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若い子 [ぶつぶつ]

今朝の通勤電車の中で、3人の若い女の子に遭遇した。

どうやらスキーだか、スノーボードだかに行くらしい。1人は手前の駅から乗ってきて、横浜駅で2人が合流、3人のパーティーになった。3人分の席が空いていないので、近くの扉の横で床に荷物を置き、ぺちゃくちゃと話を始めたのだが、ちょうど次の新川崎で僕の座っているボックスの席が3人分空き、隣に座ってきた。

「かしましい」というのは「姦しい」と書くらしいが、なるほど女3人寄れば、こうなるのかという見本のような30分だった。

扉脇に立っている時から話は車内に鳴り響いていたのだが、ボックス席に座って話されると、その音量は半端じゃない。Radikoのボリュームを2段上げたが、それでもラジオに集中できないほど、色々な話が耳に飛び込んでくる。

どうやら今日はバイト先の先輩と一緒に、ガーラ湯沢へ行くらしい。

今時のテレビで見聞きするような、「きもくない」「それ、笑える」「すんげーうざくねぇ」「嫌ならやめりゃいいのにさぁ」「かっこつけてるつもりなんだよね」「これこれ」「ちょいやば」、といった言葉が飛び交っている。

しかも驚くことに、3人とも携帯をいじりながら、同時にお化粧もしつつ、話もして、内容が次から次に展開していく。

スキー → 先輩 → 荷物 → 服装 → お金 → 仕事 → 新幹線 → 先輩 → 帰り

これはある種の能力かもしれない。

一人の子に至っては、アイシャドウの次に、上まぶたに細いテープを貼りだした。初めて見たが、幅1mmくらいで長さが5cm、両端を両手でつまんでピンと引張り、細めた目の上に貼りつけて、二重瞼にするキットらしい。

揺れる電車の中、話も途切れることなく、見事に貼ると、今度はハサミで両端を斜めに切り落としている。

あまり見るのもどうかと思ったが、興味津津、ちらちら見ていると、完成したお顔は、見事に「西野カナ」似に変身していた。

なるほどねぇ。

もちろん、切り落としたテープの端は、窓際に置いたまま、終点の東京駅で、話も途切れず席を立っていかれました。

乗客が皆降りて、「しーん」となった車内で、証拠写真をパチリ。

なぜか、ジェットコースタームービーを見終わったような、妙な「ほっと感」があった。

まあ、最近は「車内ネタ」がなかったので、良かったです。

 

アイテープ.jpg