのノーマルエンジンと同等となります。ジュリエッタの圧縮比は、おそらく0.75くらいなので、2500ccクラスのエンジンを積んでいることになります。

アイドリングや街中の走行時は、小さいエンジンのメリットを生かして燃費を稼ぎ、一方、高速道路や坂道で力を出したい時には、ターボで大きいエンジン並みの力を絞りだすという、良いとこ取りの思想です。アウトバーンというスピード制限のない高速道路があって、長距離を高速で移動することが多い欧州ならではの考え方です。

そして、そうした車の運転状況の違いに合わせて、エンジン以外のミッションやハンドルなどもアクティブにコントロールしようというのが、「DNA」システムです。DはDynanic、NはNormal、AはAll weatherの略で、センターコンソールにあるスイッチで、それぞれのモードを選ぶことで、車の運転特性が大きく変わります。

実際のところ、NとAでは、体感できるような違いはありませんが、雨や雪道など滑りやすい路面ではAモードにすることでスリップしにくく、マイルドな運転になるそうです。確かに2月の十ノ原では、Aにしていて、発進時にタイヤがスリップすることはありませんでした。

一方DynamicモードのDを選ぶと、明らかに違う車に乗っている感じになります。時速110km以下であれば、運転中にも切り替えることができるため、一般道で走行中に切り替えてみると、「バンッ」とエンジンの回転数が上がって、元気一杯のきびきびした走りモードになります。信号待ちからの発進では、むやみにアクセルを踏み込むと、シフトアップしないでエンジンが4000rpm以上まで回ってしまいますし、あわててアクセルを戻すと、今度は急なエンジンブレーキがかかって、ギクシャクした、まるで初心者のような運転になってしまいます。

やはりDモードは高速道路で使うのが一番で、合流や車線変更でも十分なパワーで走ることができます。同時にハンドルも重くなって、フラフラせずに直進性が向上するのも有難いところです。

こうした「車を操る」感覚は、トヨタさんが言うところの「Fun to Drive」そのもので、つくづく「上手な車作りだなぁ」と思わせる、ジュリエッタの秘密です。

 

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ジュリエッタのタイヤ交換 [ジュリエッタ]

日曜日には、ジュリエッタのタイヤ交換をしました。

外は20℃を超える暖かさで、力仕事をするにもちょうど良いし、次男も久しぶりにOFFで家にいるから、力も借りられます。

用意するのは、2階のバスコートに保管してあるサマータイヤ4本と、トルクレンチ、軍手。納車時からスタッドレスタイヤに交換してもらっていたので、サマータイヤは全くの新品です。

まずは洗車をして、スタッドレスタイヤのホイールもきれいに洗っておきます。そして、リアハッチを開けて、床下のスペアタイヤの中にセットしてあるジャッキを取り出します。ジャッキはタイヤホイールの中の容器に、内接する正方形に近い形にして嵌っているので、ネジを緩めて取り出します。

次に、車体の下、タイヤ近くのジャッキをかける位置を確認します。覗き込んで見ると、三角形のマークが打刻してあるので、そこにジャッキをあてがって、固定します。今までのジャッキは上面が平らで、車体を載せるだけでしたが、ジュリエッタのジャッキには幅5mmくらいの溝が彫ってあり、それを車体下の奥にある出っ張りに合わせるようになっています。何かの拍子にジャッキが倒れて車の下敷きにならないよう、配慮してあるのだと思います。

ジャッキの位置が決まったら、ジャッキアップする前に、まず5本のホイールボルトを少し緩めておきます。タイヤを浮かせてしまうと、ネジを回す時にタイヤが回転してしまい、都合が悪いからです。すべてのボルトが緩んだところで、ジャッキのハンドルをぐるぐると回し、車体を持ち上げます。

このハンドル、かなり重たいです。力持ちの外人さん向けなのか、特にエンジンで重たい車体の前部を持ち上げるのは、なかなか大変でした。 タイヤが2cmほど地面から浮きあがったところで、ホイールのボルトを全部外して、タイヤを取り外します。

タイヤを取り外すと、中から真っ赤なディスクブレーキが見えてきます。ブレンボ社製アルミモノブロック対向4ポッドキャリパーという、舌を噛みそうな、スポーツ車用大型ディスクブレーキです。なんともカッコいい。

続いて、サマータイヤを取り付けます。両手でタイヤを抱えて持ち上げ、センター軸を合わせてから、ホイールのボルト穴と車軸のネジ穴が合うように回転させ、ちょうどのところでボルトを差し込み、仮留めします。このボルトは下面が円錐形になっていて、ホイール側の孔の円錐面にぴったり合うようになっています。ボルトを締めていくと、次第にこの円錐面どうしが嵌合して、ネジのセンターが合ってガタがなく締め付ける仕組みです。

