SSブログ

都会の昼食(240) 神田 天府 牛肉の四川煮定食 [都会の昼食]

秋のさわやかな天気に誘われて、神田まで足を伸ばしてきました。

西口商店街から一本入った道沿いに見つけた「天府」という四川料理のお店です。

ランチ定食は日替わりが780円、四川麻婆豆腐定食が800円、牛肉の四川煮定食が850円とあります。それ以外には坦々麺やラーメン、五目焼きそば、チャーハンなど中華の一品料理の定番がならんでいて、どれも700円から750円と良心的なお値段です。さらに、12時までなら、坦々麺や麻婆麺のハーフに小チャーハン、シュウマイに杏仁豆腐といった4品セットも6種類あって、どれも800円と、色々とたくさん食べたい人向けのメニューも充実しています。

四川料理といえば、麻婆豆腐だろうと目をつけて入ったのですが、メニューを眺めて気が変わり、「牛肉の四川煮」を頼んでみました。ご飯にスープ、ザーサイと杏仁豆腐が付いてきます。

出てきた四川煮は、ぱっと見、麻婆豆腐で、豆腐の代わりに牛肉のスライスが入っている感じです。表面にはこれでもかという量の唐辛子がかかり、器の周辺には大量のラー油がオレンジ色に光っています。見るからに辛そうです。箸を入れてみると、中央部の下にはもやしとキャベツを痛めて軽くあんかけにしたものが入っていて、その上に牛肉麻婆ソースをかけてありました。

一口、二口と食べると、すぐに口の中が「じわーん」と痺れてきて、麻辣(マーラー)の中国山椒の味が口の中に広がります。それでも食べ続けていると、痺れもだんだん感じなくなり、辛いことは辛いものの、旨みを感じるようになるから不思議です。最後に杏仁豆腐で口直しができました。

久しぶりにご飯を食べながら汗をかき、完食しました。 

 

四川煮.jpg

天府.jpg 


都会の昼食(239) 日本橋 柚こう お刺身とあら煮定食 [都会の昼食]

引き続き、日本橋のお店です。

店構えからすると、ちょっと入りにくそうな割烹料理店ですが、ランチは一品「本日のランチ」のみです。店の前にあるお品書きには、ダイコンとぶりのあら煮、茶碗蒸し、ぶりの刺身、マカロニサラダ、つけもの、ご飯大盛り無料、麦茶サービス、850円、限定20食、とあります。

この値段ならと暖簾をくぐり、扉をあけると、普通のお宅の玄関の造りです。正面には階段、左には六畳ほどの小間。声をかけると中から仲居さんが出てきて、靴はそちらの下駄箱にいれて、こちらにどうぞ、と小間に通されました。

大きなテーブルが一つ。片側4人ずつ、計8人の相席テーブルです。

席に着くと、ご飯の量を聞かれ、半分と答えると「では、女性用のお茶碗で出させていただきます」とのこと。なかなか丁寧な対応です。まずは塗りの入れ物に入った3つのお皿に、お刺身、あら煮、マカロニサラダが盛られて出てきました。お刺身はブリといっても中トロのようや脂の乗りで、まったく生臭くないのにはびっくりしました。あら煮も築地で仕入れたお魚をお刺身用にさばいての残りでしょうが、食べやすい部位を丁寧にさばいていて、こちらもさすが日本橋の割烹料理のお店だけのことはあります。

茶碗蒸しの下にはカニ、上品な味付けです。漬物も程よい塩加減、ご飯に味噌汁も秀逸で、これで850円はびっくりのお値打ちランチでした。

最初は一人でしたが、食べ始めて10分もしないうちに小間の席はすべて埋まり、2階席にも通し始めました。帰り際に扉を開けると、ちょうどOL風の3人連れが小走りに入ってきて「まだ大丈夫ですか?」と声をかけていました。限定20食で売り切れになることを心配してきたようです。

知る人はご存じの良店とお見受けしました。

 

