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ブック オフ [ぶつぶつ]

週末に立派な本棚を頂いた際、手持ちの本を整理して不要なものを処分しました。

処分といっても粗大ゴミに出すのは大変だし、そもそも作者に失礼という気がして、車で10分ほどのところにある「Book Off」さんに持ち込んで買い取ってもらいました。

文庫本が130冊、単行本が15冊くらいでしたが、段ボール3つに入れてジュリエッタで持ち込みました。お店側も手慣れたもので、台車を押して車のところまで来てくれて、店の中へ運んで20分ほどで査定してくれました。

総額で1,950円。

レシートにあるとおり、一冊あたりの買い取り単価は10円から30円。1冊だけ単行本で50円というのがありました。買い取り冊数を合計してみると115冊ですから、30冊くらいは値段が付かずにタダで引き取ってもらったことになります。プレイステーションのソフトも数千円したものが10円ですね。シリーズもので、攻略本付きで1から4までありましたので、少しは期待していましたが、ほとんど価値なしでした。

古本一冊が10円から30円を高いと見るか、安いと見るか。

最近はゴミを処分するにも費用がかかる世の中ですから、タダでも文句は言えませんし、元々、捨てたくなくて持ち込んだものですから、私としては十分です。

もっとも、そうして古本が誰かに読まれることを望みながらも、私自身は古本は買いません。絶版になって手に入らない探しものを見つけたり、昔懐かしい、たとえば片岡義男さんの赤い背表紙の角川文庫を見つけて、思わず買ってしまうことはありますが、普段買う本は新本です。それは「正価で本を買わなかったら、本を書く人が居なくなってしまい、それは社会の損失」という、ちょっと偏屈な思いからです。

何時間も楽しめて、何度も読み返したくなる本が最低賃金の2時間分くらいで買えるというのは、とてもありがたいことですし、次から次に新しい本が出版される世の中は、知的、精神的に豊かで平和なのだろうと思います。

昔聞いた、「本を捨てると本の神様から叱られて、知識が消えてなくなる」という話を信じている訳ではありませんが、もし十分な広さの家の壁一面に本棚があったら、本は捨てません。

 

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