5本のネジを順番に軽く締めたら、ジャッキを下げて車体を下ろします。ジャッキを外して、トルクレンチを使ってボルトを適正なトルクまで締め上げます。こうした複数のネジを締めあげる時の基本は、均等に締めつけられるよう、点対称に近い位置を選んで締めつけていくことです。学校の機械実習で習いましたね。ジュリエッタのホイールボルトは5本あるので、ちょうど五角形の星の絵を描くように、1→4→2→5→3→1といった感じで締めていきます。

力任せに締めあげると、ホイールが変形したり、ネジが外せなくなったり、最悪の場合はネジが壊れてしまいます。できるだけ強く締める方が外れなくて安全と思いがちですが、とんでもない勘違いです。ネジは適正な力で締めることで、ちゃんと機能するように設計されているので、それより上でも下でもだめです。何事も度を過ぎるとよろしくないというのは、よくある話です。

全部で4本のタイヤを、順番に交換していきます。都度、ジャッキを外しては場所を変えてセットし、持ち上げるので、なかなか手間のかかる作業ですが、今回は若い力があるので助かりました。最近は自分でタイヤも替えられない人が多いと聞きますから、少なくとも作業手順ぐらいは知っておいても損はないだろうと、4本の内2本は次男に作業してもらいました。

ホイールを付け替えたら、外観上、大切なことが2つ。

ひとつはサマータイヤのチープな黒いゴム製のエアバルブを、スタッドレスタイヤの金属製のキャップに交換すること。もうひとつは、アルファロメオの紋章が入ったホイールセンターキャップを交換することです。もともとジュリエッタについていたオリジナルの純正ホイールのエアバルブがチープな黒ゴムというのは、ちょっとびっくりですが、そこまで細かいところは気にしないイタリアン気質か、はたまたより高価なアルファロメオ専用エアバルブを買わせようという魂胆か。

ホイールキャップは納車時にスタッドレスタイヤの交換をしてもらった際に付け替えてあったものを元通りに戻すだけです。外したスタッドレスタイヤの裏側から軽くたたくと、ポンと外れます。円周上のツメが引っ掛かって止まっていただけですが、外側からは引っ掛かる部分がないので外れない構造です。

びっくりしたのが、最後のタイヤのホイールキャップを外したら、中のツメがほとんど折れていたこと。おそらく、ディーラーの整備工場でスタッドレスタイヤに交換する際に無理して押し込んだのか、あるいは、イタリアから届いた際にすでに折れていたのか。

もちろん、すぐにディーラーに電話してクレームし、交換してもらことにしました。買えば、一つ2,000円近くしますからね。

およそ1時間30分で、全部のタイヤを交換しました。やはり重たいタイヤを持っての2階への上り下りが大変で、この先、次男の手が借りられなくなったら、いよいよオートバックスあたりのタイヤ保管サービスを使うことになりそうです。

これで次回の十ノ原は、ベストコンディションで行けそうです。

 

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都会の昼食(53) いけ増 ステーキ重 [都会の昼食]

東京駅も、会社のある丸の内側で、平生のランチに行けるようなお店は、おおよそ行きつくした。

少し北の大手町には、まだ安くて質の高いお店もあるだろうが、JRの定期券で駅構内を抜けられるから、距離からいけば八重洲のほうが近い。八重洲でも北側、永代通りの呉服橋と日本橋の間、一本南側に平行して走る道沿いが最近のお気に入りだ。今回はその道にある「いけ増」さんだ。前々回の「玄界灘」さんも同じ通りにある。

同僚に美味しいステーキ丼があるので食べに行こうと、連れられてきたのだが、実際はステーキ丼ではなく、立派なステーキ重だった。

「いけ増」さんは、季節の日本料理を出す割烹風の飲み屋さんで、ビルのB1Fにある。B2Fもあるから、かなりの広さだろう。昼食だと、1階の階段口で食券を販売していて、それを買ってから階段を下りて、お店に入る。下にいる仲居さんが人数と喫煙の有無を聞いて、席に案内してくれるシステムだ。今回は2人だったので、カウンターだった。夜は寿司カウンターになるのかもしれない。

メニューは写真のとおり、さすがに八重洲側だけあって、一番安い麺類は650円からで、一番高い刺身定食でも1,000円だ。2人で頼んだステーキ重は特別メニューで、限定30食くらいだったが、やはり1,000円だった。

出てきたステーキは、霜降りではないものの、柔らかい赤身で、何と言っても焼き加減が良い。ミディアムレアに焼いた150gはあるステーキの切り身が、玉ねぎとモヤシを敷いたご飯の上に載せてある。焼き肉のタレの加減が、また良い。

付け合わせは白菜とシメジのお浸しに漬物、ナメコのお味噌汁。

結構なボリュームで、このクオリティーなら1,000円はお得だろう。

さすが八重洲、久しぶりに美味しいステーキをリーズナブルな値段で堪能いたしました。

 

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