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都会の昼食(34) 大戸屋 [都会の昼食]

実はここ、夕食に寄ったのだけど、昼食にも十分に使えそうなのでアップします。

チェーン店なので、ご存知の人も多いかもしれませんが、大戸屋さんは「ごはん処」と銘打つだけあって、色々な定食を揃えたお店です。今回訪れたのは、いつものOAZOの3階、最近は週に1度は訪れているチャーハンと麻婆豆腐のお店「ロンフーダイニング」さんのお隣のお店です。昼時は混んでいて、なかなか入る機会がなかったのですが、今回は夕飯に一人で行ってきました。

丸の内界隈で夕食のお店を探すのは、それほど簡単ではありません。17時を過ぎると、ほとんどのお店が仕事帰りのサラリーマンを狙った飲み屋メニューになってしまうからで、そんな中でOAZOの3階は、ロンフーダイニングも含めて、しっかり夕食メニューが並んでいる数少ない場所です。

大戸屋さんのメニューは、肉料理、魚料理、丼ものとバラエティーに富んでいて、まあ、和食のお店です。今回頼んだのは、「四元豚のロースかつ玉子とじ土鍋定食」で、890円でした。もちろん、ご飯と味噌汁、漬け物もついてきます。土鍋がぐつぐつと煮立っているので、それは熱々の厚肉ロースかつでした。それほど脂身もなく、とても美味しかったです。

店内は、2人から4人かけのテーブルが壁際にありますが、半数以上の席はカウンターで、お一人様を狙っていることが分かります。夕食時でも、若いサラリーマンからOLまで、仕事帰りに夕食を済ませて帰るのか、一人で食事を取っている人がかなりいます。一人住まいだと、わざわざ帰宅してから夕食を作る手間と費用を考えると、千円以下でしっかりとした食事が取れる、こうしたお店は便利なのでしょう。特に暑い夏は、帰ってから台所に立つ気にならないでしょうからね。

9月1日からは秋刀魚フェアーが始まって、1本なら750円、2本でも950円で定食が食べられるそうです。

次回は少し早めに会社を出て、昼に秋刀魚に挑戦です。

 

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東北縦貫線 [ぶつぶつ]

「東北縦貫線」は、上野駅と東京駅の間に宇都宮・高崎線を延伸して、東海道線に接続する路線のことだ。

この計画は古くて戦前からあったらしいが、山手線や京浜東北線が完成し、上野駅が北の玄関口として発展する中で、棚上げにされてしまった。その後、東北新幹線が東京駅まで伸びて縦貫線の用地がなくなり、現在に至っている。関東の北部から都心へ通勤する人は上野駅で山手線や京浜東北線に乗り換えるから、両線の上野駅から東京駅までのラッシュ時の乗車率は200%を超え、日本一の混雑になっている。JRにとって、縦貫線の建設は、乗り換えの混雑緩和と同時に、東京駅を跨ぐ直行運行による集客も見込める。そして、この東北縦貫線が完成することで、東京の北部にある尾久車両センターが東海道線でも活用できるようになり、前回書いた「シナソウ」に留置する車両を大きく減らすことが出来る。すなわち、あの東京サウスゲート構想が実現するには必須の計画なのだ。

この話、混雑緩和、集客増大、東京南北の利便性改善と、良いこと尽くめに聞こえるのだが、実は僕にとっては大きな問題がある。 

それは何か。 

東北縦貫線が出来ると、東海道線で東京駅に着いた電車は、そのまま東北縦貫線で北へ行くことになる。逆に、夕方のラッシュ時の下り電車は、上り電車の東京駅折り返しではなく、大宮方面からの南行電車がそのまま東京駅に入って来ることを意味している。

うーん、それは困るのだ。

なぜって、 東京駅始発電車がなくなると、一本待って席に座って帰ることができなくなる。東京駅に入って来る電車は大宮や上野で通勤帰宅者をわんさと載せて来るから、東京駅で乗っても席は空いていない。

これは一大事なのだ。

東京駅の東海道線ホームには、毎日夕方から夜の混雑時に、一本あるいは二本の列車を待ってでも、着席して帰ろうとしている人達が一杯いるのだ。それなのに来る電車、来る電車空席がなかったら。

縦貫線の完成は2013年度と言われているから、何とかそれまでに解決策を見出してほしい。東京の南北を繋ぐといっても、すでに湘南新宿ラインがあるから、東海道線をわざわざ北へ走らせなくたって良いでしょう。宇都宮線や高崎線の車両が東京駅まで来れれば、乗り換えなしで混雑緩和ができるから、それで良しとして、直行運転なんて、せいぜい1時間に1本くらいにし、ほとんどの電車は東京駅で南北に折り返しにしたらどうだろう。また、現在4本あるホームも東海道線で使えるのは2本に減ってしまうから、東京始発の湘南ライナーなどのホームが足りないかもしれないが、それは上野始発にすれば良い。全席指定だから、切符さえ買っておけば始発が上野駅でもクレームは出ないはずだ。

ともかく、これは東京駅から東海道線に乗車する人にとって、死活問題なのだ。

JRさん、何とかしてちょーだいな。

安易に直行運転を始めたら、暴動になっちゃうぜぇ。 

 

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品川駅 12番線 [ぶつぶつ]

