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肉のあんどう [ぶつぶつ]

日曜日は、ベリーの耳の治療に藤沢まで行き、その帰り道に長後にある「肉のあんどう」さんに寄りました。

ここは、ハムやソーセージなど加工肉の国際コンテストでいくつも金賞をとっているお店で、店の入口には、「Wunderbarhof ANDO」の看板があります。以前は安藤精肉店といって、お肉以外にも自家製焼き豚やコロッケを扱っているお店だったようですが、代替わりして今のご主人が自家製ハムやソーセージを始めたようです。横文字の名前になっても、店内では今でも焼き豚やコロッケを販売していて、特に焼き豚は絶品です。

今日は、昨日の肉体労働の疲れもあって、ローストビーフが食べたくなり、それならば通り道の長後にある「肉のあんどう」がちょうど良いと、牛のもも肉を買いに寄ったのです。

声をかけると、先代が店の中に入って、保管庫から肉を探してきてくれました。 日によっては在庫がないこともあるそうで、ちょうど良かったです。ローストビーフ用と言って出してきてくれたのは、きれいな赤ピンク色に、軽く霜降りの入った肩肉です。これは普通に焼き肉にしても美味しそうなお肉です。400gほど切ってもらいました。

ついでに、ゼリー寄せの「チキンアスピック」を100g買いました。ブイヨンのゼリーの中にポークハムが寄せてあって、いくつかハーブも入っています。スライスする時に壊れやすいので、厚めにスライスし、3枚ほど。こちらもフランスパンに載せると美味しそうです。

自宅に帰って16時頃からローストビーフ作りを始めました。

レシピは、以前テレビでやっていた、グッチ裕三さんのお手軽レシピ、15分でローストビーフが作れるというやつです。黒コショウをまぶしたブロック肉の4面を、サラダ油をちょっと入れたフライパンで焼きます。肉を取り出して、そこに水200cc、だし醤油100cc、さとう60gを入れて煮たて、そのタレの中に肉を戻して1分間(4面あるので15秒ずつ)焼いていきます。1分焼いたら肉を出し、冷ましながら、その間にタレを煮詰めるという作業を7回繰り返します。火は中火か弱火です。

あとは、残ったタレに、金ゴマ大さじ1、黒コショウ少々、ごま油大さじ2を加えて、トロッとするまで煮込めば完成です。

粗熱を取った肉を切って、タレをかければ、ローストビーフの完成。

と、まあ、こういう算段だったのですが、どうも最初の焼き加減が難しく、切ってみると中がほとんどレアの状態でした。で、家内の救援を仰ぎ、アルミホイルで包んでオーブントースターで10分加熱し、その後20分ほど、そのまま置いておくと、ちょうど良い加減になりました。さすが、主婦の知恵。

付け合わせにはアスパラガスとさやいんげん。チキンアスピックも、複雑なハーブの香りで、初めての味です。

当然、ピーロートの赤ワインで美味しく頂きました。

 

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庭にレンガを敷く [ぶつぶつ]

庭の雑草が伸び放題だ。

夏前に一度雑草を抜いたのだが、その後は猛暑ということもあって、放ったらかしで、膝よりも高くぺんぺん草が伸びてしまった。このところの週末は出かけることが多かったので、いよいよ今週末は庭の手入れをすることにした。

朝の9時から作業を始めて、ひたすら雑草を引き抜き、芝刈り機で刈り上げ、ついでに隣家の壁際にあるヒイラギの木もばっさり高さを詰めると、すっきり明るい庭になった。2時間の庭仕事だ。

と、ここで家内から、庭の一部をレンガ敷きにしたいという話が出た。そういえば、そんなことを以前から言っていた気がする。

ご近所のTさんやYさんも、庭をレンガ敷きに直しているという。考えて見ると、これから年をとると、草むしりも大変になるし、レンガを敷くにしても体力のあるうちに始めたほうが良いかもしれない。まずは少しずつということで、リビングと和室の踏み台の間、幅265cm、長さ60cmの部分にレンガを敷くことにした。

