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運転免許の更新 [ぶつぶつ]

運転免許の更新に行ってきた。

最近は、更新が近くなるとハガキで知らせてくれるから、忘れて失効するという話を聞くこともなくなった。

10月が誕生月で、その前後1ヶ月が更新期間だから、もう少し先でも良いのだが、やはり誕生日前に更新しておきたい。日曜日だとかなり混雑するらしいから、平日に半日の有給休暇を取って出かけることにした。横浜市の免許更新は、地元の警察以外は、二俣川にある運転免許試験場まで行くことになる。

事前に届いたハガキを見ると、持参するのは古い免許証とハガキだけで、あとは更新手数料だけで済むとある。以前は写真を撮って、さらに申請書に記入しなければいけなかった。二俣川駅から運転免許試験場までの道には代筆屋がたくさん軒を並べていて、呼び込みのお兄さんもたくさんいたが、今はすべて無くなった。申請は電子化され、和文タイプライターの文字がそのまま免許証に載ることもない。特に今回からはICチップが内蔵された免許証になるらしい。何が違うのか良く分からないけど。

手続き開始は8時半からと書いてあったので、早めの7時50分に到着したものの、すでに何十人もが列を作っている。 まずは更新料の3,450円の証紙を購入し、続いて暗証番号の登録を行う。

新しいICチップ内蔵になったおかげで、いろいろと電子化されて必要になったのだろうが、4桁の数字を2組入力するように指示される。1組なら、銀行やクレジットカードの暗証番号と同じにすればよいが、2組となると思い浮かばない。自分の誕生日は印刷されているから、まずいだろう。結局、家内の誕生日にして登録した。

実は、この2組の暗証番号は同じ番号の繰り返しでも構わないのだそうだ。単にセキュリティを上げるために8桁の数字にしたらしい。この暗証番号をインプットして閲覧できる情報は本籍だけだから、そこまで厳重にしなくても良いだろうし、お年寄りなど、まず覚えられないだろうに。

その後、列に並んでいると、運転免許証を順番に回収に来てくれる。これをコピーして申請書を作るのだが、事前に事務所内でやっておいてくれるのだ。8時になると窓口が開き、順番に名前を呼ばれて申請書を受け取る。後は名前と住所を手書きし、証紙を貼って、受付窓口で確認を受け、視力検査に並ぶ。

朝一番から並んでいた申請者には、だいぶ歳の人が多かったのだが、かなりの人が視力検査に手間取っている。特に大型免許だと遠近感の検査があって、動く棒が横に並んだところでボタンを押すのだが、これがなかなか難しいらしい。3回、ちょうどのところで押さないと合格しないのだが、何度もやり直しをし、中には、「10分ほど休んでからもう一回」と言われている人もいる。免許がないと死活問題なのだろうけど、そんな動体視力、反射神経で大型ダンプを運転しているのかと思うと、さすがに怖い気がする。

視力検査に合格すると、後は写真撮影をして、講習を受ければ完了だ。写真撮影は定刻の8時30分にスタートだった。

免許の写真は、何度撮られても、うまく撮られた記憶がない。なぜか、「何これ」という顔になる。コントラストが強く、のっぺりした写真だからだろうか。即日交付でなければ、自分が気に入った写真を持参して免許証にしてくれるようになったから、女性には朗報だろう。

アメリカにいた時は、「はい、笑って」と言われて、ちょっとほほ笑んだ免許証をもらったことがあった。帰国してから、更新時にちょっと口角をあげたところ、「笑わないで」と怒られたことがあった。本人かどうか認識できれば構わないのだろうに、それも変な顔に撮られる原因だろう。

その後、9時から1時間の講習を受けると、すでに免許証は出来上がっていた。確かに以前との違いは、少し厚くなったことと、氏名の下の本籍の欄がなくなっていることだ。

そして、僕にとっての最大の変更点は、有効期間がブルー地になったことだ。

前回はゴールドだったが、何年か前に環状2号線でスピード違反をして捕まったことがあった。無事故無違反で来ていたから、3ヶ月で違反点数は消えたのだが、免許はブルーに戻ってしまった。

実は、今回ブルーになっても3年後の更新で、またゴールドに戻れると思っていたのだが、最近はブルーでも5年間有効なのだった。ブルーとゴールドの差は、更新時の手数料だけでなく、毎年の自動車保険料にも影響する。確か1割違うから、かなりの差だ。

更新期間が長いのはありがたいが、ちょっとトホホな更新となった。

 

免許証4.jpg