都会の昼食(51) 玄界灘 あら煮 [都会の昼食]
東京駅近くのランチのお店も、会社のある丸の内側では、おおよそ行きつくした。
少し北の大手町まで行けば、まだ安くてボリュームのあるお店もたくさんあるのだろうが、JRの定期券で駅構内を抜けられるから、距離からいけば八重洲側のほうが近い。
ただやみくもに初めてのお店に入るのも抵抗があるので、ネットで調べて良さそうなお店を選んで訪ねてみることにした。
今回のお店は八重洲中央口から、ちょっと北に行ったところにある「玄界灘」さんだ。外には小さなメニューの看板があるだけで、店の名前も、よくよく見ないと分からないくらいの大きさで一番下に書いてあるだけだ。ご存知さんだけで結構といった風なのだ。
出張に絡めて11時30分過ぎに来たのだが、それでもすでに店内は一杯で、入口脇のカウンターにちょうど1席だけ空きがあるだけだった。
メニューは、大鯵の開き定食、鯖の開き定食、あら煮定食、お刺身定食、鯛茶漬け定食、の5品。この中から「あら煮定食」選んだ。以前、有楽町時代には、インズの2Fの「なだ浜」さんで「かぶと煮定食」を頼んだものだが、東京駅に移ってからは、たっぷりと煮魚を食べさせてくれる店はない。大手町に近い「とら八」さんのヘルシー定食には金目鯛の煮つけが出てくることが多いが、せいぜい2cm幅くらいの切り身だから、たっぷりというわけにはいかない。
待つこと、10分。出てきた「あら煮」を見て、びっくり。これでもかというようなボリュームなのだ。しかも熱々で、気を付けないと火傷をしそうな熱さなのだ。
アラと言っても、あら煮を作ることを前提にして魚をさばいているのだろう、背骨の周りにもしっかりと身が付いているし、刺身に出来ない部分は、そのまま入れてあるから、かなり食べ応えがある。頭は、鯛と鯖が半分ずつだった。
普段は食べないような量だったが、ゆっくりと30分ほどかけて食べ尽した。まさに「骨までしゃぶりつくす」という感じだ。
美味しかったですねぇ。
目の前のカウンターには「十四代」のボトルが一杯ならんでいて、夜は魚をつまみながらの居酒屋になるのだろう。黒が基調の店内は、落ち着いた雰囲気で、マスターとお姉さん2人も、何となく夜が似合いそうな雰囲気で、結構なお店だった。
魚梅のお刺身 [ぶつぶつ]
日曜日は、午後からジュリエッタを乗り回すことにし、どこへ行くか迷った末、鎌倉の「魚梅」さんまで、お刺身を買いに行くことにした。
片道1時間かけて刺身を買いに行くというのも、まあ、贅沢な話なのだけど。
マグロなら松原商店街の「魚幸」さんなのだが、今回は美味しい白身のお魚が食べたくなったのだ。
ナビに電話番号を入れてルート検索し、スタートした。戸塚駅近くから国道1号線に入り、原宿交差点を過ぎてから左折し、県道402 号線から、312、32号線を通って、鎌倉大仏のある長谷駅から湘南海岸に出る。渋滞で有名な国道134号線を左折し、材木座の「魚梅」さんまで、およそ50分だった。店の前には車を止められないので、家内を下ろし、しばらく先でUターンして戻ってきたところで、ちょうど家内がお刺身を買い終わって出てきた。
買ったのは、ヒラメ、カワハギ、赤貝の3種類で、合計2,100円。
カワハギは肝付きだし、ヒラメはエンガワも入っている。赤貝は、なかなか自宅近所では手に入らない立派な大きさで、もちろん、生臭さもない。どれも新鮮で、〆たてなのか、身が締まっていて、コリコリとした歯ごたえだった。
やっぱり、こうした新鮮なお刺身は、港に近い、昔ながらの店頭さばきのお店に限る。
横浜市は海に近いし、横浜駅の近くや桜木町からも海は見えるが、やはり新鮮なお刺身を店頭買いで手に入れられる近場となると、相模湾に面したこのあたり、鎌倉市か、藤沢市、茅ヶ崎市あたりになる。