毎朝、横須賀線で品川駅に着くと、隣のホームの工事の進捗状況が分かる。

品川駅の構造はちょっと複雑で、その手の鉄道マニアの人なら、とうとうと語るネタらしいが、駅の西側の1番線から6番線に山手線や京浜東北線と東海道線の上りが、東側の10番線から15番線が東海道線の下りと横須賀線になっていて、さらにその東側に東海道新幹線がある。中央付近の7番線から9番線は臨時ホームになっていて、早朝の始発電車や団体列車の発着ホームになっている。特に10番線から15番線の北側は、間に繋がる操車場の関係で大きく東側に離れていて、その結果、たとえば山手線から横須賀線への乗り換えの利便性は、すこぶる悪い。

僕が毎朝停車する横須賀線の上りは13番線で、工事をしているのは12番線だ。今は東海道線の下りが同じホームの11番線を使っている。このホームは以前はずいぶんと狭くて大きく曲がっていたのだが、2009年から工事が開始され、隣接する10番線を撤去してホームを拡幅し、南へ移動させたことで、11番線の乗り換えの利便性はだいぶ上がった。ただ11番線は本線からのポイントが分岐側で、通過の時に車両が大きく揺れることから、今の工事が完成すれば東海道線下りの本線は12番線で運用されるはずだ。

それにしても、JRはなぜ品川駅の大がかりな改修を進めているのか。 

この品川駅と東京寄りの田町駅の間の、通称「シナソウ」、田町電車区、品川客車区、東京機関区の3基地には、再開発計画、「東京サウスゲート計画」があって、車両基地の機能を半分くらいに縮小、移転して、その跡地に大きな商業ビル群を建設しようとしているのだ。昔はブルートレインや多くの客車、それをけん引する機関車、また東海道線などの通勤電車の車両区として大量の車両を抱えて運用されていたが、時代の流れで、寝台列車がなくなり、また、湘南新宿ラインなど、東京を経由してそのまま都心を離れる列車が増え、東京駅の近くにこれほどの大量の車両を留置する必要がなくなったのだ。

ゆくゆくは品川駅と田町駅の間に山手線の新駅も作り、周辺をデベロッパーに売却して大きな都市開発に繋げ、乗降客も増やして事業収益を上げる。それは、まあ、結構な話なのだが、一つ心配なのが、この話と関連する「東北縦貫線」、上野駅と東京駅の間、宇都宮・高崎線を伸延して東海道線に接続する路線のことなのだ。

 


鵠沼界隈 [ぶつぶつ]

日曜日には、鵠沼海岸へ行きました。

と言っても、海水浴ではありません。ちょうど年間契約で届いているお米が、どうやら秋の新米までに使い切らないことが分ってきたので、少しお裾分けしようと、家内の昔からの友人で後輩のミボさんのお宅を訪問することにしたのです。ミボさんのお宅は、鵠沼海岸のすぐ近く、年季の入ったアパートの2階です。

土曜日の内に、玄米を15kgほど、近くにある精米ステーションへ持ち込み、白米にして来ました。20kgまでだと400円で精米できます。普段は自宅で精米機を使っているのですが、5合を精米するのに5分近くかかります。それがここでは同じ5分で15kgが綺麗な白米になりました。実はこのお米、もみ殻が残っているお米が少し混じっていて、普段はお米を研ぐ前にいちいち選り分けて除ける手間がかかるのですが、それもありません。さすがに業務用です。

日曜日は精米したお米を持って、家を10時半に出発しました。週末の湘南方面、藤沢市内でだいぶ混んだものの、1時間ほどでミボさんのお宅に着きました。もう鵠沼海岸は目と鼻の先です。

アパートの2階までお米を運び、野球少年の息子さんの話をし、帰り間際に昼食のお店を紹介して貰いました。お勧めは鵠沼伏見稲荷神社の隣にある焼肉の「月波」さんだそうです。実はこのお店、あの向井理さんの元マネージャーの旦那さんのお店だそうで、平日でも夕方になると5時過ぎで満員になってしまう人気のお店だそうです。

夏バテ対策に焼肉はバッチリだったのですが、ちょうど夕食に次男も連れて近所の焼肉店に行くことを決めていたので、今回はパスして、紹介して貰ったもう一つのお店、ラーメンの「ねぎ家」さんに行くことにしました。頼んだのは店名どおりの「ねぎラーメン」。僕は味付け玉子を追加トッピングしました。

上から見ると小ぶりですが、実はすり鉢状の深いお椀で、かなりボリュームがあります。麺の上にはこれまたかなりの量の白髪ねぎ。ネギに寄りかかるように海苔が載っています。こちらは家系で、豚骨ベースのラーメンですが、それほどしつこくなく、かといって魚介の出汁もそれほど強くなく、まあ、バランスの良いスープでした。麺は中太の縮れ麺で、ちょっと腰がないように感じましたが、家内には好評でした。残念だったのは、厚切りの美味しそうなチャーシューが、ちょっと塩辛かったこと。ネギの辛味もあって、もう少し全体に甘味というか、旨みがあっても良かったかと。

帰りには久しぶりに湘南台のケーキのお店、「フレイ延齢堂」さんに寄ってみましたが、残念ながら遅めのお盆休みで閉店でした。 

 

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夏のお散歩 [ぺらぺら]