昼食に出かけたついでに、近くのガーデニング店に寄り、材料を調達した。最近はこうしたガーデニングDIYが流行なのか、たくさんの種類のレンガが売られている。いろいろと見比べて、色を玄関先のレンガに合わせ、こげ茶の焼きレンガを使うことにした。22×11×5cmで1個168円。横に並べて4列として、44枚。交互になるようにずらすため、半分の大きさのレンガを4つ、レンガの下に敷く雑草対策シート、路盤材40kg、川砂40kgを購入した。これだけの広さでも、かなりの材料が必要で、ざっと1万円だ。実は、今回は少し深く掘りすぎて、後から砂を4袋買い足したので、運んだ砂利と砂だけでも160kgになる。今回は1.6平米だが、庭全体に敷き詰めるとなると、20平米はあるから、材料費だけでもかなりの金額になる。だいたい、労力が半端なく凄いことになりそうだ。Tさんの旦那さんは手伝わなかったらしいから、いったいどうやったのだろう。

昼食と資材買出しで、戻ってきたのが13時半。車から資材を下ろし、いよいよ作業開始だ。

まずは表面の芝と土を剥がしてゆく。ネットで調べると、深さ10cmくらい掘り込み、下に雑草対策シートを敷いてから、砂利と砂を敷き、その上にレンガを並べるとある。スコップで掘り返しては、土を反対側へ積み上げてゆく。かなりの量があり、汗が噴き出してくる。

やっとのことで10cm掘り下げ、底を平らにしてから、雑草対策シートを穴の大きさに合わせて切り、敷く。その上に路盤材(砂利)を敷き、さらに砂を入れる。と、ここで、厚さ5cmのレンガを載せてみると、高さが足らない。残る庭の高さより低くなると雨水が溜まるし、もう少しかさ上げしなければいけない。掘り出した土を篩って砂に混ぜてみるが、どうも足らなそうだ。あまりたくさん土を入れると雑草対策シートを敷いた意味がなくなる。しかたなく、再びガーデニング店に行って川砂を4袋買い足し、何とか高さをあわせることができた。

端からレンガを並べ、両側の踏み台の間に均等になるように位置を決めていく。4列方向も、ちょうど和室の踏み台の端に並ぶように間隔を決め、水平を確認しながらレンガを並べてゆく。叩きながら高さを合わせ、グラつく時は下の砂の位置や量を調整しながら、何とか40+4個のレンガを並べ終えた。 最後に、目地に砂を入れて完成だ。思ったよりもきれいに仕上がった。 

後は、掘り出して余った土を周りの芝の上に適当に撒いて、お終いだ。

それにしても、この調子で他の部分を全部レンガにするのは、簡単ではない。庭の真ん中には排水用のマンホールもあるし、ちょっと作戦を練らないといけない。  

ほんの草むしりのつもりが、朝9時から夕方の17時半までの、重労働の一日になってしまった。 

 

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恐れ入谷の鬼子母神 [ぶつぶつ]

男勝りの女性という言葉は、もはや死語かもしれない。

女性が肉食化したというよりは、男性が草食化して、勝る相手が自滅したのだから、女性に非はないのだろうが、今回は、さすがに「恐れ入りました」という、男勝りの女性に遭遇した。

東京近郊の東海道線は通勤路線である。一部の車両に4人掛けのボックス席もあるが、僕が乗るのは横一列のロングシートの車両だ。まだ18時前で、東京駅始発電車だったから、それほどの混雑でもなかったが、僕が座ったドア側のシルバーシートの隅、車両の一番端に、「ドスン」と座って来た女性が居た。

中年のおばさんなら別にどうということもないのだが、ちらっと見ると、30台半ばのきれいなOLさんだ。「丸の内で働いていますわよ」という、それなりのブランドっぽい服装で、ピンではないが、結構お値段の張りそうなヒールを履いている。

見るともなく、左目の視界の端に入れていると、足を組んで、鞄をゴソゴソとやって、何かを取り出そうとしている。携帯だろうか。ここはシルバーシートだが、最近はお年寄りでもお構いなしの人もいるし、まあ、僕も使わないまでも電源を切らずに持っているから、、、、。

