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わりなき恋 [ぺらぺら]

6月15日、明治座にて女優・作家の岸恵子さんによる朗読劇を観てきました。

LUXAという通販サイトをチェックしていたらこの朗読劇のチケットが目にとまり、迷いに迷った挙句思い切って購入。 一人でお芝居を観にいくのが初めて、明治座へは行ったことがない。でも、岸恵子さんは憧れの女性! きっと素敵なんだろうなあ、あの独特な話し方でご自身の作品をどうやって朗読されるんだろう?! しかも彼女は82歳です。ところが、お歳なんて関係ありませんでした。背中はすっと伸びて、低めではあるけれどヒールを履き、何度もお衣装を替え、ところどころ録音はあったけれどほぼ読み通されました。驚きでした。

「わりなき恋」は岸恵子さんが書かれた大人の恋愛小説です。このときまで私はこの本のことを知りませんでした。が、当日までに本を買って(文庫が出ています)読み、「徹子の部屋」や 「サワコの朝」というトーク番組で前宣伝したので準備は万端! 彼女一人をずーっと目で追い楽しむことができました。パリっぽいピアノの伴奏も素敵でしたし、ミモザの花も印象的でした。

朗読劇が1時間半ほどで終わると、30分の幕間がありそのあとインタビューがありました。

「女は60代からよ! 」

「幸せは美の敵ね! 」(孫に囲まれて穏やかに過ごすのも幸せだけれど、緊張感がないのはおばあちゃんおばあちゃんしちゃうわね)

「尊厳死は認められるべきです」

自分の考えをしっかり持った大人になりたいと思って帰りました。 

 

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