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ジュリエッタで下田へ (1) [ジュリエッタ]

ジュリエッタが届いてから初めての週末だ。

慣らし運転期間中はエンジンの回転数を2500rpmまでに押さえ、「急」が着くような運転は控えなければいけない。早く1500km点検を済ませ、オイルとオイルフィルターを交換して、3500rpmまで回したい。それには、ともかくジュリエッタを走らせることだ。3連休なら十ノ原へと言いたいところだが、まだ山越えや雪はかわいそうだし、そもそもこちらの体が大変だ。このところの寒さで、きっとかなりの積雪になっているはずなのだ。

といったこともあって、暖かいところへ遠出することにした。

どこへ行くか。

日帰りで行ける距離としては片道150kmくらいが精々だし、ただ高速を走るだけでは、慣らし運転には物足りない。やはりエンジン以外のステアリングやサスペンション、タイヤも動かして、あたりをつけたい。横浜からそうした目的なら伊豆半島が良い。

ということで、下田へ日帰りすることにした。小田原から熱海を抜け、下田で立ち寄り湯に入り、その後、沼津へ抜けて美味しい海鮮丼でも食べて、最後に新東名で高速運転性も見ておこうという欲張りな計画を立てて、朝8時に横浜を出た。

三連休の初日といっても、1号線で湘南を抜けて小田原に着くまでは順調に流れていて、ほぼ1時間半で来た。ここでちょっと手違いがあって、箱根新道で芦ノ湖から三島へ抜けることになった。ナビで下田の観音温泉の住所を入れ、てっきり熱海から伊豆半島の東岸を南下すると思っていたのだが、どうやら三島から伊豆半島の中央部を南下したほうが近いらしい。

まあ、それならそれで良いのだけれど、箱根新道は一般道とは言え、かなりのワインディングロードだ。もともと峠越えはジュリエッタにかわいそうだと思ったのだが、こうなっては仕方が無い。小田原のトイレ休憩でコンビニに寄って、家内に運転を代わったばかりだったので、家内の運転で箱根路を登ることになった。新品のピレリのタイヤはスノータイヤとは言え、さすがに欧州仕様で225/45のことはある。結構な速度でカーブに入っても鳴くことなく、グリップ良く道を駆け上がってゆく。やはりアルファロメオはスポーツカー、サスも硬く、ほとんどロールせずに地面に吸い付いてカーブを抜けてゆく。下りになると、すぐにシフトダウンしてエンジンの回転が上がる。このあたりはオートマとは言え、アルファロメオの誇るTCT、クラッチが無いだけで、ドライブ感はマニュアル車だ。家内に3000rpmを超えないように念を押し、時々姿を見せる富士山を探しているうちに、三島市内へ下りてきた。

ここから国道136号線に入り、下田まで南下する。途中から414号線に入り、次第に山道になって、天城超えの手前で見つけたのが、家内の好きな石川さゆりの「天城越え」の歌詞にある 「浄蓮の滝」だ。当然ながら、途中休憩となった。

観光地といっても季節外れで、立ち寄る人は少なかったが、深い沢へ下りてゆくと、その先に落差25mほどのきれいな滝があった。近くには虹マスやアマゴの釣り場やワサビ田が広がっていて、いかにも清流といった感じだ。滝つぼ近くのワサビ店で味見をし、「わさび漬け」と「わさびの三杯酢漬け」をお土産に買った。わさび漬けはツンのしたワサビの中に甘味があって、お酒のつまみにちょうど良い。三杯酢漬けは、新芽だけを使っていて、これもなかなかおつな味だった。

その後、河津桜で有名な河津のループ橋を下り、途中から15号線で西に向かって、最後はかなり急な細い道を入って到着したのが「観音温泉 ピグマリオン」だ。

ここは、「下田、掛け流し、立ち寄り湯」でググッて、最初にヒットして選んだのだが、行ってみると、ずいぶんと立派な温泉だった。普通に泊まると1泊2食で2~3万円はするような温泉で、立ち寄り湯も1人1時間で1,500円。値段は調べてあったが、1時間制とは知らなかった。

立ち寄り湯専用の建物だったが、入ってみると、これが明るくてきれい、なかなか見事な温泉だった。泉質はアルカリが強く、肌がぬべぬ、べツルツルになる。時刻が昼過ぎだったこともあり、立ち寄り客も少なく、大きな露天風呂を1人か2人で独占し、掛け流しの温泉を堪能できた。普段なら先に上がって待つところ、今回は家内が先に上がっていた。

観音温泉を堪能し終わって、すでに14時過ぎ。これから沼津へ抜けての昼食は無理と諦め、下田市内で食事をすることにした。車内からスマホで食事処を調べ、家内が選んだのは、「魚料理 なかがわ」 。

ここは、料理ももちろん美味しかったのだが、それに加えて、とっても良いお店だったのだ。

 

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わさび店.jpg

わさび漬け.jpg

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