このところの猛暑続きで、昼間はベリーも禁足状態です。大好きなお散歩も夕方にしか出来ません。

足の短いベリーには道路の照り返しは過酷です。

やっと気温が30度を下回り、陽が傾いて道路の日陰が長くなった頃にベリーを連れて散歩に出ますが、帰って来ると玄関のタイルにお腹をつけてぐったりです。

そんな時は洗面台に水を張って、水浴びをさせてしまいます。火照った体を冷やし、流れる水を好きなだけ飲んで、ベリーも活き返ります。 

ストロボをたくと、両目が違う色に光って、まるでエイリアンのようになってしまいました。 

 

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お金持ち [ぶつぶつ]

幾ら持っていたら、お金持ちか。

日本だと「億万長者」というから、1億円以上だろうか。英語だと「ミリオネア」で100万ドル。今は円高だから少し目減りしているが、1ドル100円とすれば、1億円。最近は「ビリオネア」とい言葉もあるらしいから、アメリカの大金持ちの基準は、もう一声上がっているのかもしれないが、まあ数億円というのが良いところだろう。

で、この「億円」って、どのくらいのお金なのだろう。

日本のサラリーマンの平均年収は600万円だから、月に50万円だ。そこからボーナスや、税金、年金、ローン、教育費を引くと、実際に毎月動かせるお金は30万円くらいだ。30日で割ると、一日1万円。

1万円。いろんな生活費の自動引き落としなどもあるから、毎日1万円の現金を動かしている訳ではないけれど、まあ、お財布には1~2万円が入っているのが普通の人だろう。1万円は、毎日目にして、使っているお金だ。お財布から一万円札が出ていく時はちょっと残念だが、日々の生活だから仕方がない。

10万円はどうか。10万円を超える金額を毎日使うという訳にはいかない。せいぜい年に一度の家族旅行とか、大物家電を買うケースだろう。数年前に購入したテレビは30万円くらいしたし、4人家族で沖縄へ行けば50万円はかかる。10万円台の出費は年に数度ということだ。

100万円はどうか。この金額になると、僕の場合は車くらいだ。乗用車で300万円として、昔なら5年、今時は7~8年で買い替えるのが普通らしいが、8年目になるうちの車はまだ何年か乗ることになりそうだ。車を買うとなると、かなり前から計画してお金を準備をし、熟慮の上に契約書に印を押すことになるから、思いつきで衝動買いするというのは、まずない。ローンを組むこともあるだろうし、100万円を超える買い物は、まあ数年に一度の頻度になる。

1000万円になると、これはもう普通は不動産しかない。数千万円の家を買うかどうかは、人にもよるが、一生に1度か、せいぜいあっても2度だろう。買うと言っても、大抵はローンを組んで20年から30年間支払い続けることになるから、家が本当に自分のものになるのは片足を棺桶に突っ込んでからだ。もちろん、この金額になると、そうそう頻繁にお目にかかる買い物ではない。

となると、1億円は、普通なら人生の内に買うことがない物の金額ということになる。一生サラリーマンで勤め上げても退職金が1億円なんてことはないから、一生お目にかかれない金額とも言える。

一生でそんな買い物をしないような、また見ることもないような金額を持っている人が大金持ちということだろうか。 

でもねぇ、本当のお金持ちは、お金が幾らあるのか、気にしないで生活できる人のことだろう。

今は銀行に預けても金利が付かないから、利子で生活するなんて夢のまた夢だ。1億円を預けて利子が1%付いたとしても年に100万円だから、それだけで生活はできない。また、老人ホームに入るだけでも何千万円もするから、1億円の貯金があっても、人生お金の心配なしという訳には行かない。

やっぱり、1億円じゃ、だめなのかしらん。

まあ、資産運用ではなく、どうやってジュリエッタ資金を絞り出すか考えている程度の僕には、関係のない話題なのだけど。 

 

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ラーメン女子 [ぶつぶつ]

昼に「みそ膳」さんでラーメンを食べようと列に並んだ時のことだ。

「みそ膳」さんは、横長に8人、L字に曲がって6人のカウンター席と2人掛けのテーブルが6つ、全部で30人弱の席がある。だから回転も良く、多少長い列が店外に続いていても10分もすれば席につくことができる。

およそ昼時の麺食店はどこでもそうだろうが、みそ膳では麺が茹であがるタイミングに合わせて、相方がスープを準備し、茹でたての麺に手早くトッピングし、ホール係がお客の前にさっと出す。客は出されたラーメンをさっといただく。これが基本だ。多少はスープを味わうとか、冷ますとか、あるいは同僚と話をすることはあっても、箸を休めて長々と話をするなんてありえない。なぜって、麺がのびてしまうからだ。それ以上に、店の中や外には待ちの客が並び、また、昼はラーメン店にとっても書き入れ時だ。

それなのに、場違いにダラダラペチャクチャ、まるで1500円のデザート付きパスタランチでも頼んだかのようにカウンターを占領しているOL3人組がいる。けっして若くはない。30代半ばだろう。まあ、年齢は関係ないのだけれど。 

状況を気にしてか、ちらちらと左右や後ろに目をやりながらも、しかし悠々と話をしている。2人は食べ終わっていて、残る一人が長々とラーメンをすすっている。2-3本の麺をレンゲの上に取りながら、食べる気があるのかないのか、それをスープに浸けたり上げたりしている。

