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都会の昼食(69) 茅場町 鳥ふじ 親子丼 [都会の昼食]

腹部エコーの検査で茅場町まで来ました。

茅場町は、東京駅から日本橋を抜けて、さらに東に進んだところで、東京駅から歩いて15分ほどです。証券会社がたくさんある兜町の隣で、道路を歩いているおじさんも、何となく山師のような風貌の人が多いように感じます。「一攫千金、外して地獄」を見てきたような、ちょっと陰がある感じです。

検査のために朝食を抜いて来たので、少し早目の11時過ぎでもお腹が空いています。蕎麦よりも丼物でもとお店を物色し、見つけたのは高級そうな鶏料理のお店「鳥ふじ」さんです。

名古屋コーチンを使って、卵にもこだわりのお店とあって、一番安い「親子丼」が950円。ちょっと高いですが、まあ良いだろうと階段を上がって暖簾をくぐりました。

お店に入り、カウンターに座って親子丼を注文しました。ほぼ開店と同時のようで、先客が一人で2番目でした。

小鉢や漬物を先に持ってきてくれて、待つこと10分。大きな丼に入った、ふわふわ、トロトロの親子丼と鳥のスープが出てきました。

鶏肉はもも肉とむね肉の両方が入っていましたが、むね肉でもボソボソしてなく、しっかりと鶏の旨味があり、さすが「名古屋コーチン」という感じです。卵も、どうやら2個を時間差で入れているようで、しっかりと火が通っている部分と、生の部分が混在してフワフワ感を出しています。味付けは甘めでちょうど良く、三つ葉がアクセントになって、箸が進みます。そしてご飯がまた絶妙の炊き加減で、具とよく絡んで丼めしの醍醐味を味わえます。

スープも鶏の旨味がいっぱいで、「熱いので火傷しないように」と出されたとおり、物凄い熱さでした。でも美味しかったです。

実は、1400円で限定10食の「特上親子丼」があって、その日も食べ終わって店を出るまでに、売り切れという人気でした。これを目当てに訪れる人も多いようです。ちらっと見ると、器も違っていて、高級そうな雰囲気でした。

後からネットで調べてみると、TVや雑誌でも紹介され、東京の親子丼ランキングでは常に上位のお店だそうです。

ぶらっと見つけたお店としては、大正解でした。

 

鳥ふじ入口.jpg

親子丼.jpg