菱野温泉 [十ノ原]
10月の3連休も十ノ原に来ている。
行き掛けに、前回行きそびれた高峰温泉の近くにある、菱野温泉に寄ることにした。ここは別荘を建てた時の建築事務所のKさんから教えてもらった温泉で、ケーブルカーに乗って山の上にある露天風呂に行く趣向の「常盤館」がある。
連休で関越道が混んでいたこともあって、小諸ICを下りたのが10時30分と、普段より1時間ほど遅くなった。でも、常盤館の立ち寄り湯がオープンするのは11時だから、ちょうど良い時間だ。
菱野温泉は、上信越道の小諸ICで下りて、国道80号線を少し軽井沢方面に戻り、菱野の交差点から130号線を3kmほど山の中に入ったところにある。常盤館は老舗旅館らしい趣のある建物だが、奥には4階建ての宿泊棟もあって、なかなかの大きさだ。フロントで一人1,000円の入浴料を払い、ロビーの奥にある小さなケーブルカーで裏山の上にある「雲之助湯」に向かう。小さいと言っても、距離130mあるから、立派なものだ。
山の上にある雲之助湯には、ウッドデッキで天空にせり出した露天風呂と内湯がある。11時のオープンと同時に入れたので、中は次男との二人だけ、他には誰もいない。空には曇が多かったものの、なかなか眺望が良い。晴れていれば遠く八ヶ岳から南アルプス、富士山まで見えるらしい。ここの標高は1,000mだから、2,000mの高峰温泉なら、なおさら素晴らしいだろう。
泉質は、単純泉で、さらりとした肌触りだ。加温加水しているらしいが、やっぱり露天風呂に浸かって空の上から山並みを見下ろすのは気分が良い。風呂上がりにお冷をサービスしてくれるのも、老舗らしくてありがたかった。
菱野温泉を出て、いつものイルボスキーノでイタリアンの昼食をとり、その後TSURUYAで買い出しをして十ノ原へ上った。今回は次男が運転免許を取って初めてのドライブなので、明るいうちに山小屋に到着する必要があるのだ。
危ないこともなく、無事15時過ぎに十ノ原に到着した。