あんたらねぇ、そんな食べ方してたらお店に失礼でしょう。

もうスープも冷めて麺も延びているだろうから、思うからにマズそうだし、食べないなら席を立ちなさいな。こんなに待っている人もいるんだから。だいたい、食べ終わっている2人は席を空けて、残りの1人が食べ終わるまで、外で待ってりゃいいじゃん。 

次から次に、後から横に座った人のほうが先に食べ終わって、席を立ってゆく。 

男子の牙城だったラーメンや立ち食いそばに女子が足を運ぶのは構わんが、この東京駅近くで昼時に、高々750円の味噌ラーメンで30分も粘ろうかというのは、マナー違反だろう。

美味しいものは美味しいし、汁が飛び散るラーメンをOLさんが堂々と食べれる時代になったことは結構なことだが、オフィス街の昼食での麺食には、それなりのルールとマナーがあるのだ。

ラーメン女子という言葉も出来て、華々しく宣伝するなら、昼時のマナーも教えてちょーだいな。

 

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癒しのおやつ [ぺらぺら]

主人が作ってくれた甘酒を、冷蔵庫に残していっても、と思い、

保冷剤とともに菅平に持ってきました。

大きな石をあっちへこっちへと力仕事のあとに、待ってました!甘酒の出番です。

二人分の甘酒の素に角砂糖を二つ、お塩を少々、温めていただきました。

本多のおかみさん御自慢の「きゅうりの浅漬けピーマン」を前の晩にまねて作ってみました。

それを添えてみたらなんとも癒しのおやつになりました。 

 

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夏祭りのホームパーティー [ぶつぶつ]

8月18日は町内会の夏祭りだった。

ちょうど家の前の公園が祭り会場で、盆踊りの櫓が組まれ太鼓や囃子で盛り上がる。食べ物の出店も並んで、夕方から21時頃まですごい人出になる。家の前に公園があることを分って購入したのだし、年に一度のことだから文句はないのだが、まあ、やかましい。どうしても窓を閉め切ってクーラーをつけ、家に閉じこもることになる。

せっかくならということで、ここ数年は、懇意のご近所Tさんご夫妻と一緒にホームパーティーをすることにしている。先月十ノ原にご一緒したTさんだ。それぞれの家から1-2皿の手料理を持ち寄り、外の喧噪に合わせて、ワイワイガヤガヤ楽しもうというわけだ。生ビールは家の前で調達できるし、料理が足らなければ焼き鳥や焼きそばなども手に入る。

何の料理にするか。

家内は色々と思案していたようだが、今年は帰国していた長男がちょうどこの日の夜にアブダビへ再出発することもあって、昼前に松原商店街へ行ってマグロを調達することにした。10時半に家を出て、松原商店街の駐車場に車を停めたのが11時だ。早い時間で、ちょうど雷交じりのにわか雨と荒天だったこともあり、駐車場は空いていた。さっそく商店街を回り、魚幸さんでインドマグロの中トロの良いところを切り分けてもらい、ついでにタコを購入した。他に野菜、梨、キムチなども購入したが、それにしても、松原商店街は安い。ピーマンが4個入り5袋で100円、マイタケ200gパックが3つで100円、長ナスは10個以上の山もりで80円。もちろん、昼食に「光屋」さんでキャベツラーメンを食したのは言うまでもない。

昼過ぎに家に戻り、急いで家の片づけをする。夕方までにと思っていたが、急遽14時に長男が友人を連れて来ると言うので、それまでに片付けを終えなければいけない。バタバタと掃除機をかけ、細々したものを和室に押し込んで何とか仕上げ、アブダビ出発前の長男とお友達にインドマグロの中トロを味わってもらった。長男はベリーともしばしのお別れをして、15時過ぎには成田へ出発して行った。次に戻って来るのは年末の予定だ。

さて、残すところ2時間半、僕は朝から仕込んだ甘酒を時々混ぜながら、氷を買い出しに行ったり、80インチのプロジェクターを設置したりして、おもてなし準備の仕上げだ。17時を過ぎると夏祭りも始まり、さっそくお盆と600円を片手に、生ビールを調達に行く。後は生ビールを飲みながら、18時を待つだけだ。

と、家内が、夏祭りのお手伝いで公園に来ていた、やはりご近所のKさんを見つけ、甘酒ジンジャーを賞味してもらおうとお招きする。家内のトールペイント仲間だ。この甘酒ジンジャー、甘酒に手作りのジンジャーエールを混ぜたもので、家内の自称「ヒット作」なのだ。近日中にはブログにアップする予定なので、乞うご期待。

さて、18時過ぎにTさんご夫妻も揃い、パーティーの始まりだ。そろった料理は、ちまき、手羽先甘辛揚げ、マグロのお刺身、ナスとマイタケの煮浸し、タコと水菜、小葱のサラダ、燻製豆腐とミモレットチーズのスライス、クラッカーにクリームチーズと刻み奈良漬けの和え物、等など。

ほどなく教習所から次男も戻り、乾杯でスタートだ。どの料理も美味しく、四方山話に花が咲く。

ちょうど、NHKでは「思い出のメロディー」をやっていた。昔からこの時期になると親がチャンネルを合わせていたが、ほとんど知らない曲ばかりで、面白くなかった。このところは知っている曲が増え、懐かしさも感じるようになったのは、そういう年齢になったということだ。