で、手元の京極夏彦さんの「西巷説百物語」に目を戻して読みだした途端、「プシュッ」と音がした。横を見ると、なんとロング缶のビールをぐいっと飲んでいる。

確かに東海道線の通勤電車でも、夕方になると缶ビールや缶チューハイを開ける、ふざけたおじさんが居ることは居るのだが、そこそこの年齢の女性とは恐れ入った。しかも、おじさんなら、そのたしなみで白いビニール袋や鞄の中に隠しながら飲むのだが、彼女は隠すでもなく、ロング缶を堂々と膝の上に載せているのだ。

さすがにおつまみを摘みだすことはなかったが、次に取り出したのはスマートフォンだ。シルバーシートに座り、組んだ長い脚がドアを開けて通る人にかかっていてもお構いなしで、ビールを左手に、右手で器用に携帯を操っている。

恐れ入りました。

適当な写真がないかとWebで探したのだけれど、下の写真しか見つからなかった。

これは「桂 三風」さんのブログの「さん風のたより」で「女性らしさ」について書かれたページから拝借したものだ。三風さんは、大阪環状線の車内で女性が缶ビールを片手にしていることを嘆いているのだが、

「三風さん、東京はごっつ、違いまっせ。ハイヒールにブランドもんの服着てなぁ、シルバーシートに座って、脚組んでぇ、ロング缶に、携帯でっせぇ。」

と、変な関西弁で注進したくなるような光景だった。

寅さんなら、「恐れ入谷の鬼子母神」と言うところか。

 

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ベリー・ベリー・べりー [ベリー]

かわいいベリー、3連発!

9月24日11歳になったベリー、人間だと60歳だそうな。

犬も御高齢になると、散歩も軽やかというより必死に近く、

日中は寝ていることが多いのですが、そんな風でもなんだか可愛いのでパチリ。

 

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秋の十ノ原の楽しみ [十ノ原]

いよいよ十ノ原にも秋の気配が迫ってきた。

早朝の気温は7℃と、外に出るには少し羽織らないといけない温度になってきた。

ウッドデッキからの眺めは、まだ緑色がほとんどだが、散策して目を凝らすと、少しずつ、色づいた葉が見つかる。

夏前に植えたアメリカハナノキも、一枝は見事に紅葉している。他の枝は黄色や緑の中に紅点が入り始めた段階で、全体が紅葉するにはもう少し時間がかかりそうだ。メグスリノキもまだだが、次回訪れる時には紅葉しているだろう。

楽しみな季節が始まった。

帰り道に、上田菅平ICの近くにある農産物直売所に寄って、野菜とブドウを買った。

ピーマン、なめこ、ニンジン、オクラ、なす、ミニきゅうり。どれも新鮮で、袋一杯に入って、100円。ニンジンは80円だ。

ちょっと値が張るブドウは、「シャインマスカット」だ。美しいマスカット色で、粒も大きい。切ってみると皮はしっかりしているものの薄く、中の実はたっぷりと密を含んでいる。種なしなので、皮ごと頬張ると、強い甘みとマスカットの香りが口中に広がる。

ちょうど、十ノ原で飲んだ、ピーロートの白ワイン「アラニー」のような芳醇さだった。

 

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松茸づくし [十ノ原]

ひんしゅくを買うことを覚悟で書かせてもらうのだが、今回の十ノ原の一番の目的は「松茸づくし」を食することなのだ。

「この不景気の時に国産松茸のフルコース自慢など、贅沢千万で興味ないわ!」とおっしゃる方は、どうぞ読み飛ばしを。ただし、一度は美味しい松茸三昧を適当な予算で食してみたいという方には、今回紹介するところは、お勧めだ。

松茸も、最近は中国やカナダ、韓国からの輸入品がスーパーに並んでいて、値段が1本1,000円くらいとお手軽になってきたが、当然ながら、その香りと味は、国産品にかなわない。日本でも東北から九州まで、各地で採れるそうだが、関東圏だと長野が有名だ。じゃあ、長野でこの時期になら、美味しい松茸が食べられるかというと、そうとも限らない。地元産と謳っていても、輸入品が一部混じっていたりすることがあるらしいし、値段も千差万別だ。美味しいものを安くとなると、なかなか素人には難しい。