刺身あら煮定食.jpg

柚こう.jpg 


改札雑景 [ぶつぶつ]

駅の情景も随分、変わりました。

ランチに八重洲側へ出かける時、定期券を使って丸の内側から駅の構内を抜けていきます。

ランチ後に戻ろうと、八重洲中央地下口から駅構内に入った時に、年配の夫婦の声が聞こえてきました。どうやら東京駅の中で迷ってしまったようで、改札口を探しているようなのですが、どうも話が変です。

「おい、あそこが入口だ。」

「いえ、違いますよ。あれは出口ですよ。」

「何言ってんだよ。ここは通路だろ。あそこから駅に入るんだよ。田舎者!」

最近の東京駅の地下には駅ナカ商店街が広がっていて、お土産だけでなく、スイーツから惣菜まで色んなお店が並んでいて、まるでデパ地下のような様相です。ホームは2F、乗り換え通路が主体の1Fまでなら間違えないのでしょうが、B1まで下りてしまうと、雑踏も相まって、そこが駅構内かどうか、分からなくなってしまったようです。特に新幹線で到着すると、一般駅構内に出る際に改札口を通りますから、自分が駅の外に居るのか、中に居るのか、分かりにくいこともありますね。

それにしても、お年寄り男性に良く見られる「男尊女卑」、「黙ってついてこい」思想が、最後の「田舎者」に凝縮されています。あなたが田舎者ですよと苦笑いしつつ、まあ、久しぶりに東京へ出て来てこの情景なら仕方ないだろうなと、脇を通り過ぎました。

しばらく通路を進んで、丸の内側の改札口まで来ると、今度は若い男性が改札口でスタックしています。

改札から出ようと、SUICAをタッチしてゲートが開くのですが、大きなスーツケースを押して通ろうとするので、自分が通過する段になると赤ランプとアラームが発報して通れません。あわてて戻って、別のゲートに移動し、通ろうとするのですが、同じように発報してしまいます。

自動ゲートではすり抜け防止のため、一人が通過すると次の人のカードタッチがされない限り通れない仕組みで、無理に通ろうとするとアラームが鳴ります。大きな荷物を持って改札口を通るなら、ゲート脇にある有人のゲートを通らないといけないのですが、慣れていないのでしょうね。やっと「駅係員のいる改札口にお回りください」という声に気付き、舌打ちをしてスーツケースを押しながら、横に回って行きました。

私の会社の入口もカード式のゲートで、同じような経験をしていますから、すぐに分かりましたが、知らないと難しいでしょうね。SUICAを強くたたきつけるしぐさで「何でだよ!」というイライラ感が良く分かりました。でも機械が悪いわけではありません。あなたが仕組みを理解していないからです。 

とまあ、様変わりした駅構内での雑景でした。

 

駅中1.jpg

駅中2.jpg 


都会の昼食(238) 日本橋 大吉三 さんま塩焼きとあら煮定食 [都会の昼食]

最近良く足を運んでいる日本橋です。

三越の正面、むろまち小路からちょっと脇に入った小道沿いの「大衆酒場 大吉三」さんというお店で、先日の「三冨魯久汁八」さんのすぐ近くです。

なんといっても名前のとおり、昭和の飲み屋さんの雰囲気で、真昼間というのに、店内には演歌がガンガンと流れ、しかも曲は尺八と三味線の任侠ものですから、おって知るべしの雰囲気です。

オーダーしたのは日替わり定食880円。さんまの塩焼きにあら煮という、いかにも大衆酒場の王道というような二品ですが、でも美味しかったです。

さんまの焼き具合が良くて、表面はパリッと、中はふんわり、肝もちゃんと入っていて、苦みを旨みの身と一緒に口に入れると何とも懐かしい感じです。あら煮も身を荒っぽく切り出した残りという感じで、骨の周りにはかなりの厚みで美味しい身が残っていて、それがしっかりと煮込んであって美味です。骨の太さから想像するにブリでしょうかね。

