そりゃないでしょ、So-netさん! [ぶつぶつ]
最初は開いた口が塞がらなかった。
「前日にメールを差し上げた上で、変更させていただいたのですけど」って、いくらなんでもそれはやりすぎじゃないの?
事の起こりは31日の朝だった。
ブログにアクセスしようとしてID番号とパスワードをパチパチと入力するものの、拒絶されてアクセスできないのだ。いくらボケてきたといっても、パスワードは他のグーグルメールや楽天など含め、ネットでは極力同じものにしているから、間違えるはずはない。違うとすればユーザーIDだが、それはSo-netさんにお世話になった10年前から変えていないし。パソコンのキーボードの調子でも悪いのかと、何度も繰り返すが、駄目だ。昨日の夜は問題なかったのに。
いったい何が起こったのか?
それならばメールでチェックと、Webメールを開こうとするが、こちらもアクセスできない。メーラーは普段から使いやすいグーグルメールに設定してあるので、So-netさんからのメールはブラウザー経由のWebメールでしかアクセスできないのだ。
さあて、困った。
So-netのホームページからトラブル対応方法を色々とチェックすると、結局、電話で連絡してユーザーIDを再発行してもらうしかないらしいことが分かった。
ご存じのとおり、ネット関係のトラブルで電話をかけると、まず10分では繋がらない。全く申し訳なさそうでないテープが「お待ちいただくか、しばらく経ってからおかけ直しください」と繰り返すばかりだ。かけ直したって同じことだから、耳たぶが熱くなるのを我慢しながら15分待ち、やっとつながった相手に、クレーマーと思われないように慎重に言葉を選んで状況を話すと、
「まず、フルネームでお名前を頂けますか?」
「○○○○です」
「では、これから変更されたユーザーIDを申し上げますので、メモのご用意はよろしいですか?」
「はぁー?」
電話番号や住所、生年月日で本人確認しないでも良いの? 結構ありふれた名前なのですけど。電話は会社の携帯からだから、So-netには登録されていない番号が見えているはずだ。これはきっと、誰から電話がかかってくるか、事前にSo-net側で予想がついていた証拠なのだ。確信犯に違いない。
さすがにカチンと来て、
「そちらでは、本人の承諾も得ずに、アクセスに不可欠なユーザーIDを勝手に変更するんですか?」
と聞いた際の答えが冒頭の返事だった。
要は、So-netさんは相手の承諾も取らずに、しかも前日に【重要】と書かれたメールを1本送信しただけで、ユーザーIDを変更していたのだ。きっと沢山のユーザーからクレームとID番号確認の電話がひっきりなしにかかっているはずで、その対応のため、勝手に変更したユーザーのリストが手元に置いてあるのだ。だから僕の名前を聞いただけで、ではこの人と特定できたのだ。
そりゃないでしょ、So-netさん!
ネットセキュリティの強化は大事だとは思いますけど、ユーザーID変更されたらブログやネットの個人ファイルにアクセスできないじゃないの。メーラー使わずにWebメールにしている人は、前日にチェックしていない限り、完全にアウトですよ。面倒な電話で確認しないといけない、この時間ロス、どうしてくれるのさぁ。耳なんかあっつ熱ですよ。
確かにしばらく前から、メールIDとユーザーIDが同じ人は変えるようにというお知らせが来ていましたよ。でも、ID番号がいっぱい増えて覚えるのが大変だし、不正アクセスのリスクがあると言っても、個人責任の範囲だから、まあいいかと思っていたら、いきなりの強制変更ですか。
やっぱり、そりゃないですよ、So-netさん!
最後に言ってやりましたよ。
「じゃんじゃん電話がかかってきて、大変でしょうけど、お仕事がんばってくださいね。」