なんだかんだと話題は尽きず、お開きになったのは22時半だった。 

 

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数学ガール [ぶつぶつ]

このところ、十ノ原へ一週間行き、その後、富士山登山があったため、ブログのアップが遅れてしまった。

十ノ原の電波状況もだいぶ改善され、auのデータカードでも、雨戸を閉めきった室内で繋がるようになったから、ブログも毎晩、小まめにアップすれば良いのだが、現実はそうは行かない。今回はオリンピックもあったし、何より昼間の重労働で早めに床につくことが多かった。ゆっくり読もうと持ちこんだ本も数ページも進まなかった。横浜に戻ってからも、富士山ネタのアップを優先し、やっと先週の十ノ原の記事をアップし終えたところだ。

で、十ノ原で読もうと持って行った本の話だ。

僕は本好きだが、日がな一日、本を読んでいるというほどではない。面白い本も、一気に読み終えるというよりは、大事に少しずつ読み込むほうが多い。楽しみを分割して味わう感じだ。だから好きな作家も、そうした読み方にマッチする、割と話が複雑で、何度か読み直さないと理解しにくい、だけどその分、奥が深く、後から腑に落ちるという作風の人が多い。大好きな京極夏彦さんも、長いものだと1000ページを軽く超える、長編作家だ。

シリーズもので、出版されれば必ず買っているものには、その京極夏彦さんの「百鬼夜行」や「巷説百物語」などがあるが、変わったところで、「数学ガール」という本がある。結城浩さんの著書で、累計では10万部を超え、英訳もされているというから、数学書としては、かなりのヒット作だ。ついこの間、第5作「ガロア理論」が出版されて、さっそく購入して読み始めたところだった。

ここで数学の話をしても仕方がないのだが、読みようによっては、これは面白い。

全5巻とも、もちろん難しい数式も一杯でてくるのだが、多少分らない部分は飛ばして読み進んでも、数学の面白さや奥深さを体感することができる。今まで想像もしなかった数字や数式、図形の間に関係があったりして、まあ、面白いのだ。

数学書が愛読書というのは、何ともオタクっぽい感じなのだろうが、実はこの「数学ガール」シリーズにはコミックス版があるらしい。

さて、どんなものかとネットで見て驚いた。今時の秋葉原のメイド喫茶に出てくるようなキャスティングなのだ。とてもここに載せられないような絵もあって、ほとんどコスプレキャラだ。

確かに高校生の男女が主人公で、話の設定も「萌え」的な要素は無きにしもあらずなのだが、それにしてもねぇ。

 

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家族で居酒屋へ [ぶつぶつ]

そう言えば、アブダビから長男が一時帰国しているのだ。

8月3日から2週間の予定で、あとは年末の帰国まで戻らないらしい。アブダビへもチャンスがあれば行ってみたいと思っていたが、どうやら今回は難しそうで、また次のチャンスにとなりそうだ。

帰国した長男が、アブダビで普段は食べられないものを食べたいということで、魚料理に絞って場所を検討した。鮨の「竜二」も考えたのだが、結局戸塚駅にある「きじま」に落ち着いた。家族それぞれが会社や学校などで出かけているので、ぱっと集まれるのは駅の近くになるし、まあ、美味しいお刺身とつまみ類、最後に握りも頼めるのが有難い。皆の都合を勘案し、14日の夕方18時30分に予約を入れておいた。

次男も、この8月でちょうど二十歳になり、これで家族全員が公の場でもお酒が飲めるようになった。まずは生ビールで乾杯だ。

「きじま」に来ると、たいてい頼むのがイカの活き造りだ。水槽から獲りたてのものをさばいてくれるので、その身は透明で、なんともぜいたくな味だ。今回は剣先イカで、甘味が強い。ゲソもハサミで切り分けてもらって、お刺身で食べ、残りは塩焼きにしてもらった。なんとも贅沢だが、味は格別だ。

他に、お刺身の盛り合わせ、天ぷら、チーズポテト、さつま揚げ、タコのから揚げなどのつまみを頼み、最後には握りのアラカルトで〆た。

大人4人で18000円は、まあ、妥当なところだろう。 

 

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富士山 2012 リベンジ 後編 [ぶつぶつ]

富士山登山の続きだ。

富士山の山頂には火口があって、その周りの山頂部分を一周することを「お鉢めぐり」という。火口を覗くと深さは200m以上あって、一部には残雪が残っている。この荒々しい火口の直径は約780mで、一周すると約3kmになる。かなりアップダウンがあって、須走口ルートの登り行程が7.8kmであることを考えても、お鉢めぐりをするのは、かなりハードだ。特に最高地点の剣ヶ峰に登る部分は馬の背と呼ばれ、一番の急こう配になる。火口の写真でちょうど残雪の上、正面の一番上が剣ヶ峰になる。こうして見ても、ずいぶんと遠く、また高いところにある。

久須志神社の近くの東京屋さんを12時30分に出ると、すぐに須走口への下山ルートがある。火口をぐるっと一周して、ここまで戻ってから下山することになる。さすがに山頂部だけあって、風が強く、寒さを感じる。まくっていた袖を延ばし、手袋をする。吹き飛ばされるほどではないが、慎重にルートを進む。狭いところだと数mで両側が急斜面で落ちている。

