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九州旅行 由布院ブラブラと山のホテル「夢想園」 [番外編]

由布院駅からは由布岳に向かって真っすぐに道路が伸びています。その先にあるのが「金鱗湖」です。

少し道を進むと大きな鳥居があったりして、雰囲気は鎌倉の小町通りに似ています。

駅の近くにロールケーキのお店「Roll Shop」さんがありました。車内では食べられなかったし、昼食は抜いて夕食に備える計画なので、一つ購入して店内で食べてみました。甘みを抑えて、確かに美味しいロールケーキでした。ひょっとするとここが車内販売に納入しているお店かとも思ったのですが、道を進むといくつもロールケーキのお店があります。どうやらロールケーキは由布院の名物になっているようです。

さらに進むと、車内で見かけたBの文字をあしらったロールケーキのお店「B-speak MURAYA」さんがありました。店内は人で溢れていて、こちらが正解のようです。この人だかりからするとかなり期待できそうなので、帰りの「ゆふいんの森」2号では、何としても手に入れて食べることにしました。

ロールケーキ屋さんの他に多いのがハチミツ屋さんです。大分県の名産品なのかもしれません。あとはカボスやゆずを使った味噌や醤油のお店も多いです。そうしたお店をチェックしながらおよそ30分で金鱗湖に着きました。

金鱗湖は周囲が500mにも満たない小さな湖です。底から真水と温泉が湧き出しているそうで、湖畔には観光客でも入れる温泉もありました。

湖をぐるっと一周して、駅から来た道を戻り、往きに気になっていた「山下清原画展」に入ってみました。あの「放浪の画家」山下清の美術館です。600円の入場料を払って館内に入ると、沢山の作品が展示されています。彩色した紙をちぎって貼りつけた貼絵が多かったですが、どれも見事なものでした。ところどころに山下清の直筆の手紙の模写も展示されていて、その内容がおかしくて笑みがこぼれます。言葉を組み立てる能力にはハンディがあったのでしょうが、その分がすべて絵画に向ったような、やっぱり世に名を残すだけの画家だと実感しました。

その後、ゆずやカボスを使ったお醤油屋さんとハチミツ屋さんで味見をしながらお土産を購入し、駅に戻ってきたのが2時30分。ここから予約したホテルまでは1.3kmです。タクシーでも良かったのですが、iPhoneでルート検索してみると、17分で到着するとあったので、スーツケースを片手に歩いていくことにしました。

途中の大分川の橋の上からは由布岳が綺麗に望め、思わず写真に収めました。

その後の道は国道11号線に向かってかなりの上り坂になっていました。iPhoneのマップ検索は便利ですが、高低差までは表示されないのはちょっと残念でした。最後は後ろを振り返りながらの微前進になりましたが、何とか3時少し前にホテルに到着しました。結構疲れました。

確かにホテルの名前は「山のホテル夢想園」。

名前のとおり、山腹に抱かれたホテルで、もっと早く気がつくべきでした。

チェックインも済ませ、さあ、あとは部屋で一服してから温泉と夕食です。

 

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