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都会の昼食(93) 京橋屋カレー 辛口伊達鶏カレー [都会の昼食]

八重洲もだいぶ行きつくした感があって、少しづつ境界を広げつつあります。

今日うろついた道は、行列のあるラーメン屋さんやトンカツ屋さん、立ち食い蕎麦屋さんなど、使えそうな雰囲気のお店が多い通りです。もっとも、八重洲と言っても鍛冶橋交差点を越え、東京高速道路のガード脇ですから、もうほとんど銀座一丁目です。

角を曲がって歩いていると、ビルの2Fに、お店は見えるものの入口のないカレー屋さんを見つけました。不思議な造りと思って通りを進むと、少し先にビルの裏手に回る小路があって、そこに入口を見つけました。

外階段が黄色に塗られていて「京橋屋カレー」の立て看板がありますが、実に目立たない場所です。狭い階段を2Fに上がると、入口がありました。メニューがなく、値段も分からずちょっと不安でしたが、美味しい香りに誘われて、入ってみることにしました。

小さな扉を開けると、店内は一杯。一人先客の人が通路に立っていました。2-3分ほど待ってから、空いたカウンターに通されました。

中は4人掛けのテーブルが2つ、2人掛けのテーブルが1つ、あとはカウンターに3人という小さなお店です。メニューは辛さに合わせて3つだけ、一番辛いのが「辛口伊達鶏カレー」1,150円、次が「ときえカレー」1,150円、一番マイルドなのが「キーマ」1,300円。また1,400円で「ツインカレー」といって、好きな2種類のカレーを食べることもできます。

メニューには「じゃがカレー」1,150円というのがありましたが、テープを貼って消してあります。良く見ると、「一番辛いカレー。初めてご来店された方はご注文できません」とあります。

そう、こちらの御主人、なかなかこだわりの方のようで、入口にも「たばこ・香水などのにおいがつよい方の入店をお断り」「お食事に集中できない方のご利用をお断り」と貼り紙がしてあります。

カウンターから厨房を見ると、STAUBの大きな丸い鍋にたっぷりとカレーが作ってあって、それをかき交ぜながら注文に合わせてボウルに取分けています。大きなオーバル型の食器にご飯を取り、その横にカレーの入ったボウルを置いて完成です。他にあまいヨーグルトとちょこっとサラダが付きます。

で、味はどうだったのか?

うーん、さすがに複雑なスパイスを使っているのか、私の味覚が能力不足なのか、何が美味しいといって、説明できないもどかしさですが、ひじょーに、美味しかったです。黒っぽいつぶつぶのちょっとざらつく舌触りといい、鶏の身のスプーンで切る感触といい、さらっと系でライスとの絡み具合といい、お上手でした。

確かに値段は大台越えですが、納得の美味しさで満足しました。 

 

京橋屋カレー入口.jpg

京橋屋カレー入口2.jpg

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