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立派な本棚 [ぶつぶつ]

ご近所の方から立派な本棚を頂きました。

北海道産の無垢のなら材を使った注文生産の本棚で100cm幅が1つ、75cm幅が2つ。それはそれは見事な本棚です。業者に引き取ってもらおうとしたら「処分しかない」と言われたそうです。

何十年か使われたものだと思いますが、分厚い板は寸分の歪みもなく、ガラス扉もピタッと閉まります。取っ手も無垢材からの削りだしで、細部まで手の込んだ造りになっています。確かにこれを処分するというのはあまりにももったいない話で、有難く頂戴することにしました。

ということで、今週末は100mほど離れたお宅から3つの本棚を引っ越し、ついでに中身の本の整理に明け暮れた週末となりました。

土曜日は、まず我が家の2階にある本と本棚の整理からです。主寝室にあるのは引っ越し時に購入した本棚です。15年近く頑張ってくれましたが、最近は扉も歪んできていました。また、長男の部屋では1986年に買った食器棚が本棚代わりになっていました。こちらも今回処分して入れ替えることにしました。

主寝室の本棚を動かすには、写真にちょっと見えている、隣りの手造りの本棚が邪魔になります。そちらも合わせて、すべての本を取り出して要不要に分けるだけでも大変な作業になりました。以前の本棚は半分は剥き出しだったので、本は埃だらけです。本を手に取っては掃除機で吸い取りながら、床に並べて仕分けして行きます。土曜日の9時から作業を始め、昼には不要とした100冊くらいの文庫本や単行本をBookOffに持ち込んで処分してもらいました。翌日の本棚引っ越しのための場所が確保できたのは夕方でした。

で、大変だったのが日曜日の移動です。

頂く方のお宅の2階から玄関先まで下ろし、家内が事前に借りておいてくれた二輪の台車に載せて自宅まで運び、再び2階に持ち上げなければなりません。ちょうど家にいた次男の手を借りて1時間かけて3つの本棚を移動させることができました。

さすがに無垢のなら板でしっかりと作られていて、しかも扉にはガラス。大の男が二人でやっと持ち上げられるくらいですから、大きいものは50kg近くあったと思います。引っ越し業者さんの苦労が良く分かりました。

早朝7時からお邪魔させてもらい、3つの移動が終わったのが8時過ぎ。しばらく休んでから自宅の2階に持ち上げ、置き終わったのは10時でした。

床に並べた本を整理しながら入れ直すのに15時頃までかかりましたが、ドンと置かれた立派な本棚に、大事な本が納まっている様子は、何とも気持ちの良いものです。「知の源泉」という感じがしますね。

大切にさせていただきます。

 

なら材本棚.jpg