ゆるい上り下りをくり返し、30分ほどで御殿場ルートの頂上に合流する。ここから少し行くと富士宮ルートの頂上、浅間大社奥宮がある。その横にあるのは山頂郵便局だ。ここからはがきを出すと、登山証明書代わりになる消印を押してくれるのだ。500円でハガキを購入し、自分の住所を書いて投函した。1週間ほどで届くそうだ。

その後、いよいよ、最高峰の剣ヶ峰を目指す。もう目と鼻の先になるのだが、最後はかなりの急勾配だ。これを馬の背と呼ぶ。距離は200mほどで70m登るから斜度は20度近い。正に馬の背のように両側が切れ落ちているので、足を滑らせると落ちてしまいそうだ。慎重に足を進める。 

馬の背を登り終わると、いよいよ剣ヶ峰だ。あの富士山測候所があるところだ。今は常駐している人はいないようだが、まだ建物は立派に建っている。その脇にあるのが最高峰3776mの石碑だ。何人かの列が出来ていて、順番に写真撮影をしている。自然と次の人が撮影係を引き受けることになる。我々の番でも、先に撮っていた人が快くカメラを受け取って撮影してくれた。

念願の日本最高地点での記念写真だ。思わず皆、口元が緩んでいる。すばらしい達成感だ。

その後、左に折れて、お鉢回りを続ける。北側は登山道もなく、寒々とした風景だ。ちょうど天気も悪くなってきたようで、北側の斜面を雲が登ってきて、強い風とともに、南側に流れてゆく。急いで久須志神社まで戻らなければいけない。

この山頂の直径がおよそ800mということは、富士山を眺めた時の円錐台の上辺が800mあるということだ。誰もが富士山の絵を書く時に平らにする頂上の横棒の上を歩いたと思うと、遠く目にする富士山への思いも変わってくるから不思議だ。 

お鉢めぐりを始めてから、およそ2時間で須走口の下山道まで戻って来た。砂走りを下りる時のために両靴にスパッツをつける。と、ちょうど雨がぱらぱらと降り出したので、雨カッパも着込んで、準備完了だ。

14時30分に下山を開始すると、雨は小降りになったりするものの、やむことはなく、結局最後には土砂降りになった。でもおかげで砂走りを下る時にもそれほど砂埃が立たず、口を覆う必要はなかった。登りが2時間かかった本8合目まで25分で下りて来れたから、かなりの速度だ。須走口の砂走りは、前の人がつけた砂の跡を見ながら、盛り上がった部分にかかとを強めに落とすのがコツだ。それには、少し歩幅を大きくして足を出すのが良い。うまくいくと着地した衝撃で前足が前方に流れ、一歩で一歩半くらい進むことが出来る。その時に後ろ足は路面の砂を削るように、靴先を地面に押し付けるとバランスが取りやすい。こうすると大またでスタスタと歩くことができる。飛び跳ねるように駆け下りていく若い輩もいるが、我々の年齢では無理だ。ちょっとバランスを崩すと転ぶし、須走口の砂走りには、こぶし大の石がたくさん入っているので、足をくじく心配もある。

こうして砂払い5合目に着いたのが16時20分。しばし休憩し、出発した須走口の5合目まで戻ったのがちょうど17時だった。最後はかなりの土砂降りで、登山道も雨が流れる状態だったが、3人とも怪我もなく、完遂できた。下りは2時間30分で下りたことになるから、かなりのハイペースだ。

しかも数台のタクシーが客待ちをしていたから、待つことなく麓の駐車場まで戻ることができた。

その後解散し、自宅に戻ったのが19時45分。長い一日だった。

折りしも、11日は72歳の人が8年間かけて1000回の富士山登山に成功した日だった。ちょうど13時に登頂を果たしたとあるから、我々の到着する少し前だった。簡単に1000回と言うが、5月から11月まで、ほぼ毎日登り続けないと達成できない偉業だ。富士宮から2時間半で登頂するというから、そのスピードにも驚く。この人は米寿まで登り続けたいそうだ。

僕には、とてもそんなことは出来ないだろうが、何か人々をひきつける富士山の魅力に触れた気がする一日だった。

早くも来年の計画かって?

いやいや、まだ考えていないが、近くに一緒に登ろうという友達が居れば、まんざらでもない。

やっぱり、富士は日本一の山なのだ。

 

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富士山 2012 リベンジ 前編 [ぶつぶつ]

先月に途中断念した今年の富士山登山だが、8月11日に無事リベンジを果たした。

今回は、頂上の火口の峰を一周する「お鉢めぐり」もして、真に日本最高峰の剣が峰3776mまで登頂できたので、完全制覇だ。共に頂上を目指してくれたEG君とIS君に感謝だ。

当日の天気予報は「曇りのち時々雨か雷雨」となっていた。関東にカラッとした晴天をもたらした高気圧が東に抜けて気圧の谷が近づき、暖かい湿った空気が入ってきていた。中部から関西の太平洋側は大雨の予報が出ていたから、登山するかどうか少し逡巡したのだが、天気図を見る限りは本州上に前線はなく、前回苦労した風は弱そうだった。結局決行したのは、多少の雨や霧なら日焼けもしないし砂も舞い上がらないから楽だとFJ君から聞いていたし、危なければ7月のように戻れば良いと考えたからだ。このあたりは日帰りでチャレンジできる富士山ならではだ。

