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梅雨の十ノ原 (1) [十ノ原]

5月にアメリカハナノキとメグスリノキ、ドングリを植えてから、ちょうど一ヶ月になる。

今回は近所のTさんご夫婦と一緒に4人で十ノ原を訪問することにした。Tさんに車を出してもらい、運転までお任せの楽ちんツアーだ。いつもなら同行するベリーも、大好きなTさんが一緒だと大変なことになるので、金曜日の夜からペットホテルに預けてある。気の置けない大人4人の旅だ。

土曜日の朝7時に出発し、途中で2度の休憩をはさんで、上田菅平ICを下りたのが11時15分だった。天気にも恵まれ、というか関越道で関東平野を北上するにしたがって、だんだん暑さが厳しくなり、熊谷では最高気温が30度の真夏日になるような天気だった。

お決まりの「刀屋」さんで、ざるそばとちらしの昼食をとり、そのまま十ノ原へ向かった。上田市内でも27度とかなりの気温だが、さすがに標高が上がるにしたがって気温、湿度も下がって、到着した十ノ原の気温は24度で、なにより湿度が低く、快適な陽気だった。

さっそく、植えたアメリカハナノキやメグスリノキ、ドングリの様子をチェックする。回りに雑草が伸びてきているが、ちゃんと根付いていて、大丈夫そうだ。続いて、持参した巣箱を取り付ける。幾つかの木を物色して、枝を払ったモミの木の幹に針金で固定することにした。本当は枝や葉の間で外敵から見えにくい場所が良いのだろうが、脚立の高さで丁度良い場所がなかなかない。ウッドデッキの正面になるが、上手く小鳥が巣作りをしてくれるかどうか。 

その後、しばらくくつろいでから、小布施へ向かう。少し観光してから小布施温泉で汗を流し、夕飯を買い込んで十ノ原へ戻る計画だ。

小布施では岩松院を訪れた。

ここは戦国武将の福島正則や葛飾北斎、小林一茶などで有名な曹洞宗のお寺で、開山550年になるそうだ。本堂の天井にある、北斎89歳の時の大作、八方睨みの大鳳凰図は、160年以上経った今でも綺麗が色が残っていて、見事なものだ。住職の説明を聞きながら天井を見上げて江戸の昔に思いを馳せた。さらに本堂の裏には、小林一茶が「痩せ蛙」を読んだ古池も残っていて、なかなか見どころの多いお寺だった。何度か小布施を訪れていたものの、まだまだ来ていないスポットがあるものだ。

その後、穴観音の湯につかり、須坂市内のTSURUYAで買い出しをして十ノ原へ戻ることにした。TSURUYAへ向かう途中で美味しいアイスクリームの店「エルバート」に寄った。栗を大粒に砕いて載せた栗アイスがお勧めだ。

夕食はキノコの炒め物にお刺身、Tさんご実家製のコーン、先週作った自家製の燻製玉子等々、ナッツやチップなどの乾き物も加えて、ビールにワイン、ウィスキーのパーティーとなった。

ワイワイガヤガヤと23時頃まで話に花を咲かせた。

 

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どんぐり20120630.jpg

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北斎 八方睨み.jpg

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夕食20120630.jpg