お味噌汁に切干大根、ご飯と、これぞ昭和の定食を頂きました。 

ごちそうさまでした。 

 

さんまあら煮.jpg

大吉三.jpg 


結婚31周年のお出かけ [番外編]

結婚したのが1984年ですから、今年で31年になりました。

結婚記念日に一番近いこの土曜日に、記念に東京まで出かけてきました。

夜のディナーに備えて、朝は24kmのジョギングをこなし、長時間のお留守番になるベリーの散歩をしてから、12時過ぎに自宅を出発しました。最初のイベントは有楽町の丸の内ピカデリーで映画観賞です。

50歳以上の夫婦なら1人1,100円で見れるシニア割引を使って金曜日にWebで2階席の最前列席を予約しておきました。券売所に並ぶこともなく、9階の会場へ行き、スマホに届いたメールに添付されたQRコードを発券機にかざせば、すぐに入場券が出てきて準備完了です。前方に邪魔になるものがなく、良い席でした。

見たのは家内のお気に入りのロバート・デ・ニーロと、「レ・ミゼラブル」や「プラダを着た悪魔」に出ていたアン・ハサウェイが主演の「マイ・インターン」です。70歳でネット販売の会社にインターンとして採用されたデニーロが、社長のハサウェイの付き人になり色々とトラブルを解決していく姿は、かっこよく年齢を重ねたサラリーマンの鑑のようでした。「なかなか、ああは、なれないなぁ」という感じで、しかもちょっと話がうま過ぎという感じもしましたが、まあ、眠くなることもなく、楽しめた一本でした。

その後、銀座四丁目の和光に行き、ネクタイやバッグを見て気に入ったものがあれば記念に買おうかと思いましたが、どちらもピンと来るものがなく、松屋からITOYAあたりをブラブラしながら東京駅の新丸ビルまでウィンドウショッピングしてきました。後で見るとiPhoneの歩数計は10,000歩を超えていましたから、結構歩きました。

ディナーは先日も訪れたオーストラリア料理の「Salt」さんで、17時30分からです(新丸ビル Salt: 2015-09-24)。予約時に結婚記念と告げてあったので、席は店の一番奥の窓際、静かで窓からは国会議事堂がライトアップされて見える一番の席を用意してくれました。

乾杯はちょうど開いたシャンパンがあるというので、それをお願いしました。Pinot Noir Chardonnayですっきりとして繊細な泡立ちのシャンパンでした。1杯1,700円。さすがにシャンパンは値がはります。

メニューはアラカルトで、アミューズには前回も頼んだ生牡蠣です。ひとつには海水ジュレ フィンガーライムをつけました。小粒ながら濃厚で、海水ジュレの方には、前回と異なり、牡蠣の下にカレーパウダーが仕込んでありました。こちらは一粒600円、海水ジュレは100円追加です。

続いての前菜は、「西オーストラリア産海老のスチーム」1,500円と「シャルキュトリープレート」2,300円です。小ぶりながらフレッシュな海老はパクチー風味です。自家製ハムやサラミ、生ハムにレバームースなど、各種加工肉のプレートもボリューム満点で楽しめました。

飲み物は途中から赤ワインにしました。1本は飲みきれないのでグラスにしましたが、Saltではグラスワインでもいくつかの種類が選べて、デカンタでハーフボトル分を出してもらえます。選んだのはシラーで、EDEN VALLEYのPeter LEHMAN of the Barossa 2006年、4,800円。9年目で熟成も進み、ちょうどまろやかになったしっかりめの赤でした。バニラのようなチョコのような香りと甘みもあって、メインのお肉にもぴったりでした。

