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ヴィラデスト ガーデン [十ノ原]

今週の三連休で十ノ原へ来ている。

今回の目玉は、玉村豊男さんのヴィラデスト ガーデンでの食事だ。と言っても、最初から計画していたわけではなく、関越道で佐久を過ぎた11時頃に、昼食をどうしようかという話から始まったのだ。以前から一度行ってみようと話していたヴィラデスト ガーデンが近くだと家内が思い出した。だが、週末はすごい人気で、予約なしでは無理だろうと、駄目もとで電話をしてみると、たまたま13時半からのランチ枠に空きがあると言う。これはラッキーと、急遽行くことにした。

玉村豊男さんはエッセイストで画家、1991年から東御市に移り住んで農園主になり、ワイナリーも経営している人だ。そこで採れた新鮮な食材を使ってカフェレストランも開いている。もっとも玉村さんの考えで、営業は日没までなので、ランチがメインで、夏だけ夕方のサパーまでだ。オープンする期間も、毎年暖かくなった4月頃から12月のクリスマスまでで、冬の間は占めてしまう。自然を生かして、自然と共存しようという玉村さんの考えだろう。

今回もベリーが一緒なので、急ぎ十ノ原へ行って、ベリーを別荘に置き、12時半過ぎに十ノ原を出た。来た道を戻って、途中の「横沢」から県道4号線を東御方面へ左折する。上信越道が長野まで延びる前に十ノ原へ来るには、国道18号線を西に進み、菅平入口から有料道路だったこの道を使っていた。今は料金所も取り払われ、車の通行量も少なくて走りやすい。温泉の湯楽里館や小諸方面に向かう際に重宝している道路だ。

県道4号線の湯楽里館入口を過ぎたところの信号の交差点を左折し、丘陵を北へ向かう。ヴィラデストの標識を頼りに5分ほど進むと、すれ違いも難しいような細い道路の先に、ヴィラデスト ガーデンがある。

食事の後で散策したハーブ園も素晴らしかったけれど、なんといってもランチだ。前菜、主菜、デザートにお茶がついて、3,500円。主菜は5種類、さらに1,000円足せばステーキも選べる。あるいは、デザートとお茶なしの2,800円というのもある。

頼んだのは、3,500円のコースで、主菜は、「鮮魚(真鯛)の香草焼きと信州サーモンのクランブル仕立」て、 「自家製ソーセージとチキンのスパイシーロースト」にした。

もちろん玉村さんがデザインした食器でサーブされる料理は、どれも採れたての新鮮な野菜やハーブが使われていて、美味しさはもちろんのこと、その彩が素晴らしい。

まず最初は、粒コーンとチーズの入ったアミューズから。見た目よりもしっとりとしたケークサレだった。

続いての前菜は、野菜づくし「夏のヴィラデスト」。黒酢ドレッシングがかかったレタスの上には、紫色のスプラウト。ズッキーニに、グラスの中にはナスのペーストの上にトマトのソース、新鮮なミニトマトも添えられている。一緒に出てきたパンも焼きたてのようにおいしく、しかも一人3個もあって、食べきない分は、翌日の朝食用に持ち帰ることにした。

主菜にも、新鮮な野菜が添えられていて、真鯛にサーモン、ソーセージにチキン、どれも素晴らしい味付けで見た目も美しい。特にサーモンのフィッシュケーキとソーセージが美味しかった。ソーセージは独特の香草が練り込められていて、合わせたチキンとの下には、麦とみじん切りにしたカリフラワーをカレー味にして敷いてある。周囲に点々と置いてあるのは、かぐらなんばんとほうれん草のソース。どれも凝った味付けだった。

最後のデザートは アールグレイ紅茶のソフトクリームに、プラム入りのハイビスカスゼリーが載ったパンナコッタ。

テーブルに何気なく添えられたハーブ園の切り花も、ご馳走だった。

それなりの値段だったが、大満足の料理だった。また季節が変わった頃に来てみたい。

食事の後は、入口のショップでお皿を購入し、その後、しばしハーブ園をブラブラして楽しんだ。

 

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