今回は前回も一緒にチャレンジしたEG君が早々に参加を表明してくれて、2人で登るつもりだったが、前日にIS君から同行の連絡が入った。後から聞くと、IS君はすでに北岳と奥穂高岳という、日本の第2と第3の高山に登った山好きで、今回富士山を登ればトップ3制覇になるそうだから、かなりの経験者だった。EG君もお子さんがワンゲル部でアルプスを縦走していて登山の知識はあるようだし、何のことはない、3人の中では、僕が一番の素人だった。

前回と同様に午前4時に須走口の臨時駐車場に集合し、タクシーで5合目まで登った。今回は思ったより駐車場も空いていて、タクシーも10台以上が客待ちをしていたのは、やはり天候が不安定で敬遠した人が多かったからだろう。それでも富士山を見上げると、7合目から上の山小屋や登山道にチラチラと灯が見えるから、今のところ天気は大丈夫そうだ。

須走口5合目に到着すると、これもFJ君に教わったとおり、まずは小富士へ向かう。この片道20分のトレッキングが後々効果があるのは経験済みだ。タクシーで一気に上がってきた標高2000mに体を慣らすのだ。須走口をスタートしたのが4時25分、10分の朝食休憩を入れて、戻ってきたのが5時15分。ここは林間コースで、さすがにヘッドライトなしでは足元が暗かったが、戻ってくる頃には空も明るくなって、ヘッドライトも不要になっていた。

これで準備完了、5時15分から登山を開始した。途中の山小屋で10分から15分の休憩を何度かはさみ、頂上を目指した。下界を見下ろすと、次第に雲が裾野をせり上がって来る。午後からは天気が崩れる予報だから、雲との競争だ。頂上からは少し流れる雲が下りて来ることもあるが、ほとんど頂上が隠れることはなく、見えていたのはありがたかった。

登頂は11時55分、ちょうど6時間40分かかったことになる。去年は6時55分スタートで14時20分登頂と、7時間25分かかっていたから、それよりもずいぶんと早い。これは何と言っても天候の違いだ。去年は7合目から上は霧や雨で、本8合目からはフリースも着込む寒さだったが、今回は、ほぼ晴天で、半袖で丁度良い気温だった。常に頂上が見えていて、8合目から上の登山道や9合目の鳥居など、目標が見えていたことも大きい。苦しい中で見上げて山頂が見えるというのは、ずいぶんと気分が違うものだ。8合5勺から上の登山道はそれなりの混雑だったが、路肩で休む人や追い越す人はほとんどなく、マイペースで登れたのも楽だった。

頂上では、去年と同様に「東京屋」さんで600円のお汁粉をいただく。晴れているとは言っても、やはり暖かい汁ものは体が温まる。同じ600円でも、IS君はビールを頼んでいた。ひょっとして頭痛の種になってもと敬遠したのだが、次回は挑戦してみたい。

おにぎりの昼食を取りながら30分ほど休憩し、いよいよ、お鉢めぐりをすることにした。去年は天候不順でお鉢の中も全く見えず、早々に下山したのだが、今回は時間も早いし、何と言っても3776mの最高峰は須走口頂上とは反対側にある剣ヶ峰だ。

ぜひとも行ける時に登っておきたかったのだ。

 

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十ノ原2012夏 (6) [十ノ原]

十ノ原の6日目は、昨日採ったブルーベリーと桃、ウインナーにきゅうりと目玉焼き、蒸しパンの朝食からだ。

さて、今日は横浜に戻る最終日だ。1周年の訪問だからと、普段はしない窓ふきや押入れの中、照明のカバーなども綺麗にし、あっという間に昼前になった。あとは普段どおりの後始末をし、除湿のための「水取りぞうさん」をセットして完了だ。十ノ原を出たのは12時過ぎだった。

昼食は上田菅平IC近くのインド料理のアラムさんにする。普段、十ノ原を訪れるのは週末なので、日替わりカレーも土曜日と日曜日以外は食べたことがない。平日のメニューが楽しみだ。頼んだベジタリアンランチはほうれん草とジャガイモのカレー、ノンベジタリアンランチはチキンカレーだった。相変わらず長さが30cmはあろうかという大きなナン、サラダ、スープ、ソフトドリンクがついて、550円と600円だから、都心の半分くらいの安さだ。

ちょうど13時で昼のお客も減ったかと思いきや、続けざまに何組かのお客が入り、8割方の席が埋まってしまった。いつもは2人いるスタッフも、今日は1人だけだから大変そうかと思ったが、厨房から接客まで慌てる様子もなく、手慣れたものだ。カレーは基本的には作り置いたベースに注文の具を入れるだけだし、その場で焼くナンさえ仕掛ければ、あとはそれほど手間がかからないのだろう。

その後、やはりIC近くの農協物産直売所の「うえだ食彩館 ゆとりの里」で野菜とスイカを購入した。特にスイカは30cm以上もある特大の大玉が1200円。家内がお兄さんに聞いて間違いのないものを選んでもらったのだ。松本の波田下原地区から仕入れたものだから間違いないという。帰ってから切ってみると、なるほど、大きな実の中はびっしりと重たい果実が詰まっていた。甘さも十分だ。どうやら松本の波田地区は美味しいスイカで有名らしい。