メインは「クイーンズ産 穀物牛フィレのグリル」3,600円と「クイーンズランド産穀物牛リブアイのロースト300g」4,300円。家内は最初からフィレ肉に絞っていたようですが、私はヴィクトリア産子羊のローストと迷った末、やっはり牛ステーキを選んでしまいました。オーダー時に焼き加減を聞かれなかったのでサーブの直前に確認したところ、「お肉に一番適した焼き加減にしております。通常はミディアムレアーでございます」との返事でした。確かに、厚さ4cmはあろうかというリブアイは、表面はかなりの焦げ具合でしたが、ナイフをいれたところ、見事なミディアムレアーで、まるでローストビーフのよう。噛めば噛むほど旨みが出てくるお肉でした。フィレも柔らかいお肉で、美味でした。

最後にはカプチーノとデザートをひとつオーダーしました。デザートのプレートには結婚記念に15文字以内なら文字が入れられるということでお願いしましたが、子供のお絵かきのような字体になっていたのはご愛敬です。

夫婦でしっかりとしたディナーは久しぶりでしたが、記念に残る食事が出来ました。

 

マイインターン.jpg 

Salt入口.jpg

シャンパン.jpg

シャンパングラス.jpg

生牡蠣.jpg

アミューズ海老.jpg

アミューズハム.jpg

赤ワインシラー.jpg

フィレステーキ.jpg

リブロース.jpg

31周年写真.jpg 


都会の昼食(237) 鉄板DINING 嵐山 牛肩ローススライス定食 [都会の昼食]

今日は焼き肉です。日本橋にある鉄板焼きのお店までやってきました。

鉄板DINING嵐山さんは地下鉄の日本橋の駅と首都高速環状線の間にあります。ビルの間の細い道沿いなので見つけにくく、大通りの暖簾が目印です。すりガラスで中が見えないので、入るのにはちょっと勇気が要りますが、ランチは1,000円程度で食べられるようです。

一番安いのは豚バラスライスで、150gで900円、200gで1,200円、ハンバーグはデミグラスやおろしポン酢、トマトチーズなどのソースが選べて1,000円、牛肩ローススライスも100gで1,000円、200gなら1,800円です。一番豪華なのはヒレステーキで100gで1,500円、150gは2,250円、200gなら3,000円と、しびれるお値段です。 

少し早めの到着だったので、まだ他のお客さんはいません。大きな鉄板の前のカウンター席に座り、牛の肩ロース100gのランチを注文しました。玉ねぎを軽く炒めてから牛肉を加え、ささっと炒めてすぐに出来上がりです。キャベツやニンジンの千切りのサラダ、お味噌汁にご飯です。

さすがにその場で炒めてくれた美味しさに加え、焼き肉屋さんのお肉だけあって、肩ロースといっても、十分な旨みで美味でした。

後から入ってきた4人組、男性3人はハンバーグを注文しましたが、女性はヒレ150gにニンニクを追加し、ペロッと食べていました。

恐れ入りました。 

 

牛肩ロース定食.jpg

嵐山.jpg 


次男の帰省と誕生日プレゼント [ぶつぶつ]

4月から大阪で仕事をしている次男が研修で帰ってきました。

先日は社内の資格試験にも合格し、業務を順調にこなし始めているようです。

久しぶりの夕食は、次男の希望でお刺身になったので、先週開けた「獺祭」の残りに続き、カ・デイ・フラティの白ワイン、プラート2012を開けました。 白とはいえ濃厚な味で、脂の乗った中トロにも良く合いました。

ちょうど私の誕生日だったので、お祝いにBlack Label Crestbridgeのネクタイをもらいました。

好みのチェック柄、色合わせは若いセンスで、なかなか普段選べないタイプだったので、うれしかったです。週末の結婚記念のお出かけで下す予定です。

研修の後は、御巣鷹山に登るそうです。

一歩一歩、命を預かる重さを肝に銘じ、今後の仕事に生かして欲しいものです。

 

ネクタイ.jpg

フラティ白.jpg 


都会の昼食(236) 味噌元 季節野菜のふるさと味噌汁 [都会の昼食]

