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精米機の修理 [ぶつぶつ]

最近、家の中の細々したものが壊れる。

去年は電子レンジや給湯器、パソコン、さらには買ったばかりのパソコンの故障もあった。その後しばらくは落ち着いていたのだが、ここにきて、トイレのタンクや、流しの水漏れが続き、そういえば、前回の十ノ原訪問の際には、ブルーレイプレーヤーも壊れて買い直したのだった。

で、今回は精米機だ。

5合まで精米する家庭用の小さなものだが、3合以上の玄米を入れてスイッチを入れると「キュルキュル」と音がして、1分ほどで停止してしまう。もちろん、中は玄米のまま。

ここ何年間か、職場の知人の実家から玄米を送ってもらっている。近所のコイン精米機に持ち込めば良いのだけど、やっぱり精米したてを食べたいと、家庭用の精米機を購入してから3年になる。

ネットで調べてみると、同じようなトラブルの人が何人かいて、中のベルトを交換すれば直るらしい。分解の仕方も説明が載っているし、ベルトを注文するネットショップの情報もある。それほど難しくないだろうと、さっそくバラしてみた。なるほどモーターと精米の羽を繋ぐベルトが緩くなっている。指で押すと1cmくらい動くから、これでは負荷がかかれば滑ってしまう。

で、ネットショップにベルトを注文したところ、取扱いを中止したので、直接メーカーに注文して欲しいという。連絡先のメールアドレスも載っていたので、メーカーのサタケさんに連絡してみると、今度は本体そのものを岩手の工場へ送付して欲しいという。工場でないと、正しく直ったか保証できないからだそうだ。すでにバラバラになってるし、今更組み立てて本体を送るのも大変なので、自己責任で構わないからと、ベルトだけを特別に送って貰うことにした。送料込で800円ほどだ。このサタケというメーカー、本社が広島にあって、実は業務用含めた精米機の他に、新幹線のブレーキ用のコンプレッサーモーターなど工業用部品も作っている、なかなかの会社だった。郵便で届いたベルトには、分解組み立て手順の写真も添えられていて、丁寧な対応だ。

分解したモーター部分のベルトを交換するのに少し苦労したが、なんとか元通り組み立てることができた。ネジが余ることもなく、きれいに元通りになった。 もちろん、スイッチを入れると、元通りだ。

無事に復活した精米機は、ずいぶんと音が静かになり、しっかり精米できるようになった気がする。

これで、新米を美味しくいただく準備が整った、と思いきや、作業が終わったテーブルを見ると、ぐっさりと表面のニスの塗装が剥げている。ベルトを押し込もうと力をかけた時にモーターのフレームで傷つけてしまったらしい。かなり深い傷だ。

また一つDIY仕事が出来てしまった。 

 

マジックミル完成.jpg

マジックミル古いベルト.jpg

マジックミル新ベルト.jpg

机の傷.jpg