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数学ガール [ぶつぶつ]

このところ、十ノ原へ一週間行き、その後、富士山登山があったため、ブログのアップが遅れてしまった。

十ノ原の電波状況もだいぶ改善され、auのデータカードでも、雨戸を閉めきった室内で繋がるようになったから、ブログも毎晩、小まめにアップすれば良いのだが、現実はそうは行かない。今回はオリンピックもあったし、何より昼間の重労働で早めに床につくことが多かった。ゆっくり読もうと持ちこんだ本も数ページも進まなかった。横浜に戻ってからも、富士山ネタのアップを優先し、やっと先週の十ノ原の記事をアップし終えたところだ。

で、十ノ原で読もうと持って行った本の話だ。

僕は本好きだが、日がな一日、本を読んでいるというほどではない。面白い本も、一気に読み終えるというよりは、大事に少しずつ読み込むほうが多い。楽しみを分割して味わう感じだ。だから好きな作家も、そうした読み方にマッチする、割と話が複雑で、何度か読み直さないと理解しにくい、だけどその分、奥が深く、後から腑に落ちるという作風の人が多い。大好きな京極夏彦さんも、長いものだと1000ページを軽く超える、長編作家だ。

シリーズもので、出版されれば必ず買っているものには、その京極夏彦さんの「百鬼夜行」や「巷説百物語」などがあるが、変わったところで、「数学ガール」という本がある。結城浩さんの著書で、累計では10万部を超え、英訳もされているというから、数学書としては、かなりのヒット作だ。ついこの間、第5作「ガロア理論」が出版されて、さっそく購入して読み始めたところだった。

ここで数学の話をしても仕方がないのだが、読みようによっては、これは面白い。

全5巻とも、もちろん難しい数式も一杯でてくるのだが、多少分らない部分は飛ばして読み進んでも、数学の面白さや奥深さを体感することができる。今まで想像もしなかった数字や数式、図形の間に関係があったりして、まあ、面白いのだ。

数学書が愛読書というのは、何ともオタクっぽい感じなのだろうが、実はこの「数学ガール」シリーズにはコミックス版があるらしい。

さて、どんなものかとネットで見て驚いた。今時の秋葉原のメイド喫茶に出てくるようなキャスティングなのだ。とてもここに載せられないような絵もあって、ほとんどコスプレキャラだ。

確かに高校生の男女が主人公で、話の設定も「萌え」的な要素は無きにしもあらずなのだが、それにしてもねぇ。

 

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