季節の変わり目でしょうか、珍しく朝から胃痛で、あまり食欲がありません。

そうはいってもランチを抜くのもかえって良くないと、ランチタイムが終わった13時近くに会社を抜け出し、KITTEにあるお店までやってきました。胃にも優しくて栄養があり、お腹も温まるといえば、これしかないというお店です。以前から気になっていたお店で、メニューが「味噌汁」という「味噌元」さんです。

お味噌汁のメニューは5品で、豚肉と玉ねぎ、湯葉と胡麻豆腐、季節野菜、納豆山芋がそれぞれ680円、鶏のつくねに鮭の豆乳入りという豪華版は850円です。ちょっと値段を見ると高そうですが、じつはお椀というよりは丼サイズの大きな器でかなりのボリュームです。普段なら湯葉や納豆といった食材に心動かされるところですが、今日は体を考えて季節野菜を選びました。ご飯とのセットならプラス170円ですが、もちろん単品にしておきました。

出てきたお味噌汁は真ん中にどかーんと焼印つきの油揚げが載っています。野菜はナスに大根、人参にサツマイモ、小松菜にお豆が入っています。昆布だしでしょうか、あるいは味噌そのものもうまいのか、旨みもたっぷりで、美味しかったです。

ちょっと胃を休ませたい時など、重宝しそうなお店でした。 

 

野菜味噌汁.jpg

MISOGEN.jpg 


漏水原因の解明 [十ノ原]

購入したエアコンプレッサーを使って、屋外給湯器の水抜きをやってみました。

玄関に置いたコンプレッサーをウッドデッキに出し、コンセントとホース、エアノズルを接続します。男性なら片手で持てましたが、家内にやってもらったところ、翌日筋肉痛で背筋から肩が痛いと言っていましたから、保管場所も要検討です。

コンセントはウッドデッキの一番奥の壁にあるので、コードの長さからポンプはデッキ中央に置くことになります。ポンプの電源を入れると大きな音でモーターが回り、およそ3分ほどでタンクが一杯になって自動停止しました。予想以上に時間がかかりますね。音も大きいので、ご近所の目も気になります。

ポンプの吐出圧力を0.6に調整し、準備完了です。ホース先端のノズルを持って玄関先を回り、北側の壁にある給湯器までホースを伸ばしました。なんとか10mで大丈夫でした。 

まずは給湯器の「凍結防止」の手順に従って、コントローラーを操作し、青矢印の5つの水抜き栓を外します。お湯を使った後すぐだと、かなり熱いお湯が出るので、やけどに注意です。特に、真ん中の金属の栓からは熱いお湯が流れ出てきました。また、狭いところでねじを回すので、指の力の弱い家内だと工具(プライヤー)が必要でした。

栓をすべて外して、機器内の水が出終わったところで、エアブローです。今回問題となっているのは赤い矢印の「浴槽お湯はり配管」です。1月にここが破損して水漏れが起こったのが事の発端です。

家内に屋内に戻ってもらい、風呂の窓を開けて声をかけ、ノズルからエアーを吹き込んだところ、びっくりする量の水が浴槽内に排出されることが確認できました。1リットルとは言わないまでも、往きと戻りのそれぞれの配管にかなり水が残っているようで、両方で500ccは吹き出していました。

そもそもこの配管は屋外ではマイナス勾配を持っていて、給湯器から浴槽にむかって下がっているので、給湯器で水抜きをすれば配管内に空気がはいり、中の水は浴槽から排出されて空になる設計です。にも関わらず500ccもの水が排出されたということは配管の最後、浴槽に接続する部分が逆勾配になっていて一番低く、そこに水が溜まっていたことを示しています。

これで1月の漏水トラブルの原因が特定できました。むしろその前の2年間に破損が起きなかったことが不思議なくらいです。

ひとまずはエアブローできれいに排水されることが確認されたので、良かったですが、水回りの工事業者さんとは善後策を相談しなければなりません。確かにエアブローは効果ありですが、家内にやってもらうにはかなりの大仕事ですし、これから歳をとることを考えると、あまり面倒な手順での作業は避けたいところです。エアポンプを給湯器の近くに常備することなど、考えることにしました。

