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ラーメン女子 [ぶつぶつ]

昼に「みそ膳」さんでラーメンを食べようと列に並んだ時のことだ。

「みそ膳」さんは、横長に8人、L字に曲がって6人のカウンター席と2人掛けのテーブルが6つ、全部で30人弱の席がある。だから回転も良く、多少長い列が店外に続いていても10分もすれば席につくことができる。

およそ昼時の麺食店はどこでもそうだろうが、みそ膳では麺が茹であがるタイミングに合わせて、相方がスープを準備し、茹でたての麺に手早くトッピングし、ホール係がお客の前にさっと出す。客は出されたラーメンをさっといただく。これが基本だ。多少はスープを味わうとか、冷ますとか、あるいは同僚と話をすることはあっても、箸を休めて長々と話をするなんてありえない。なぜって、麺がのびてしまうからだ。それ以上に、店の中や外には待ちの客が並び、また、昼はラーメン店にとっても書き入れ時だ。

それなのに、場違いにダラダラペチャクチャ、まるで1500円のデザート付きパスタランチでも頼んだかのようにカウンターを占領しているOL3人組がいる。けっして若くはない。30代半ばだろう。まあ、年齢は関係ないのだけれど。 

状況を気にしてか、ちらちらと左右や後ろに目をやりながらも、しかし悠々と話をしている。2人は食べ終わっていて、残る一人が長々とラーメンをすすっている。2-3本の麺をレンゲの上に取りながら、食べる気があるのかないのか、それをスープに浸けたり上げたりしている。

あんたらねぇ、そんな食べ方してたらお店に失礼でしょう。

もうスープも冷めて麺も延びているだろうから、思うからにマズそうだし、食べないなら席を立ちなさいな。こんなに待っている人もいるんだから。だいたい、食べ終わっている2人は席を空けて、残りの1人が食べ終わるまで、外で待ってりゃいいじゃん。 

次から次に、後から横に座った人のほうが先に食べ終わって、席を立ってゆく。 

男子の牙城だったラーメンや立ち食いそばに女子が足を運ぶのは構わんが、この東京駅近くで昼時に、高々750円の味噌ラーメンで30分も粘ろうかというのは、マナー違反だろう。

美味しいものは美味しいし、汁が飛び散るラーメンをOLさんが堂々と食べれる時代になったことは結構なことだが、オフィス街の昼食での麺食には、それなりのルールとマナーがあるのだ。

ラーメン女子という言葉も出来て、華々しく宣伝するなら、昼時のマナーも教えてちょーだいな。

 

女子ラーメン部.jpg