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ジュリエッタの秘密 (その4) フロントライト [ジュリエッタ]

さて、外周りの秘密が、側面と後面と2つ続いたところで、前面にまいりましょう。

ちょっと昆虫を髣髴とさせる、このフロントフェースについては、美しいと言われるジュリエッタのデザインの中でも、唯一議論があるところのようですが、僕は嫌いではありません。デイライト用にLEDを並べるのも最近のヨーロッパ車の流行のデザインですし、深くセンターに切り込んだグリルのお陰で横に追いやられたナンバープレートも、ちょい悪風で、いかにもイタリア車という感じです。

この、センターから外れたナンバープレート、実は、最近の駐車場で自動でナンバーを読み取って、精算後の出口で自動でゲートを上げてくれるシステムで対応していない場合があるので、注意が必要です。東戸塚のオーロラモールは駄目でしたが、「みなとみらい」のランドマークタワーは大丈夫でした。さすが、外車の多い「みなとみらい」です。

前面でといえば、やはりアルファロメオのシンボル、フロントグリルとエンブレムをあしらったデザインが一番の特徴でしょうが、このエンブレム、たとえばリアと同じように、ボンネットオープナーには、なっていませんから、秘密ということもないでしょう。 

秘密と呼ぶなら、このフロントライトです。

実はこのライト、上下左右にグリグリと自動で動く、優れものなのです。調べてみると、こうしたアクティブヘッドライトは、10年前のオデッセイでも上位機種にオプションでつけることができたようです。キーを入れてエンジンをかけると、このライト、上下に動いて、車体の傾きに合わせて光軸を調整します。一人乗りの時と、後ろに人がいたり荷物を積んだ時とでは、車体の傾きが変わるので、それに合わせて正しい向きにライトを合わせてくれるのです。

この車体に傾きを感知するセンサーですが、そのうちに出てくるジュリエッタの秘密の一つ、エンジンのスタートアンドストップにもかかわる、重要な役割をします。

また、このライトを点けて、カーブでハンドルを切ると、車速やカーブの曲率、ハンドルの回転速度などをチェックしながら、最適な方向に最大15度も左右に動いて、進行方向を照らしてくれます。実際に夜間に走ってみましたが、ぐりぐりと動くようには見えませんが、確かに見えやすいような気がします。YouTubeでこの機能のプロモーションビデオが出ていますが、それはジュリエッタが、夜にカーブが連続するワインディングロードを駆け抜ける様子を上空から撮影していて、面白いようにライトの方向が変化する様子が分かります。

なお、ライトの真下にある四角い部分には、ヘッドライトウォッシャーが隠れています。ライト点灯時にフロントガラスのウォッシャー液を使うと、自動でウォッシャーヘッドがせり出してきて、ライトにもウォッシャー液を吹き付けて汚れを落とします。マニュアルには、夜間の信号待ちなどで、ウォッシャー液を使う際には、歩行者にも配慮するように注意書きが書かれています。たしかに凄い勢いでウォッシャー液が噴き出すので、跳ね返った液滴が、周囲を濡らしてしまいます。

また、ヘッドライトウォッシャーを搭載した車種のウォッシャー液タンクは4.6リットルと、かなりの大きさになっています。タンクが空になり次第、撥水コーティング用のウォッシャー液に交換したいのですが、当分、先になりそうです。

 

ジュリエッタ正面2.jpg

ライト3.jpg