スーパーでは手に入らない新鮮なお刺身を買うための、ジュリエッタを駆っての片道1時間くらいのドライブなら、もちろん、"My pleasure" なのだ。
シャンパン、ワインに、浦霞 [ぶつぶつ]
土曜日は久しぶりに自宅へ帰ってきた長男を囲み、家族4人で夕食をとった。
やはり人数が揃うとワインが楽しめるというのが良い。
ちょうど家内の実家から、帰国した長男に食べさせたいと、蛤が届いたので、先日同様の「蛤の塩麹蒸し」と「お澄まし」を作り、あとはベルギー出張で買ってきたサラミにチーズ、横浜高島屋のPECKで買ってきたパンを切って、ワインを開けることにした。あまり蛤が好きでない次男には、RF1で「豚の黒酢和え」も買ってきた。
まず、乾杯は、ピーロートで調達したイタリアのシャンパン「CAVICCHIOLI」。軽めで爽やかな味だ。続いて白は、やはりピーロートで買ったスペインの「CLAUDIA Vallformosa」。こちらはマスカットの香りの飲みやすいワインだ。ささっと2本が空いたところで、次は長男のガールフレンドから頂いた赤で、フランスの「Domaine Maby la Fermade Lirac」。甘めとはいえ、品の良い甘さでサラミとも良く合う。ネットで見ると、エリゼ宮御用達ワインとある。そして最後は長男の大学時代の友人「きんちゃん」のお宅からの頂き物の生酒「浦霞」。冷蔵庫でしっかり冷やした日本酒は、やはり侮れない。
こうして並べてみると、イタリア、スペイン、フランス、日本と、750mlのお酒を4本、4人で空けてしまったことになる。浦霞は飲みかけだったとはいえ、家内はそれほど飲んでないはずだし、やはり大の男子が3人もいると、こんなペースになるのだ。
昔から、子供は娘が良いと思っていたが、こうして自宅でたらふくお酒を飲めるというのは、飲兵衛の息子を持つ有難さかもしれない。
ジュリエッタの秘密 (その6) フロントワイパー [ジュリエッタ]
大雪が降るような夜、皆さんは車のワイパーどうしますか。
ワイパーが凍りつくと、翌朝ワイパーが動かないし、ゴムのブレードが痛むこともあります。また、積雪がひどくなるとその重みでワイパーそのものが変形して壊れてしまうこともあります。だから、ワイパーを立ててフロントガラスから離して置くようにと、教習所でも習いました。
でも、ジュリエッタの場合、それが出来ません。ワイパーがボンネットの縁の下に入っていて、通常のワイパーが止まった状態からでは、ブレードを起こすことができません。
マニュアルを見ると、ちょっとびっくりするような対処方法がかかれています。
ワイパーを立てておくためには、ワイパーを動かし、ちょうどワイパーが上に来たところで、イグニッションキーを切にし、エンジンを止めます。ワイパーもその位置で止まるので、ワイパーブレードを持って引き起こします。
この方法、もちろん、やれば出来ないことはないのですが、心配なのは、次にエンジンをかける時です。もしワイパーを元通りに戻さずにエンジンをかけ、ワイパーのスイッチが入ったままだと、当然ながらワイパーが動き、ボンネットにぶつかって、たぶん塗装が禿げます。
だいたい、ワイパーを動かしながら、途中でエンジンを止めるというのも、あまりエレガントな方法ではありません。
このあたり、寒冷地が多い欧州仕様でありながら、ちょっとびっくりするジュリエッタの秘密です。
寒川神社へお礼参り [ぶつぶつ]
23日の土曜日は、朝から長男を呼び出し、寒川神社へお礼参りに行ってきました。
ちょうど1年半前に、海外出張の安全祈願に来たので、無事帰国出来たことへのお礼参りです。一緒にジュリエッタ嬢の交通安全もお願いしてきました。
