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漏水原因の解明 [十ノ原]

購入したエアコンプレッサーを使って、屋外給湯器の水抜きをやってみました。

玄関に置いたコンプレッサーをウッドデッキに出し、コンセントとホース、エアノズルを接続します。男性なら片手で持てましたが、家内にやってもらったところ、翌日筋肉痛で背筋から肩が痛いと言っていましたから、保管場所も要検討です。

コンセントはウッドデッキの一番奥の壁にあるので、コードの長さからポンプはデッキ中央に置くことになります。ポンプの電源を入れると大きな音でモーターが回り、およそ3分ほどでタンクが一杯になって自動停止しました。予想以上に時間がかかりますね。音も大きいので、ご近所の目も気になります。

ポンプの吐出圧力を0.6に調整し、準備完了です。ホース先端のノズルを持って玄関先を回り、北側の壁にある給湯器までホースを伸ばしました。なんとか10mで大丈夫でした。 

まずは給湯器の「凍結防止」の手順に従って、コントローラーを操作し、青矢印の5つの水抜き栓を外します。お湯を使った後すぐだと、かなり熱いお湯が出るので、やけどに注意です。特に、真ん中の金属の栓からは熱いお湯が流れ出てきました。また、狭いところでねじを回すので、指の力の弱い家内だと工具(プライヤー)が必要でした。

栓をすべて外して、機器内の水が出終わったところで、エアブローです。今回問題となっているのは赤い矢印の「浴槽お湯はり配管」です。1月にここが破損して水漏れが起こったのが事の発端です。

家内に屋内に戻ってもらい、風呂の窓を開けて声をかけ、ノズルからエアーを吹き込んだところ、びっくりする量の水が浴槽内に排出されることが確認できました。1リットルとは言わないまでも、往きと戻りのそれぞれの配管にかなり水が残っているようで、両方で500ccは吹き出していました。

そもそもこの配管は屋外ではマイナス勾配を持っていて、給湯器から浴槽にむかって下がっているので、給湯器で水抜きをすれば配管内に空気がはいり、中の水は浴槽から排出されて空になる設計です。にも関わらず500ccもの水が排出されたということは配管の最後、浴槽に接続する部分が逆勾配になっていて一番低く、そこに水が溜まっていたことを示しています。

これで1月の漏水トラブルの原因が特定できました。むしろその前の2年間に破損が起きなかったことが不思議なくらいです。

ひとまずはエアブローできれいに排水されることが確認されたので、良かったですが、水回りの工事業者さんとは善後策を相談しなければなりません。確かにエアブローは効果ありですが、家内にやってもらうにはかなりの大仕事ですし、これから歳をとることを考えると、あまり面倒な手順での作業は避けたいところです。エアポンプを給湯器の近くに常備することなど、考えることにしました。

やはり、厳冬地の別荘では、冬の水回り対策が大変だと実感しました。 

 

ポンプセット.jpg

水抜き位置.jpg 

風呂沸かし配管.jpg