シェイク ザイード グランド モスク [番外編]
ペルシャ湾の海岸に近い長男のホテルから内陸側へ15kmほど、コア・アル・マクタ運河を越えたところにあるのがシャングリラホテルです。運河の対岸には世界最大級のモスク「シェイク・ザイード・グランドモスク」があり、大きなモールも併設するリゾートホテルです。
チェックインを済ませ、16時半から午後の開場となるグランドモスクの見学まで、部屋で休憩です。クリークビューの5階の部屋で、テラスの椅子に座ると対岸にグランドモスクが見え、心地良い風が吹き抜けます。長男は1時間眠りこけていました。
16時過ぎにタクシーでグランドモスクまで移動しました。
このモスクはUAEの建国の父である「ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤン」が建てたもので、この名前が付いています。彼は完成する前に亡くなったそうですが、最初に行われた式典が彼のお葬式だったそうです。イスラム教以外の異教徒が自由に入れるモスクは数少なく、しかも世界最大級の大きさと豪華さで、無料とは驚きです。
グランドモスクに入るにはセキュリティーチェックを受け、イスラム教の教えに則り、肌を隠す服装でなければなりません。さらに女性は髪を隠すショールを身に着ける必要があり、持ち合わせない場合には「アバヤ」という衣装を貸し出してくれます。男女別のゲートに入り、出たところで合流して、写真を撮りました。その後モスクを囲む回廊をぐるっと回り、その正面から靴を脱いで中に入りました。下駄箱がおいてあり、皆そこに靴を入れていくのです。
中に入ってみると、ピカピカに磨かれた大理石の中庭にモスクが映り、まるで水面のような美しさです。さらに建物の中も豪華な装飾で飾られていて、メインホールの床には世界最大の大きさのペルシャ絨毯、壁や天井にはモザイク模様、天井からは世界最大のシャンデリアが下がっていて、しかも使われているのはスワロフスキー。とにかく世界一が大好きなお国柄で、圧倒されました。
見学を終えてタクシーでホテルへ戻ると、ちょうどモスクの南に夕日が沈むところでした。朝は砂漠、夜はグランドモスクと、アブダビの2日目は、朝日と夕日を拝むことができました。
夕食は、シャングリラホテルに併設するレストランでインド料理です。