都会の昼食(39) 和酒Bar 和味 [都会の昼食]
昼飯の話題なのに和酒Barかよ、と思われるかもしれないが、東京、有楽町界隈の裏道には、夜は居酒屋、昼は定食というお店が結構あるのだ。
今回のお店は、銀座一丁目、ちょっと北に行けば八重洲界隈になる銀座の外れにある。首都高速の脇で、隣に「岩戸」という居酒屋さんがある。実は、この岩戸には「冷汁」や「ごまだれのマグロ漬け丼」というランチメニューがあって、なかなか美味しいらしいのだ。同僚から聞きつけて来たのだが、その混雑ぶりに、急遽となりの「極塩 とりそば」の看板をに、ターゲット変更したという訳だ。
階段を下りて、ドアを開けた先は、まさに居酒屋。スポットライトで照らされたカウンターの前には何十本というお酒の一升瓶が並んでいる。昼過ぎでもお客は、パラパラと5人ほどだ。カウンターに座り、お勧めメニューという「極塩 とりそば」を注文する。
後から入ってきたお客さんも、皆、「とりそば」を注文しているから、お昼の定番メニューなのだろう。待つこと暫し、出てきた「とりそば」は、極細ちぢれ麺にたっぷりのスープ、具はネギとほぐした鶏肉のみのシンプルさだ。
まずは、さすが「極と」謳うだけあって、あっさりと、でもしっかりと鶏の旨味が効いた塩味のスープが絶品だ。これは美味しい。ラーメンというと味噌味を選ぶことが多いが、先日の東京ラーメンストリートでの「ひるがお」さんといい、美味しい塩味ラーメンも、なかなか侮りがたい。味がシンプルなだけに、旨味が引き立ち、まさにスープの善し悪しがストレートに伝わってくる。
量もそこそこで、美味しく完食いたしました。スープまで全部飲んだのは、久しぶりだ。ちょっと血圧管理からはまずいかも。
こうなると、「宮崎地鶏拉麺」やピリ辛も試してみなければいけない。
今回行けなかった、隣の「岩戸」さんといい、ちょうど秋から冬にかけて、楽しみなお店が見つかった。