朝8時に近くの駅で長男をピックアップし、茅ヶ崎の北にある寒川神社まで、30分ちょっとで着きました。この時間だとまだ駐車場は空いていますが、もう少し遅くなって境内の無料駐車場が一杯になると、500円を払って近くの有料駐車場に停めることになります。
古いお札を納め、手水舎で両手と口を清めてから、祈願受付所に入ります。申込書に名前と住所、車のナンバーなどを記入し、受付窓口でお願い事の内容を説明して料金を納め、待合室に入ります。だいたい100人くらいが集まったところで、拝殿に向かうよう、案内があります。今回は10分ほどの待ち時間でした。
途中で白い装束を羽織ってから、手を清め、拝殿に並ぶと、神主さんがお祓いをしてくれます。あとは、祝詞をあげてから、全員のお願い事を、神様に上奏します。これが早口で一気にまくし立てるので、注意していないと自分の番を聞き逃してしまいます。特にお正月など、人数が多い時は、神主さんが2人、あるいは3人で一緒に読み上げるので、余程聞き耳を立てないと分かりません。さすがに神様は何人の声でも聞き分けられるということなのでしょう。
じっと聞き耳を立てていると、今回は、なんと一番目が私、二番目が長男と、真っ先に読まれたので、ラッキーでした。待合室に入った時には、すでに何十人かの人が待っていましたから、願い事を読まれるのは、受付順ではないようです。
神主さんの祝詞が終わると、後は全員が榊を神棚に捧げ、拝礼してお終いです。隣の部屋で、白装束を返し、後はお守りやらお神酒やらを受け取って終了です。待ち時間も入れて、全部で30分くらいでしょうか。
これで、すっきりとしました。
もちろん、交通安全のお守りは、ジュリエッタのグローブボックスに収まりました。
都会の昼食(50) かんだ 小天丼 [都会の昼食]
以前の本社は有楽町にあって、昼食に行く店に困ることはなかった。
JRを東側に越えれば銀座だが、ちょっとした路地には安くて美味しいランチを提供するお店が一杯あった。本社が東京駅に移って1年半が経ったが、有楽町の本社に通った2年間と比べて、訪れたお店の数は随分と少ない。JRで一駅しか離れていないが、安くて美味しい店の数は、一ケタ違う気がする。さらにもう一駅、新橋まで行けば、ランチの単価はさらに下がって、お店の数も増える。
たまたま有楽町駅前の「ビックカメラ」に行く用事があって、久しぶりに有楽町の駅で下りた。昼時で、懐かしさもあって、以前何回か訪れたお店で昼食をとることにした。
今回のお店は、JR脇の高速道路の下にあるビル「インズ」の地下1階にある天ぷらのお店「かんだ」さんだ。ランチは、日替わりとお刺身定食以外は、天ぷら系で、前者の2つにも天ぷらが一皿ついている。もちろん、すべて揚げたて、注文を受けてから板さんが揚げて、お味噌汁やお漬物と一緒に出してくれる。
今回頼んだのは、よく頼んだ「小天丼」。おそらく女性向けのメニューなのだろうが、御飯が少なめで、デスクワークの僕にはちょうど良い。一度普通の「天丼」を頼んだことがあったが、御飯の量と油で、胃がもたれてしまった。天ぷらは、海老、ナス、きす、サツマイモなど5種類、十分な量だ。漬物の隣にあるのはザーサイ。丼つゆも甘さ加減と量が適当で、さすが天ぷらの専門店の天丼だ。
何といっても、パリッとした揚げたての衣に、ホクホクの中身が美味しい。
揚げたての天ぷらが載った天丼にお味噌汁や漬物が付いて580円は、さすがにこのあたりでも破格の値段だ。
やっぱり有楽町はサラリーマンの味方なのだ。
パッチのマロングラッセ [ぺらぺら]
A氏のおすすめだったPatchiのマロングラッセを長男が買ってきてくれました。
長男の話では、このマロングラッセ、店頭にはなく、
「マロングラッセある?」と聞くと、何やらしばらく奥へ行き、おもむろに出して来てくれるそうな。