そこで、地元のことなら地元に聞け、ということで、お世話になった設計事務所のTさんに相談し、別所温泉の山奥にある「森林公園」の「いこいの家」を教えてもらった。ここは正真正銘の地元産、近くの山で採れた松茸しか使わない、しかも安心価格で提供と、地元でも知られたところなのだそうだ。

8月の下旬に電話をしてみると、今年は猛暑で松茸の入荷が遅れていて、普段よりオープンが2週間ほど遅れるとのことだった。でも10月の連休なら大丈夫と聞き、予約を入れておいた。コースは2種類で、税別でAコース7,000円とBコース9,000円があるという。違いは「松茸とエリンギのホイル包み焼き」があるかどうかだ。

Aコースでも、松茸鍋、松茸土瓶蒸し、松茸茶碗蒸し、松茸天ぷら盛り合わせ、松茸ごはん、松茸お吸い物、きのこおろし和え、漬物、うどん、と、盛り沢山で、食べきれそうにない。考えた末、Aコース2人分を3人でシェアし、足らなければ追加を注文することにした。ただし、焼き松茸は当日の入荷次第だ、ない時もあるという。

「森林公園」は別所温泉から、さらに数km山奥に入ったところにある。林間学校や校外学習でも使う施設のようで、バーベキュー広場やテニスコート、栗園なども整備されている。

別所温泉からナビの示した道は、北側から回るルートで、すれ違いも難しいような、林道に毛が生えたような道だった。舗装はしてあるが、ガードレールがない場所も多く、初ドライブの次男には、大変な道だった。後から聞くと、地図に赤線で示した南ルートなら道幅も広くて安全ということで、帰りはそちらのルートで戻った。確かにこっちなら問題はない。

「いこいの家」には少し早目に到着したが、すでに席が用意してあった。靴を脱ぎ、大広間に上がると、折りたたみ式の長テーブルが10台ほど並べてあり、両脇に座布団が人数分、置かれている。名前の書かれたテーブルに着くと、さっそく松茸料理が運ばれてきた。

すでに置かれている松茸鍋に火をつけ、煮える間に、天麩羅、茶碗蒸し、土瓶蒸しと運ばれてくる。どれも出来たてだ。天麩羅の具は松茸以外に、薬草ニンジン、カボチャ、しめじ、ししとうだ。茶碗蒸しも、ほんのりと松茸の香りが楽しめたが、やはり美味しかったのは土瓶蒸しだ。火台の火が消えたところで、お猪口でだし汁を飲み、最後に中の松茸や銀杏、かまぼこを食べる。香りと味では土瓶蒸しが一番だろう。

頃合いを見て、奥から大きなざるに載った松茸が運ばれてきた。焼き松茸を選ぶのだ。今回は運よく入荷があったらしい。大きさによって2,000円から9,000円の値札が貼られている。大きさや香りなどを見て、4,000円のものにした。しばらくすると半分に割いて、酢橘を添え、小さな七輪と合わせて持ってきてくれた。網に乗せて焼き、少し表面に水滴が浮き出してきたら火が通った証拠だ。焼きたての松茸を縦に割き、酢橘や抹茶塩などで頂く。松茸料理で美味しさなら土瓶蒸しだが、贅沢三昧というなら、こっちだろう。

そうこうしているうちに鍋がぐつぐつと煮え出した。大きく盛られた白菜がしんなりとしてきたら、上に載った大きな松茸のスライスを鍋の中に混ぜ込んで煮る。こちらは松茸の香りというよりは、食感を楽しむ感じだ。醤油ベースの割り下で、手元の生玉子に浸けて食べるので、すき焼きに似ている。松茸以外に、ネギや糸こんにゃく、鶏肉、シイタケなどが入っている。

松茸鍋の具が食べ終わった頃に、うどんを入れ、最後には松茸ご飯とお吸い物で締めだ。

焼き松茸を1つ追加したとは言え、20歳の次男を含めた大人3人でも2人前が食べきれないほどのボリュームだった。松茸ご飯だけは3人分にサービスしてくれたこともあって、半分近くを、常備されているお持ち帰り用のパックに入れてお土産にした。