やはり、厳冬地の別荘では、冬の水回り対策が大変だと実感しました。 

 

ポンプセット.jpg

水抜き位置.jpg 

風呂沸かし配管.jpg


彼岸花 [ぺらぺら]

先月 (9月) の連休は、父の23回忌の法事で帰省しました。母ももう足腰が弱ったので、親子でこじんまりとおまいりをすると言い、朝からお坊さんにきてもらいお経をあげてもらいました。

お経を聞きながらふと父の写真を見上げると、62で亡くなった写真の父は当然のことながら若く、まるっと22年の年月で老いてしまった母とは親子ほどの差です。病気が分かって入院して50日で逝ってしまいました。当時は次男が1歳、子育てに気をとられていて大人同士の会話を父とはかわすことができませんでした。お酒が好きで、くだをまく父は大嫌いでしたが、もうちょっと話を聞いてあげればよかった。 もめ事が嫌いで、いつも自分が引いていたから溜まることもあったでしょうね。そんなことを考えているうちにお経は終わり、4人でお昼をいただいたあと、買い物に出たお店の近くには写真のように彼岸花が並んで咲いていました。

 

彼岸花.jpg


みえの一番星 [ぺらぺら]

父の23回忌のために前日に帰省し、お仏壇を拭いてきれいにしたり、お供えの果物を用意したりしました。リンゴやブドウをお供えしましたが、みかんが好きな母が、

「みかんやさんでみかんを買ってきて~」と言います。

みかんやさん ??? そんな店どこにあるの? 妹を乗せて案内してもらうと 「みかん」「みかん」とのぼりが立っています。オレンジ色のプレハブに青いミカンが大・中・小で箱に入って売られています。青いミカンは運動会のお弁当にデザートとして必ず用意されていましたが、やっぱり酸っぱくておいしくはありませんでしたから、「え~、青いミカン・・・」と躊躇していたら「見かけと違って甘いですよ、食べてみて! 」と試食。「甘い! 」、真夏にでも買える蒲郡のハウスミカンのような甘さではありませんが、爽やかな優しい甘さがパアーッとひろがりました。

三重県のJAがこれから力を入れて売り出したい「みえの一番星」です。

 

みかん直売所.jpg

みえの一番星.jpg 


配管水抜き用エアコンプレッサー [十ノ原]

別荘の水抜きが必要になるのは11月からですが、今年は10月下旬から11月初旬に出かけるのが難しそうで、今回の三連休の訪問時に冬支度をしてくることにしました。

今年の春に起こった水回りトラブルでは、リンナイの業者さんが来て、破損した室外給湯機の中のポンプを交換してくれましたが、その際にプロの行う「水抜き」を教えてもらいました。こうした寒冷地の別荘地では、冬になるとお得意さんから依頼があって別荘の水抜きを行うことも多いのだそうですが、その際には圧縮空気を使い、設備や配管内の残水をきれいに吹き飛ばして空にするのだそうです。

「菅平は本州で一番冷え込むところですから、ちゃんと水抜きされたほうが良いですよ」 という言葉が耳に残り、小型エアコンプレッサーを購入することにしました。

調べてみるとたくさん種類があるようですが、まともに圧縮空気を連続して使うものだと20リットルくらいのタンクが付いていて、値段も数万円、タイヤが付いていて動かすようなものになります。一方、プラモデルの塗装用のエアブラシに使うものは小型で机の上にも置けるようなサイズで、値段も1万円以下とお手頃ですが、空気の吐出量が限られているので、給湯器の配管に打ち込むには物足りなそうです。落ち葉を吹き飛ばすようなエアブローというものもありますが、吐出圧力が低く、給湯器の水抜き栓から吹き込むためのノズルをつけることも出来ないので選択肢からは外れました。