しかも、チョコはあれもこれもと試食させてくれるのだけれど、マロンは試食なし。
金色の包みを開けると、日本の栗より平たい栗がお行儀よくプラスチックのケースに収まっています。
グラッセにしてはさっぱりとした甘さでした。
チョコで有名なあのGODIVAにも、こちらも日本では買えませんがマロングラッセがあります。
パッケージから垂れてくるくらいたっぷりの蜜に漬かった栗、
チョコはPatchiに軍配をあげましたが、マロングラッセはGIDIVAかな。
サーモンプディング [ぺらぺら]
ジュリエッタの初回点検に行った際、点検の間、近くのIKEAをぶらぶら。
幾つか雑貨を買って、会計後の食料品売り場でサーモンを見つけました。200gで699円で、ちょうど棚にはサーモンを使ったレシピが。美味しそうなサーモンプディングを作ることにしました。
レシピ通りだと3人にはちょっと多いので、
スモークサーモン200g、ジャガイモ(中)5個、塩少々、卵1個、生クリーム200cc、バター(耐熱皿に塗る)
1、ジャガイモの皮をむいてスライスする。(スライサーを使いました)
2、オーブン皿にバターを塗り、ジャガイモとサーモンを順番に重ねます。200gで、大きなサーモンスライスが8枚入っていたから
ジャガイモ、サーモン、ジャガイモ、サーモン、ジャガイモと5段になりました。このときジャガイモの層には上から塩をふりますが、
サーモンに塩けがあるのでちょっとにしたほうがいいかな。
3、ボールに生クリームと卵を泡立て、オーブン皿に注ぎます。
4、175℃で30分ほど過熱したところで、ほぼよい焦げ具合になったので、温度を下げ、160℃で15分ほど焼きました。
レシピでおすすめのホースラディッシュ・ソースを添えて食べたら美味しかったですよ。
簡単でした。
ジュリエッタの秘密 (その5) 給油リッド [ジュリエッタ]
このところご無沙汰だったジュリエッタの秘密です。
外周りでもう一つ。
外車なら当たり前のことかもしれませんが、ジュリエッタにはガソリン給油口の蓋、給油リッドのオープナーがありません。オデッセイやディアマンテなど、以前の車は、運転席の下、ドア脇にオープナーが付いていて、それを引くことで開けることが出来ました。ジュリエッタの車体の運転席側リアドアの後ろに丸い給油口がありますが、指を差し込むような膨らみはなく、ポンチでたたいたような小さな丸い窪みがあるだけで、引張って開けることもできません。
どうやって開けるかというと、ただ押すだけです。小さな窪みのあたりを押すとちょっと浮き上がるので、指をかけて開ければ良いだけです。ただし、このリッドは集中ドアロックと連動しているので、エンジンを切っていてもドアロックがオンになっていると開けることができません。セルフのスタンドなら自分で給油するためにドアを開けますから、その時に集中ドアロックも解除され、問題はありませんが、フルサービスのスタンドで店員さんに給油してもらう場合には、センターコンソールにある「集中ドアロックボタン」を押し下げて解除しなければいけません。
また、この給油口の蓋には、中のキャップをひっかけるためのフックが付いていて、給油後に締め忘れるということがありません。僕自身はキャップをせずに走り去るということは考えられませんが、ご近所の方にはいらっしゃるそうで、考え事をしているとつい、給油ノズルを抜いて、外蓋をパタンと締めて、運転席に戻ってしまうということはあるのかもしれません。その点、外蓋に中蓋がぶら下がっていれば忘れようがないし、しかも中蓋は紐付きで、どこかに置くこともできません。合理的と言えば、合理的です。
