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紅葉狩りと貝掛温泉 [十ノ原]

今週末は紅葉狩りを兼ねて、十ノ原へ行くことにした。

毎年10月末から11月初めには、水抜きをして冬支度をしておかなければいけないのだ。

家内の「魚沼産の新米コシヒカリが食べたい」という希望も踏まえ、関越道を新潟方面に進み、月夜野ICから17号線に下りて、苗場・田代あたりの紅葉を楽しむことにした。 天気予報では土曜日は晴れだったので、紅葉狩りで関越道が混雑すること予想して早目の6時過ぎに横浜を出たが、思いのほか順調に進み、苗場に着いたのが10時頃だった。

残念だったのは天気だ。

計画では、苗場のドラゴンドラか、田代ロープーウェイで山頂に行き、「たしろ高原」の紅葉を満喫するつもりだったが、山頂は深い雲に覆われていて、時々見える山腹の紅葉も霧で隠れている。往復で1人2,000円を払って上に行っても、鮮やかな紅葉は拝めないかもしれない。

田代ロープーウェイの山麓駅から見上げた下の写真が、今一つ色が鮮やかに見えないのも、深い雲と時々出てくる霧のせいだ。実際には、もう少しきれいに見えた時もあったのだけれど、ちょっと残念だった。

風も出てきて、いよいよ肌寒くなってきたので、山頂での紅葉狩りは断念し、次の目的地の「貝掛温泉」に向かうことにした。田代ロープーウェイの山麓駅から、ほんの4-5kmほどのところにある。

後から知ったのだけれど、ここは日本の名湯百選に選ばれた秘湯の一つで、ついこの間もテレビの秘湯特集で取り上げられたところだった。家内は覚えていたらしい。国道17号線から車一台がやっとという狭い道に入り、数百m進むと細い橋があり、その先に立派な一軒宿が見えてくる。

この「貝掛温泉」は、日本温泉協会が選定する天然温泉の指標で、すべての項目で満点を取っている、全国でも20箇所程度しかない温泉の一つだ。ちょっと見にくいが、確かに脱衣所には、その証の5点のサイコロマークが6個表示されている。

源泉はぬるめの37度で、内湯、露天どちらにもある2つの湯船の片方は、加温して少し熱めの42度にしてある。お湯は低アルカリ泉、無色透明で、まろやかな肌触りだ。昔は眼病に効くとされ、昭和初期までは「貝掛の目薬」として販売もされていたという。ぬるいお湯と熱いお湯を交互に入ると何時間でも入っていられそうな、良いお湯だった。

日帰り入浴は、10時半から14時まで、一人1,200円とちょっと高めだが、お湯も良いし、古い建物も風情があって、お勧めだ。

風呂を上がるとそろそろ12時だ。

さて、次の目的、魚沼産のコシヒカリで昼食を食べられる処を探しながら、長野県に入り、国道117号線で飯山から須坂、十ノ原を目指さなければならない。

 

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