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ハロウィンの季節 [ぶつぶつ]

会社の机の上にカボチャの置物が置かれている。

お客様からの頂き物のキャンディーを食べ終わったところで、入れ物を捨てるのももったいないと、女の子が置いたらしい。近くを通る人が、口を揃えて、「あぁ、そろそろハロウィンですね」と言う。

今の部署はアメリカ駐在経験者も多いから、皆、当時のことを思い出して、懐かしんでいるのだ。欧米、特にアメリカやカナダでは、ハロウィンは、それはそれは、大きな年中行事なのだ。

日本では、ハロウィンは商業化されたものという感が強いが、これは東京ディズニーランドが2000年頃から始めたイベントで広く知られるようになったからだ。それ以前は、ほとんど知られていなかったし、初めてアメリカに行って、「子供が仮装してお菓子をねだりに行くお祭り」と聞いても、どんなものだか、良く分からなかった。

元々はケルト人の収穫感謝祭で、日本の秋祭りのような祭事だが、お化けが主役というのが面白い。昔の暦で年末にあたる10月31日が死者の亡霊や魔女が跋扈する日と考えられたことが起源らしい。

ハロウィンといえば、カボチャをお化けの顔にくりぬいて明りを灯す「ジャック・オー・ランタン」、子供がお化けの仮装をして近所の家を回り、お菓子をねだる「トリック・オア・トリート」だ。アメリカだと、この時期になると、どの家も玄関先にカボチャのランタンを飾り、子供は大きな入れ物を持って近所を回る。

アメリカに住んでいた時には、この時期になるとチョコレートやキャンディーを買い込んで玄関先に置いたものだった。大きなカボチャを買ってきて、中をくり抜いたこともあったが、これが、かなり臭い作業なのだ。子供たちが使った仮装道具も、屋根裏かどこかを探せば出てくるかもしれない。

懐かしい思い出だ。

 

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