ジュリエッタオーナーのブログでも話題になっていますが、給油ノズルを差し込む穴が小さく、しかも中からの吹き返しを戻すための内蓋が付いているので、給油中の空気の抜けが悪く、満タンにならずにポンプが停止してしまうことが良くあるそうです。まだ2-3回だけの給油ですが、タンクからの泡が噴きあがって思いの外少ない量で止まってしまったことがありました。
一方で、車内のガソリンメーターは、かなり正確で、針が真横を向いた半分の位置で給油すると、まず30リットルくらい入りますから、針が真下までこなければ安心して走れます。
フレンチプレスとバレンタインケーキ [ぶつぶつ]
スタバでバイトしている次男が高級コーヒー豆を買ってきてくれました。
「パナマ パン アンチョ」と「ニカラグア マラカトゥーラ」と袋に書いてあります。スタバのホームページには、前者は「上品なレモンやペッパーを思わせる風味に、フローラル感をともなうおだやかな酸味」、後者は「オールスパイスやクローブを思わせる魅惑的なフローラルの風味が重なり合い、明るい酸味とバニラのようなクリーミーな口あたり」とあります。
うーん、どちらも読んだだけでは素人の私には良く分からないけれど、きっと美味しいのでしょう。見た目も大きな粒で、いかにも高級そうです。値段を聞くと、どちらも100gで1,000円と、さすが、スターバックスリザーブと言われる品種の値段です。
そして、豆よりも恰好良さげなのが、真っ赤なステンレスのフレンチプレス。昔良く、紅茶を入れるのに使っていましたが、コーヒーにも使うんですねぇ。
豆をミルで粗く挽いて(もちろん手動)、フレンチプレスのビーカーに入れ、そこにお湯を注ぎます。4分待って、静かにフィルターを押し下げると、2杯分の美味しいコーヒーが出来上がります。
ドリップ方式に比べると、抽出できる旨味が断然違うらしいです(Webネタです)。紙フィルターはアロマを濾しとってしまうし、かといって金属フィルターは細かい豆の粉が流れ出てしまいます。フレンチプレスなら、粗めに引いて細かい粉は出にくく、かつ時間をかけてコーヒーの旨みを引き出し、そのままカップへ注げるので、旨みと薫りが損なわれないらしいです。
一緒に次男がお友達に作ってもらったバレンタインケーキもお相伴にあずかりました。コーヒーに浸したビスケットが中に入っているティラミスで、とても美味しかったです。
もちろん、ホールでもらったのですが、半分以上は次男のお腹の中へ消えました。
ジュリエッタの初回点検 [ジュリエッタ]
先週の3連休で1,500kmの走行距離を超えたため、1ヶ月以上で1,500km以上という初回点検の条件が整った。
ディーラーに電話で予約をお願いすると、ちょうど今度の週末なら何時でもOKとの返事で、それならと土曜日の10時に予約を入れてもらった。
サービス工場には、前回スノータイヤを持ち込んでいるので、場所は分かっている。第三京浜の港北ICからすぐのところだ。ここで陸送されたてのジュリエッタ嬢にお目にかかったのだった。
工場では不具合箇所の有無を聞かれ、唯一気になっていた、リアワイパーのインテリジェント機構(ウォッシャー液を出すと、数回ワイパーが動いて停止し、しばし間をおいてから、もう一度動いて液だれを拭き取ってくれる機能)が働かないことをチェックしてもらうことにした。あとは、有償になるが、オイルとオイルフィルターの交換もお願いした。
待合室から眺めていると、サービスピットに停められたジュリエッタ嬢、ウィンカーやライト類、ワイパーの点検の後、ボンネットを開け、液類のチェック、その後リフトアップとなった。
こうしてリフトアップされたジュリエッタ嬢は、タイヤもだらんと下がり、何ともあられもない姿で、みっともない。
作業は続く。
