SSブログ

モーニング デザート サファリ [番外編]

ドバイ・アブダビの第2日目のスタートです。

朝4時前に起きて準備をしていると、4時35分にモーニングサファリの車が到着したと電話がありました。砂漠を走り回る「デザートサファリ」は、ツアー会社のオプションツアーで申し込むと他の人と一緒の車で行くことが多いようですが、今回は長男の会社に勤めるインド人の紹介で、家族3人だけのプライベートツアーにしてもらいました。それでも料金は格安だったそうで、やはりこちらでは友人知人のツテはとても重要です。

ロビーへ下りると、ホテルの前にはランドクルーザーのV8が止まっています。なるほど砂漠ツアーですから、名前負けしない車種なのだと思いながら乗り込むと、昨日とはちょっと雰囲気が違います。そう、天井にロールバーが走っていて、車が横転しても潰れないためと分かりで、ちょっとビビりました。

高速を走ること1時間弱、どうやらアブダビより南東に70kmほど内陸に入ったあたりのようです。高速を降りて一般道に入ったところで運転手が車を路肩に止め、タイヤをいじりだしました。話を聞くと、タイヤの空気圧を下げておかないと走れなくなるとのこと。見た目でもわかるほど空気を抜いています。帰りの高速はどうするのか、ちょっと心配になりました。

そこからの道は、かなりの悪路でガタガタになり、そのうちに道がなくなって、柔らかい砂地を砂ぼこりを挙げながら進みます。まだ暗い中、地形が頭に入っているようで、上手く砂山の尾根を選びながら10分ほどで車が止まりました。時刻は5時45分。日の出は6時半過ぎ、あたりはシーンとしてまだ暗く、どちらの方向から日が昇るのか分かりません。少し肌寒い中、砂丘の上で待ち続けました。

しばらくすると、別のランクルが砂の中から現れました。同じツアー会社の別のツアー客がやってきたようです。ドイツ人夫婦と韓国人の新婚さんらしき4人が降りてきて、同じ地点で日の出を待ち始めました。

日の出30分前くらいから空が白み始め、太陽の出る方向が分かってきましたが、どうもどんよりとしていて、地平線に雲がかかっているようです。日の出時間の6時30分を過ぎて、かなり明るくなってきても太陽が見えず、ひょっとしてこれはご来光を拝めないかもと思い出したところで地平線の一点から強いオレンジの光が届き始め、太陽が顔を出しました。砂漠に靄がかかり、立木がラクダのようにも見えて、幻想的な風景です。

日が出て15分ほどで、日の出見学は終了。次は、いよいよ砂漠の中を走り回る「サンドボート」です。

運転手が皆のシートベルトを確認してからスタート。先ほどとはエンジン音が変わり、車がガーっと走り出しました。ジェットコースターのようなアップダウンが続きます。上下に加えて左右にも大きく振られ、横転するのではないかと思うほどの揺れです。カメラは座席からまっすぐ前に向けていますが、車体が横に大きく傾き、撮れた写真の地平線が斜めになっています。実際の景色は写真以上で、船酔いするような揺れの連続に「もう勘弁 !」という感じでした。

やがて砂山を抜け、平坦な場所に出て進むこと10分。ちょっとした建物がある場所につきました。観光客向けの施設で、トイレや休憩するソファなどが並んでいます。そこで少し休憩したところ、別の人がラクダを連れてやってきました。今度はラクダ乗り体験です。

ラクダが前足、後ろ足の順に膝を折り、地面に座ったところで背中に乗ると、ラクダ使いの指示でぐっと立ち上がります。取っ手をしっかりつかんでいないと振り落とされてしまうほど急激に体が持ち上がります。視線の高さは3m近いでしょうか。一周20mほどの円を描いてラクダが歩き、砂漠を旅する雰囲気を味わいました。

これでデザートサファリは終了です。ラクダ乗りの間に運転手は休憩所にあったエアポンプでタイヤの空気圧を元に戻し、ランクルは帰路につきました。休憩所からしばらく走ると舗装された道路に出て高速に戻り、朝9時前にはホテルまで戻ってきました。全体で4時間半もかからないツアーでしたが、かなりインパクトがありました。

その後、午前中は部屋でくつろいで過ごしました。昼前には近くにある長男の勤めるオフィスを見学し、その帰りに「クリスピードーナツ」を買い、部屋で昨日の残りのラムチョップを温めて軽めのランチにしました。

長男のホテルに泊めてもらうのは1泊だけで、午後からは2日目の宿の「シャングリラホテル」へタクシーで移動です。

そこでも今日のツアーは続きます。


空気圧調整.jpg

砂漠日の出1.jpg

砂漠の朝日.jpg

サーフドライブ.jpg

ラクダ.jpg

砂漠休憩所.jpg

らくだ乗り.jpgラクダ乗り.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

アブダビの第一夜 [番外編]

夕食に出かけたのは「ラムチョップ」が美味しいというエジプト料理のお店「ABU SHAKRA」です。

長男のホテルから店まではおよそ1kmくらい離れていますが、途中にあるWorld Trading Centerに寄りながら、ブラブラと歩いていきました。

ちょうど11月30日はモハメドの誕生日で祝日で、外ではお酒は飲めません。店内では料理を自宅に持ち帰ろうというお客さんが数人並んでいましたが、その脇をすり抜けて2階に上がり、席につきました。

ラムチョップは長男の一押しですが、最低でも1kgからのオーダーだそうです。3人ではとても食べきれませんが、残りは持ち帰ってのお酒のつまみにすることにして、オーダーしました。ほかにアラビックブレッドとペースト、モロヘイヤのスープに、コシャリという料理をオーダーしました。これはパスタと米に豆やフライドオニオンが乗っていて、そこに酸っぱ辛いトマトソースをかけて混ぜて食べる料理で、とても美味でした。

再び1kmを歩き、長男の部屋に戻ってきてから、ビールとワインをいただきました。さすがにお腹が一杯で、つまみはチーズで、ラムチョップは翌日のランチに回りました。

明日は朝の4時45分に迎えが来て、モーニングサファリツアーに出かけるため、22時前にはベッドに入りました。

深夜便に乗って早朝にドバイに到着し、ドバイ観光をしてからアブダビの街も歩いてと初日から盛りだくさんで、すぐに眠りにつきました。


アル シャクラ.jpg

エジプト料理.jpg

コシャリ.jpg

ラムチョップ.jpg

nice!(0)  コメント(0)