食後は、向いにある「松茸資料館」で、栗やはちみつ、干しシイタケをお土産に買い、帰路についた。

いやぁー、人生初の「松茸づくしコース料理」、堪能しました。

 

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菱野温泉 [十ノ原]

10月の3連休も十ノ原に来ている。

行き掛けに、前回行きそびれた高峰温泉の近くにある、菱野温泉に寄ることにした。ここは別荘を建てた時の建築事務所のKさんから教えてもらった温泉で、ケーブルカーに乗って山の上にある露天風呂に行く趣向の「常盤館」がある。

連休で関越道が混んでいたこともあって、小諸ICを下りたのが10時30分と、普段より1時間ほど遅くなった。でも、常盤館の立ち寄り湯がオープンするのは11時だから、ちょうど良い時間だ。

菱野温泉は、上信越道の小諸ICで下りて、国道80号線を少し軽井沢方面に戻り、菱野の交差点から130号線を3kmほど山の中に入ったところにある。常盤館は老舗旅館らしい趣のある建物だが、奥には4階建ての宿泊棟もあって、なかなかの大きさだ。フロントで一人1,000円の入浴料を払い、ロビーの奥にある小さなケーブルカーで裏山の上にある「雲之助湯」に向かう。小さいと言っても、距離130mあるから、立派なものだ。

山の上にある雲之助湯には、ウッドデッキで天空にせり出した露天風呂と内湯がある。11時のオープンと同時に入れたので、中は次男との二人だけ、他には誰もいない。空には曇が多かったものの、なかなか眺望が良い。晴れていれば遠く八ヶ岳から南アルプス、富士山まで見えるらしい。ここの標高は1,000mだから、2,000mの高峰温泉なら、なおさら素晴らしいだろう。

泉質は、単純泉で、さらりとした肌触りだ。加温加水しているらしいが、やっぱり露天風呂に浸かって空の上から山並みを見下ろすのは気分が良い。風呂上がりにお冷をサービスしてくれるのも、老舗らしくてありがたかった。

菱野温泉を出て、いつものイルボスキーノでイタリアンの昼食をとり、その後TSURUYAで買い出しをして十ノ原へ上った。今回は次男が運転免許を取って初めてのドライブなので、明るいうちに山小屋に到着する必要があるのだ。

危ないこともなく、無事15時過ぎに十ノ原に到着した。

 

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都会の昼食(39) 和酒Bar 和味 [都会の昼食]

昼飯の話題なのに和酒Barかよ、と思われるかもしれないが、東京、有楽町界隈の裏道には、夜は居酒屋、昼は定食というお店が結構あるのだ。

今回のお店は、銀座一丁目、ちょっと北に行けば八重洲界隈になる銀座の外れにある。首都高速の脇で、隣に「岩戸」という居酒屋さんがある。実は、この岩戸には「冷汁」や「ごまだれのマグロ漬け丼」というランチメニューがあって、なかなか美味しいらしいのだ。同僚から聞きつけて来たのだが、その混雑ぶりに、急遽となりの「極塩 とりそば」の看板をに、ターゲット変更したという訳だ。

階段を下りて、ドアを開けた先は、まさに居酒屋。スポットライトで照らされたカウンターの前には何十本というお酒の一升瓶が並んでいる。昼過ぎでもお客は、パラパラと5人ほどだ。カウンターに座り、お勧めメニューという「極塩 とりそば」を注文する。

後から入ってきたお客さんも、皆、「とりそば」を注文しているから、お昼の定番メニューなのだろう。待つこと暫し、出てきた「とりそば」は、極細ちぢれ麺にたっぷりのスープ、具はネギとほぐした鶏肉のみのシンプルさだ。

まずは、さすが「極と」謳うだけあって、あっさりと、でもしっかりと鶏の旨味が効いた塩味のスープが絶品だ。これは美味しい。ラーメンというと味噌味を選ぶことが多いが、先日の東京ラーメンストリートでの「ひるがお」さんといい、美味しい塩味ラーメンも、なかなか侮りがたい。味がシンプルなだけに、旨味が引き立ち、まさにスープの善し悪しがストレートに伝わってくる。