さんざん迷った末に購入したのが、藤原産業のSR-045というエアコンプレッサーです。

4リットルのタンクが付いていて、30cm四方の大きさ、重さは10kgで真ん中にハンドルが付いているので、女性でも持てないことはありません。コンセントに電源をつなげば設定圧力まで自動で上がり、エアーを使ってタンクの圧力が下がれば自動的にポンプが回り、設定圧力を保持してくれます。Amazonで14,000円ほどでした。10mの延長ホースとノズルのエアーダスターも加え、合計17,000円ほどの出費になりました。ネットで注文すると翌日には自宅に到着しました。

これをウッドデッキに出し、コンセントに電源をつなぎ、スイッチを入れて、繋いだホースを室外給湯器まで伸ばせば準備完了、水抜き孔にノズルを差し込んで、「シュッ、シュッ」と数回ブローすればおしまい。

と、まあ、書けば簡単そうですが、実際にうまくいくかどうか、家内だけでできるのか、息子たちも機械いじりが好きなほうではないし、手順を分かりやすく描いたマニュアルも必要と、考え出すと色々と大変そうです。

ともかく、三連休にこれを持参、設置して、テストをしてみることにしました。

 

コンプレッサー.jpg 


都会の昼食(235) 郷海酒宴 くえ カキフライ定食 [都会の昼食]

東京駅の八重洲南側、GranAgeの地下レストラン街にある和食のお店です。最近できたお店のようで、以前紹介した「めっせ熊」さん(都会の昼食(151): 2014-07-29)や「フリゴルポ」さん(都会の昼食(220): 2015-07-28)のすぐ近くです。

入口で靴を脱いで下駄箱に入れ、掘りごたつの形のテーブルに座ってメニューを見ました。一番高いのは「くえ御膳」1,500円。続いてのNo.2は「お刺身定食」1,200円、さらに続いて「牛ランプステーキ膳」1,000円。これにはちょっと心を動かされましたが、「 油淋鶏定食」900円と迷いつつ、選んだのは「カキフライ定食」800円。お安いし、季節ですからね。

注文すると、フリードリンクをウーロン茶にするかアイスコーヒーにするか聞かれ、アイスコーヒーにしました。こちらはランチにはワンドリンク付いてきます。

待つこと10分、出てきたカキフライは5個。揚げたてなので衣はパリッと、中は熱々でソースとタルタルソースを交互に楽しみました。 やや小粒でちょっと物足りない量でしたが、味は良かったです。しっかりとご飯は半分残して、ランチ終了です。

ごちそうさまでした。 

 

くえ 牡蠣フライ.jpg

くえ.jpg 


紅葉狩り2015 (3) 松茸 [十ノ原]

最終日は、ゆっくりと帰り仕度をして、真田町の「福田」さんでお蕎麦を食べてから帰る予定でしたが、実家でテレビ三昧の連休を過ごしていた長男が夕食を食べてから寮に帰る時間があると言うので、まっすぐに帰ることにしました。

今回のもう一つの目的である給湯器の水抜きを済ませ、 11時に出発しました。(この水抜き、いろいろとありまして、別途報告予定です)

と、帰り道の食事処「しんりん」で、「松茸料理販売中」の看板を見つけた家内が、急きょUターン。立ち寄ってみました。ここは上田市の松茸で有名な「信州上小森林組合」が運営している店舗で、土曜日に通った際には店舗わきにテントが用意されて、松茸の販売もしている様子でしたが、テントはすでに撤去されていて、生松茸そのものは売り切れのようです。

ところが、車を止めて店先に行ってみると、松茸販売終了とある脇に、小さく「本日少量入荷」の文字が。これは買わなければと店内に入りました。生の松茸以外に「松茸ごはん」もあるそうですが、やはり生松茸を買って帰ることにしました。

