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東京ホテル暮らし (1) [ぶつぶつ]

今週は東京でホテル暮らしをしている。

毎年のこの時期は、ベルギーで翌年の事業戦略を1週間かけて議論する大会議があるのだが、今年は厳しい事業環境を反映し、海外出張を極力控えることになった。その結果、僕の部署からは室長のみが渡欧して会議に参加し、他のメンバーはビデオ会議で参加することになったのだ。会議の出席者が日本、アメリカ、欧州にまたがるので、その時差を考慮し、ベルギーの午前は日本、午後は欧州とアメリカ、そして夕方に本社の順になる。

厄介なのは、僕の部署は3極にまたがり、すべての会議に出席しなければならないことだ。日本時間の16時から日本の報告が始まり、欧州、アメリカからの報告にも参加し、本社の報告は真夜中の0時過ぎからで、会議が終わるのはこちらの午前2時過ぎになる。東海道線の終電は23時54分の小田原行きだから、当然間に合わない。ということで、今週は東京駅の近くでホテルを取っての、ホテル暮らしなのだ。月曜日の昼過ぎから金曜日の朝まで、4泊することになっている。

もちろんホテル代は会社の経費で精算するから自己負担はないのだが、もともと経費節減のためのことなので、通常の宿泊出張扱いにはならない。会社によって違うだろうが、僕の会社だと、東京で宿泊出張するとホテル代として1万円、それ以外に2,000円の手当がつくので、安いホテルに宿泊すれば、差額で食事代やちょっとした飲み代も出る。でも、今回はそうはいかない。

予約したのは東京から神田へ10分ほど歩いた新常盤橋にある「京王フレッソイン大手町」だ。夜中の2時過ぎに着いて寝るだけなので、東京駅から歩いて行ける場所で、できるだけ安いホテルを庶務の女性に探してもらったのだ。一泊7,900円、連泊だと最初の日は1000円引きになるから4泊で30,600円。これで朝食つきだから、場所を考えてもずいぶんと安い。

東京でホテルに泊まるのは、思い出す限り、50余年の人生で初めてなのだ。

 

京王フレッソイン.jpg