人の高さまで持ち上げた後、エンジン下面のカバーを外していたのにびっくり。これもアルファロメオの秘密の一つだろうか、空力特性のためか、あるいは路面からの保護のためか、エンジンルームの下がカバーで覆われている。10個のネジを外し、ひと抱えもあるアンダーカバーを外してから、オイル受けをセットし、ドレインボルトを外してオイルを抜く。しばらく放置し、その間にタイヤのエアチェックと、下面の目視チェックだ。オイルがたれなくなってから、ドレインボルトを締め、アンダーカバーを元通りに直し、車を下げる。その後、エレメント交換をして、最後にオイルを入れて終了だ。
今回は初回点検と同時にオイル交換を行ったので、手数料は取られなかったが、オイル交換だけだと3,000円くらいの手数料がかかる。確かにこの手間だとそのくらいはかかるだろう。昔はオイル交換など自分でやったものだが、ここまで面倒だと手に負えない。
点検後は、きれいに手洗い洗車してもらい、約1.5時間で終了となった。リアワイパーについては、現象は確認したものの、何回かに1度は作動することもあるらしく、原因究明には時間がかかるとのこと。特に不自由はないので、次回の1年点検の時に、良く調べてもらうことにした。
オイルが7,200円、フィルターが1,800円で9,000円を支払った。ちょっと高いが、これも外車に乗るなら仕方がない出費だ。
さて、これで3,500rpmまで回せる、慣らし運転の第2ステップになる。3,000kmまで走ったら、あとは縛りなしだ。
春になる頃には、好きにアクセルを踏み込めるはずだ。
都会の昼食(49) 岩戸 すき焼き定食 [都会の昼食]
以前、11月22日のブログ、都会の昼食(44)で紹介した岩戸さんです。(こうしてみると、ぞろ目でしたね)
その時のメニューに「すき焼き定食」があったことを思い出し、寒い時ならやっぱりこれだよな、と出かけてきました。
前回同様、入口でお金を払い、プラスチックの小さなカードをもらって、カウンターに座りました。すき焼きは1,000円です。店には先客が2人、カウンターの奥に座っていましたが、他にはいません。僕が3人目のようです。11時45分くらいの入店でしたが、料理が出てくるまでの間、あっという間にカウンターは埋まり、テーブル席も半分までお客さんが入ってきました。
一つ一つ火にかける「すき焼き」だけに、少し時間がかかり、後から来た人の「マグロ丼」や「シラス丼」、「豚汁」が先に運ばれていきます。お盆に載せられた御飯と味噌汁、卵に漬物、付け合わせのモヤシのお浸しカレー風味は、割とすぐに目の前に出されましたが、メインの「すき焼き」が出てきたのは10分近く後でした。やはり作り置き出来ませんからね、仕方ありません。
木の鍋敷きに載せられて出てきた鍋には、霜降りの牛肉薄切りと豆腐に、玉ねぎと緑の小葱、太めの糸こんにゃくが入っていました。タレはちょいと濃い目の甘めで、東京育ちの僕にはちょうど良い濃さでした。具を箸で取っては生卵に絡めて御飯と一緒に頂きましたが、後半は面倒臭くなって、卵を鍋にあけて、軽く混ぜてそのまま食べることにしました。
いやぁ、やっぱり冬はすき焼きですね。体が温まります。
玉ねぎを使ったすき焼きは初めてでしたが、美味しかったです。
日経 春秋 [ぶつぶつ]
このあいだJAL401便でロンドンへ向かった際、CAの黒人のお兄さんが新聞を持ってきてくれた。
久しぶりに日経を手にして、何気なく第一面下段の「春秋」を読んでみたら、以前僕がブログで書いたことと同じようなことが書いてあり、思わず、「にやっ」としてしまった。平成25年2月3日の朝刊、首都圏版だ。
「・ ・ ・ 捨てられないカセットが、本棚の隅で誇りをかぶっている。 ・ ・ ・ 手間さえかければ、中身を新しい記録媒体に移すことはできるけれど、そうすると何か大事なものが失われる気がする。 ・ ・ ・」