量もそこそこで、美味しく完食いたしました。スープまで全部飲んだのは、久しぶりだ。ちょっと血圧管理からはまずいかも。

こうなると、「宮崎地鶏拉麺」やピリ辛も試してみなければいけない。

今回行けなかった、隣の「岩戸」さんといい、ちょうど秋から冬にかけて、楽しみなお店が見つかった。

 

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ハロウィンの季節 [ぶつぶつ]

会社の机の上にカボチャの置物が置かれている。

お客様からの頂き物のキャンディーを食べ終わったところで、入れ物を捨てるのももったいないと、女の子が置いたらしい。近くを通る人が、口を揃えて、「あぁ、そろそろハロウィンですね」と言う。

今の部署はアメリカ駐在経験者も多いから、皆、当時のことを思い出して、懐かしんでいるのだ。欧米、特にアメリカやカナダでは、ハロウィンは、それはそれは、大きな年中行事なのだ。

日本では、ハロウィンは商業化されたものという感が強いが、これは東京ディズニーランドが2000年頃から始めたイベントで広く知られるようになったからだ。それ以前は、ほとんど知られていなかったし、初めてアメリカに行って、「子供が仮装してお菓子をねだりに行くお祭り」と聞いても、どんなものだか、良く分からなかった。

元々はケルト人の収穫感謝祭で、日本の秋祭りのような祭事だが、お化けが主役というのが面白い。昔の暦で年末にあたる10月31日が死者の亡霊や魔女が跋扈する日と考えられたことが起源らしい。

ハロウィンといえば、カボチャをお化けの顔にくりぬいて明りを灯す「ジャック・オー・ランタン」、子供がお化けの仮装をして近所の家を回り、お菓子をねだる「トリック・オア・トリート」だ。アメリカだと、この時期になると、どの家も玄関先にカボチャのランタンを飾り、子供は大きな入れ物を持って近所を回る。

アメリカに住んでいた時には、この時期になるとチョコレートやキャンディーを買い込んで玄関先に置いたものだった。大きなカボチャを買ってきて、中をくり抜いたこともあったが、これが、かなり臭い作業なのだ。子供たちが使った仮装道具も、屋根裏かどこかを探せば出てくるかもしれない。

懐かしい思い出だ。

 

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都会の昼食(38) 南インド料理 ダバ インディア [都会の昼食]

今日のお店は、東京駅の八重洲口、有楽町寄りに5分ほど歩いたところにある「タバ インディア」さんです。

以前紹介した「立ち食いそば」のお店の近く、交差点を挟んで反対側にある、インド料理、そう、カレーのお店です。昼時だと、店の前で待っている人が多く、きっと美味しいのだろうなと思いながらも、なかなかチャンスがありませんでした。

今回は、有楽町駅前の交通会館ビルに入っている耳鼻科に薬をもらいに行ったついでに、寄ってみることにしました。まだ11時半になっていないので、混んでいないだろうと店に向かいました。待たずに入れたものの、お店の中は、なかなかの混みようです。お店の外観の間口からは想像もできないくらい、奥行きがあって、何十席もあるのですが、ほとんど埋まっています。

この時間で、この混雑は、期待できます。

案内されたのは、少し薄暗い店内の一番奥、壁際のテーブルです。

注文したのは、一番安い「本日のカレー」で800円。辛みが3段階のカレー3種からひとつを選びます。今回は、真ん中の辛さのチキンカレーにしてみました。一番辛いのはマトン、甘めは野菜でした。1,000円の三色カレーにすると、三つとも味わえるようです。ナンかライスを選べますが、今回はナンにしました。

さすがにカレー、ほとんど待つことなく、すぐに出てきました。どーんと大きなナンに、ボールに入ったカレーのみ。カレーのボールの脇に見えているオレンジ色のペーストは、少し甘めのソースでした。辛かった人のための口直しか、ナンをつけて食べるのか、良く分かりません。

カレーはシンプルですが、なかなか凝った味です。良く中を見ると、月桂樹以外にもいろいろな種類の香草が入っています。味からするとパクチーも入っているような。辛さは、最初はピリッときましたが、食べているうちにスパイスの複雑な味に隠れて、あまり感じなくなりました。こうした香草の一杯入れるのが南インド料理の特徴なのかは、分かりませんが、このカレー、美味しいです。