小さなテーブルに6-7ケース並んでいます。一番高価はものは23,000円。見事な大きさで、まだ傘が開いていない松茸でしたが、さすがにそれは無理と、下から3番目のお値段の松茸を購入しました。3つ入って5,400円。大ぶりながら、やや開いた傘ですが、ラップの脇の隙間から匂いを嗅いでみると、しっかりと松茸の香りがします。さすが国産です。

はやる気持ちを抑えて横浜へ戻り、さっそく長男に焼き松茸をごちそうしました。2つを直火であぶってから縦に裂いて、すだちを絞って頂くと、なんとも上品な松茸の香りが口いっぱいに広がりました。さらに、松茸には日本酒と、頂き物の獺祭も開けて、軽やかな味を楽しみました。

翌日には、土瓶蒸しの代わりに、松茸のお吸い物にして、残りの1つを頂き、今年の松茸を堪能しました。

それにしても、最後も「秋の味覚」で締めくくった、今年の紅葉狩りでした。 

 

しんりん看板.jpg

しんりん表示.jpg

松茸.jpg

焼き松茸.jpg

だっさい.jpg 

松茸つゆ.jpg 


紅葉狩り2015 (2) 白駒池 [十ノ原]

翌日も朝から雨でしたが、予報では昼からは曇りで、長野県でも中南部は晴れ間もありそうとのことで、八ヶ岳にある「白駒池」に行ってみることにしました。ここは標高2100mで、この高度では日本で最大の天然湖だそうです。

11時に十の原を出発し、上田のTSURUYAでランチを買い込み、大屋を抜け、152号線で白樺湖へ。ビーナスライン、メルヘン街道と通り、白駒池の駐車場に到着したのが13時半でした。 

さすがに八ヶ岳連峰の中、標高2100mだけのことはあります。強い風で、霧というより、雲の中にいるような感じです。フリースを羽織っても寒く、羽毛のハーフコートを十の原へ置いてきたことを後悔しました。

駐車場から歩くこと15分。苔が生した林の中、滑る足元に気をつけながら進んだ先にあった白駒池は、かすんで対岸も見えません。しばらく湖畔を歩いていると、、時折強い風で雲がさーっと切れると、木々が見える瞬間があります。うーん、どうやらメインの時期は終わりで、すでに落葉している木々が多いようです。

それでも粘りつつ、湖畔を歩いていると、次第に雲が切れてきて、なんとか紅葉を見ることが出来ました。紅葉の木々は少ないものの、緑の杉とのコントラストが素晴らしく、あと1週間早く、かつ青空が湖面に映れば、それは見事だろうと想像できる景色でした。一番下の見事な写真は、高千穂観光協会のWebから拝借したものですが、なるほど、すばらしい景色です。

次回はトレッキングの用意もしてきて、30分ほど先の「高見石小屋」から白駒池を眺めようと、家内とリベンジを誓い、帰路に着きました。

帰りは佐久穂町から佐久市へ抜ける道を選びました。

以前も立ち寄った道の駅「浅科ホットパーク」に寄って見ると、こちらにも新米が並んでいます。「幻の米 五郎兵衛米」です。蓼科山の湧水を佐久市まで引くために、江戸時代に20kmもの水路を作った五郎兵衛さんの努力で作られた米で、粘りと甘みが強いコシヒカリだそうです。思わず3kgを購入し、さらに家内が絶賛のミニフルーツトマトの新品種「プチプヨ」もゲットしました。甘いだけでなく、サクランボのようなやわらかい食感が特徴です。

その後、武石温泉「うつくしの湯」で温まり、TSURUYAで夕食の買い出しもしたので、十の原へ戻ったのは18時半過ぎでした。 

 

白駒池入口.jpg

白駒池1.jpg

白駒池2.jpg

白駒池3.jpg 

白駒池観光協会.jpg 

五郎兵衛米.jpg

五郎兵衛米2.jpg

ミニフルーツトマト.jpg