ブログを書くようになって、自分の考えと同じような文章に触れると、以前よりも強く「そうなんだよ」と感じるようになった。きっと自分が公衆にさらしている文章に自信がないからか、同感させてもらえると安心するのだ。
それにしても、やっぱり日経は良い。必要なら会社でも読めるからと、自宅の新聞を「朝日」に替えたのだが、どうにもこうにも読むところが少ないし、だいたい、これが読みたいと家内が言っていた「天声人語」が面白くない。
「朝日新聞」さん、もうちょっと、頑張ってくださいな。
http://sugadaira2011.blog.so-net.ne.jp/2011-05-16-1
2月の十ノ原 (2) [十ノ原]
最終日の月曜日は朝から片づけをし、早目に出発することにした。連休最後で関越道は混むだろうし、高速に乗る前に東御市の「湯楽里館」で温泉に入っていくためだ。
昨日の夜半からは粉雪が降り出し、朝にはジュリエッタもすっぽりと雪をかぶってしまった。標高が高いので、ほうきで掃けば吹き飛ばせるような軽い雪だが、ウォッシャー液はすぐには出ないし、視界を確保しておかないといけない。雪をかき落としてからエンジンをかけ、暖気運転をしてフロントガラスの雪を溶かしておく。
後始末も、3人だと手早い。荷物をまとめ、片づけと掃除、水回りの処理も小一時間で終了し、10時過ぎには出発の準備が整った。前回はコンポストに捨てられた生ごみも、今回は横浜まで持ち帰りだが、プラゴミと缶は管理事務所裏の集積場に置いていく。
上田へ向かう大笹街道も雪に覆われ、除雪車が出ているところでは渋滞が発生していたが、菅平口から真田町へ向い、横井の交差点を東御市方面に入ると、だいぶ流れが速くなってきた。このあたりではほとんど積雪はない。
11時前に「湯楽里館」に到着し、温泉に入る。午前中なのにかなり混雑しているのは、やはり連休で家族連れが多いからだろう。ここは、泉質では昨日の穴観音の湯にはかなわないが、浴場は広いし、眺めも良い。十ノ原からの帰りに立ち寄って行くにはちょうど良いのだ。
さて、皆が揃って、いよいよ横浜へ向かおうとしたところで、次男が「腕時計がない」と言いだした。色々探してみるが見つからない。どうやら昨日の「穴観音の湯」に忘れてきたかもしれないとなり、電話をしてみると、案の定、忘れ物で届いているという。
やれやれ、来た道を戻り、再び菅平を抜けて小布施まで山越えをすることになった。峠はまだ雪だろうし、関越道は完全に夕方の渋滞に捕まりそうだ。まあ、ジュリエッタの足慣らしに良いと、気を取り直し出発した。たぶん片道で50km以上あるだろうから、ざっと100kmは余計に走ることになる。
菅平を抜け、須坂に下りたところで昼過ぎになったので、以前から気になっていた手打ちそばの店「そば工房 高井野」さんで昼食をとることにした。
大笹街道で、長野道へ分岐する「仁礼町」の交差点を過ぎ、1kmほど進んだ角にあるサークルKの脇に看板が出ている。そこを右折して500mほどに「高井野」さんはある。立派な門構えのお店で、店内も割と広い。頼んだのは天ぷらそばと、温かいキノコそばに山菜そば。丁寧な盛り付けだが、量は少し少なめか。味も、普通に美味しいお蕎麦だったが、「刀屋」さんや「福田」さんほどのインパクトはない。このところ、我が家では「福田」さんがお気に入りなのだ。窓から見える庭では、雀が餌台に集まっていた。
その後、「穴観音の湯」で無事に時計を受け取り、帰りは長野道の小布施PAのスマートICから高速に入り、横浜へ向かった。ちょうど「湯楽里館」のあった東部湯の丸ICまで40分だった。菅平の峠越えの往きは1時間ほどかかったから、やはり距離は長くても高速を使うほうが早いようだ。