食べているうちに汗が出てきました。少し涼しくなったとはいえ、やはり日本の夏にはカレーが合います。そう言えば、先週も蕎麦の「そじ坊」さんで、カレー南蛮そばを食べたのでした。

食べ終わって外に出ると、やっぱり長い待ちの列が出来ていました。

次回は、ぜひ三色カレーにトライして、味の違いを楽しんでみることにします。

 

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地球儀 [ぺらぺら]

教室用に地球儀を購入しました。

これまで使っていたのが右の地球儀、御苦労さまでした。

小さいですが、机の上で使い勝手が良く、調法(重宝)しました。

新しいのは、帝国書院地球儀N26-6R(地勢・全方位回転)という地球儀です。

ネットで見たら、たくさんありましたが、決め手は色! 鮮やかな8色刷りで、海は深さで色分けされています。

おまけに、「世界で一番高い山」とか、「世界最大の湖(日本とほぼ同じ面積)」とか記載されていて

思わず「ふ~ん」と楽しめます。 ちなみにカスピ海です。

付録として「地球儀を楽しもう」と「世界の国旗」という小冊子がついてきました。

「世界の国旗」には、全世界194カ国の国旗が掲載されていて、人口、面積、通貨の単位等など、

地球儀上の位置と照らし合わせるとおもしろいです。

子供たち世代は、私たちより飛行機に乗ることがより身近になり、

情報もどんどん速く豊富に集められるし、発信できます。

小さなころから地球儀に慣れ親しんで欲しいと思っています。

 

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オンワード社販会 秋の陣 [ぶつぶつ]

春に続いて、年2回恒例の、オンワードの社販会に行ってきました。

前回の4月は、だいぶ予算オーバーだったので、今回はせいぜい小物の、折りたたみ傘やカジュアルなシャツだけに抑えようと思っていたのですが、駄目でした。実際に会場に入ると、良いものに目を奪われ、結局、出費は二桁の大台になってしまいました。無駄な買い物はしないぞと思っていても、やはりオンワードさんの思う壺、マーケティング戦略にはまってしまったということでしょうかね。

入場して家内と別れると、ついつい足はDAKSのコーナーへ。やっぱり物が良いですからね、ちょっと見ておかないと。いろいろと物色して、店員さんにも話を聞いて、結局50%オフでネイビーの冬物ジャケットを選んでしまいました。仕立ては良いし、生地も良い。普段は買えない値段だからこそ、半値に魅かれてしまいます。最終日ということもあって、サイズがあったのは1着のみ。こうした最後の一品となると、つい手が伸びてしまうのも、敵の術中にはまった証拠です。

続いてJ-Pressで冬物のパンツです。40%オフと言っても、もともとの値段が高いし、裾上げも有料なので、総額としてみると、デパートや専門店で買う値段とあまり変わらないのですが、やはり物が良いから、つい手が出てしまいます。これも完敗。ズボンは早目に決めて、修理伝票を作ってもらい、先に支払いをしておくことが大切です。混んでくると裾上げに2時間以上かかりますが、こうしておけば、他の品物を選んでいる間に裾上げが終わり、最後に待たされることがありません。

予定外のジャケットとパンツを決めてから、小物に移りました。折りたたみ傘は良いものがなくて、パス。ネクタイは入口近くの特売品コーナーで2,800円と4,700円のものを、さらにJ-Pressで40%オフ品の合計3本を選びました。夏場はクールビズですっかりノーネクタイになったものの、これからの季節は寒さ対策でも必需品です。特に気がつかないうちにシミが増えて、定期的に買い足さないといけない僕には、こうしたバーゲン品は助かります。

その後、家内と合流し、毎度お決まりのJOSEPH ABBOUDで、カジュアルにもドレッシーにも使える、ストライプ柄のシャツを選びました。

会計をしてみると、品数が家内の倍くらいあって、金額も予算オーバー。結局、この時期の社販会は、冬のボーナスの先食いという、ちょっと危ないパターンになります。

まぁ、良いものが買えたから、いいか。

毎回チケットを送ってくれる、長男のお友達のお友達に、大感謝です。

 

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