帰りの道路は、お盆休みに逆行してか、それほどの渋滞もなく、18時前には帰宅できた。

昨年とは異なり、ずいぶんとバタバタ肉体労働に明け暮れた十ノ原逗留だったが、1年点検も無事終了できた。依頼した工事と浄化槽の点検は、次回訪問時に確認すれば良い。

夕食は、近所の「栄華楼」さんで済ませ、何はともあれ、観戦準備だ。いよいよ今夜、10日の未明には女子サッカーの決勝戦があるのだ。

去年のワールドカップのような素晴らしい試合を見せてくれるかどうか、楽しみだ。 

 

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すいか.jpg

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十ノ原2012夏 (5) [十ノ原]

十ノ原の5日目は、ブルーベリー狩りからだ。

去年と同じ、菅平口まで下り、ダム湖の脇から少し山の中に入ったところにある「一の瀬ブルーベリー園」へ行く。今年は春先の気温が低く、去年より1週間遅れで8月1日からオープンしたそうだ。相変わらず、大粒のブルーベリーがたわわになっている株の列を中心に、甘そうな実を摘んで行く。大抵は、一粒食べて甘い枝なら大丈夫だ。

小一時間ほどで手提げ籠が一杯になり、精算をする。一人300円の入園料も合わせて2800円だった。摘んだブルーベリーは1.5kgくらいだろうか。約半分は家内の実家へ「ゆうパックの冷蔵便」で送ることにした。

さっそく一の瀬ブルーベリー園を後にして、上田市内の18号線沿いにある中央郵便局へ向かう。花火の日にアリオで買った総菜のプラスチックパックに入れたブルーベリーを持ち込み、冷蔵便で送りたいと言うと、2-3人の人が、ああでもない、こうでもないと世話を焼いてくれ、段ボールの隙間に詰めるエアキャップなどを、タダで持ってきてくれた。ありがたいことだ。

無事、採れたてのブルーベリーを発送した後は、カインズマートで生ごみを処理するための「コンポスト」を探し、130リットルのものを2980円で購入した。 

昼はイトーヨーカドーのアリオのファーストフードコーナーで、讃岐うどんとお好み焼きを食べた。山の別荘に来ていても、長逗留だと、たまにはこうしたファーストフードが食べたくなる。値段も2つで1000円以下とお手軽だ。さらに、この間の花火大会の時に、お土産も品揃えが良いことを確認していたので、小布施堂の栗水羊羹を買い、一部を実家に送ることにした。イトーヨーカドーのカードでポイントも付くし、ちょうどお盆のシーズンで直送品の送料が無料となっていたから、1000円以上も節約できた。なかなかアリオは使えるのだ。

ついでに、涼しいアリオの専門店街をブラブラしたが、そろそろ15時近い。十ノ原に戻って、コンポストの設置をしないと日が暮れてしまう。

元々十ノ原では、キツネやイノシシが食い散らかすので、生ゴミを捨てる場合は、地面に穴を掘って埋めておかなければいけないルールだ。穴を掘ると言っても、帰り際のバタバタしている中なので、せいぜい30cmだ。その中に生ごみを入れ、上から土を被せる。動物対策に、ついでに大き目の石も載せておくのだが、最近は掘り返されていることが多かった。どうやらこのあたりに残飯があることを学習したらしい。しっかりと蓋ができるコンポストなら開けられないし、地面に埋めて設置すれば掘り返されることもないだろうということで、コンポストを設置することにしたのだ。帰り際のバタバタした時に簡単に捨てられれば楽だし、地面が掘れない冬でもコンポストが埋まっていなければ、生ゴミを持ち帰らなくても済むのは大きなメリットだ。

コンポストは直接土の上に置く、ゴミ箱のようなものだ。中で土と生ごみを混ぜることで水分を減らし、好気性の微生物によって分解、減量して堆肥に変える、エコロジカルなシステムだ。通常なら土の上において、周囲を軽く埋めるだけで良いのだが、すでにキツネやイノシシに目をつけられている以上、かなりの重装備にし、周囲を保護しておいたほうが良い。

10cmほど地面を掘り返して、平らに整地してから、コンポストが載る部分に大き目の石を5-6個並べる。基礎の代わりだ。その上にコンポストを載せ、水平を確認してから、周囲に土をかぶせて位置を固定する。コンポストそのものはプラスチックで軽いから、イノシシの鼻で押されたらひとたまりもない。コンポストの周囲には、大き目の石を積み上げ、石段のようにしておく。こうすればイノシシでも掘り返すのは難しいだろう。

推奨される設置法では、コンポストの底を掘り下げておくことで蓄えられるゴミの量を増やせるとあるが、せいぜい月に数日で、かつ調理済みのお惣菜で済ますことが多いから、生ゴミの量は大したことはない。購入したコンポストは130リットルあるから、おそらく1年間は大丈夫だろう。一杯になったら、掘り返して別の場所に移すか、中の堆肥を掘り出せば良い。 

冬の積雪や凍結があるとどうなるか、基礎と言ってもそれほど深くは埋めていないので、春になったら、もう一度設置し直さなければいけないかもしれない。

それはその時のことだ。

 

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