忘れ物のペナルティで、次男に穴観音の湯から横川SAまで運転してもらったので、楽な帰り道だった。最初はうるさかったベリーも、後半はジュリエッタに慣れたのか、後ろの席でおとなしく眠ってくれたのも有難かった。
もちろん渋滞に巻き込まれたが、予定より30分ほど早く、19時30分に横浜へ戻ってきた。あまりにも汚いジュリエッタを見て、急ぎ手洗い洗車したのは言うまでもない。
予定通り、総走行距離は1500kmを超え、小布施往復を加えて1648kmになった。
いよいよ、これで、オイル交換と点検ができる。
2月の十ノ原 (1) [十ノ原]
2月9日からの三連休は、1ヶ月ぶりの十ノ原だ。
今回は春休みに入った次男も連れて、ジュリエッタの慣らし運転も兼ねてのドライブだ。ジュリエッタもすでに920km走っているから、今回の旅で1500kmを超えるはずだ。次男も、まだ一人で乗せることはできないが、こうした機会に運転させてジュリエッタにも慣れてもらわないと、いざという時に困る。
次男は20歳になったばかりで、まともに自動車保険でカバーするとびっくりするような保険料になる。そのため、26歳未満不担保特約にして、年間保険料を7万円に抑えられているのだが、こうして運転をさせる時には、一日限定の保険「ちょい乗り」保険に入れば良い。携帯から登録すれば保険料1,000円は携帯代と一緒に請求が来る仕組みだ。車両保険の最大補償額は300万円と、ジュリエッタの新車価格には足らないが、まあ、全損事故でも起こさない限り大丈夫だろう。
出発は8時過ぎとのんびりだったが、関越道の渋滞もそこそこで、上田菅平ICを下りたのは12時半だった。いつものように、カインズでベリーのおやつや雑貨を買い込んで、イトーヨーカドーで夕食の材料を買い十ノ原へ向かった。今夜はキノコ鍋だ。
天気予報では新潟は大雪で、長野北部でもかなりの積雪を覚悟してきたが、菅平口から十ノ原別荘入口まで、除雪して凍結防止剤がまかれていて、凍結している場所はなった。別荘地内も、積雪はあるものの、凍結した氷がむき出しの部分はなく、ジュリエッタの「All Weather Mode」で難なく走れた。
駐車スペースと道路の段差をなだらかにしてから車を止め、荷物を運び入れる。さすがに建屋の中は冷え切っていて、氷点下5℃だった。ストーブを点け、水を通し、こたつを出し、ほっとしたのは17時近かった。今日は温泉はあきらめ、キノコ鍋をつつきながらフィギュアスケートを見て、のんびりと過ごすことにした。
2日目は昼前に出発し、飯山の「本多」へうなぎを食べに行くことにした。
須坂へ降りる大笹街道は、北向きのヘアピンカーブが多く、さすがにそうした部分には雪がしっかり残っている。慎重な運転を心掛けたが、それにしてもジュリエッタのオートマ「TCT」は賢い。以前のオデッセイだと頻繁にマニュアル操作でギアをホールドしてエンジンブレーキをかけなければいけなかったが、ジュリエッタだとシフトダウンしたいタイミングで自動でギアが落ち、軽いフットブレーキングだけで山を下りて来れた。これはありがたい。まだエンジン回転数を3,000rpmまでに抑えているので、必要以上に減速しなければいけない場面もあったが、その縛りがなくなれば快適なワインディングを楽しめるだろう。
「本多」では、普通のうな重と、白焼き重にしてみた。相変わらずふっくらとした焼き加減で、美味しい。帰りに、夕飯用にと笹の葉ずしを買ってみたが、シイタケや玉子以外にくるみがのっているのが長野県の地元らしい。そして、何といっても御飯が美味しいのは「本多」ならではだ。
外に出ると、ちょうど雪まつりで、本多の向いの空き地にも雪像が造られていた。
帰りに小布施にある「穴観音の湯」に浸かり、須坂のTSURUYAさんで夕食の買い出しをして、十ノ原まで戻ってきた。
帰り道は次男の運転だったが、だいぶ慣れてきたから不安はなかった。