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都会の昼食(92) 魚料理 すみだ川 エイヒレ煮魚定食 [都会の昼食]

今日も八重洲です。このところ中華料理など重たいランチが続いたので、今日は魚料理にしてみました。

「すみだ川」さんは割烹料理風の魚料理のお店です。

入口を入ると、間口の幅のまま細長い店内が奥まで続いています。狭い通路に沿って二人掛けのテーブルが幾つも並んでいて、突き当たりが板さんの料理場。そこに沿って右に折れると四人掛けのテーブルが3つとカウンター4席があります。座ったのは空いていたカウンター席の一つで、座るとすぐに隣も埋まって、満席になりました。12時10分ですから、結構人気店ですね。

メニューは「すみだ川定食(キノコご飯、カツオ刺、豚しゃぶ、茶碗蒸し)」900円、「サワラ塩焼定食」800円、「海鮮納豆定食」800円、「刺身定食」900円、「鮪あぶりトロ丼定食」1,000円などです。

注文したのは「エイヒレ煮付定食」900円。このところ、煮魚は食べていなかったので、食指が動きました。すぐ後に煮魚、焼魚は終了して、後は刺身系だけになったようですから、人気のメニューなのかもしれません。

出てきたエイヒレを見て、びっくり。何となくカレイを想像していたので、確かに名前のとおり、ヒレでした。手のひらを広げたような大きさのヒレは、エンガワのように細い身が細い軟骨と交互になっていて、箸でこそぎ取って食べる感じです。片側食べたら団扇の骨のような軟骨をはがして横に置き、下半分を食べます。

身は柔らかくて、ゼラチンが混じっているのか、プリプリで口の中でふわっと融けるようで、今まで食べたことがない食感です。見た目以上に身もあって、煮汁を合わせて口に運ぶと、ちょうど良い味加減でした。

付け合わせに牛蒡が添えられていて、小鉢はサラダとヒジキ、あとはお味噌汁にご飯とお漬物。正しい和定食を頂いたという感じでした。

さすがに900円、値段に見合った美味しいご飯でした。

 

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祝 TOKYO 2020 [ぶつぶつ]

2020年のオリンピックが東京に決まりましたね。

十ノ原で決定の瞬間をTVで見てました。

最初の投票の後で、マドリードとイスタンブールのタイブレイクと言われた時には、思わず東京が落選したのかと思い、頭が真っ白になりましたが、蓋を開けてみると、60対36の大差で東京が選ばれました。

ロゲ会長が封筒を開けてボードをひっくり返した瞬間は、本当に「やったー」と思いましたね。フェンシングの大田選手の涙も感動的でした。

それにしても、プロモーションビデオの出来は頭抜けてました。

他の2都市が街や自然の美しさを強調して、ただの観光案内ビデオだったのに対し、日本のビデオには沢山のアスリートや観客が登場し、それぞれの胸からハートマークが蝶々のように飛び出して、それが飛び交い、混ざり合いながら物凄い数になって最後に招致ロゴになる処は、まさにスポーツが持つ力、オリンピックの意味を上手に表現していました。色々な国の人が登場していたのも良かったです。これ、日本でもTVで流していたら、もっと盛り上がっていたと思います。

7年後はどんな東京、日本になっていますかね。

大きな目標が明示されたというのは、今の日本、特に若い人には一番良いことなのかもしれません。 

 

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ハーフマラソン最終練習 [十ノ原]

今週末は9月29日の「北信州ハーフマラソン」の最終練習に十ノ原へやってきました。

ネットでチェックすると、長野方面はあいにくの天気で、土曜日は夕方から雨、日曜日は曇り時々雨の予報になっています。当初は、実際に合わせて日曜日朝に走るつもりでしたが、変更して土曜日の午後にしました。

朝6時20分に横浜を出発し、十ノ原へ到着したのが10時10分、4時間弱で到着しました。来週から三連休の週末が連続しているし、天気もあまり良くないので、今週は出かける車も少なかったようです。途中埼玉に入るとポツポツと小雨が降り出し心配しましたが、上田まで来ると少し薄日も射して、何とか走れそうな天気になってきました。

ベリーは十ノ原でお留守番なので、少し外を散歩してから、ランニングウェアに着替え、11時過ぎに飯山へ出発しました。もちろん先日買ったワコールのCW-Xも履いて、準備はばっちりです。

飯山まで1時間ちょっと、飯山街道の「伍位野」の交差点を曲がってすぐにある「富倉そば」で昼食にしました。オーダーしたのはざるそばと天ぷら。走る前ですから、消化の良い蕎麦が一番です。ここの蕎麦はつけ汁に鰹ダシが効いていて、濃さも適当で美味しかったです。

心配なのは天気で、中野市を過ぎてから、ポツポツとフロントガラスに雨粒が当たるようになっていました。飯山駅から野沢温泉に向かう途中からは、オートワイパーが連続稼働するような降りになってきて、路面も完全に濡れてしまいました。

そうは言っても、ここまで来た以上は走らない訳には行きません。この様子だと明日の朝はもっとひどい雨になりそうだし、本番まで、あと三週間。今回を逃すと練習のチャンスはありません。前回までは気温が高かったこともあってギリギリのタイムでしたから、当日安心して走るためにも、もう一度走っておきたいと、小雨けっこうで走ることにしました。

雨の中を走る時には、メガネは大敵です。視界が歪み、拭いたり、外して手に持つと煩わしいものです。また、雨粒が目に入るので、つばの長い帽子も必需品です。スタート前にメガネを外し、帽子をかぶってヘアバンドで上から固定しました。これで帽子が濡れて重くなってもずれることはありません。

走り出したのは13時09分。足元はすでに水溜りや濡れた落ち葉で滑りやすいので、特に下り坂は慎重に走りました。でも後からチェックしてみると、前半のペースは前回までとほぼ一緒で、10kmあたりまでは少しずつ悪くなって、6~7分/kmでした。下り坂が多い前半は、雨の中ゆっくり走ったつもりでも、それほどペースは落ちません。問題は後半で、13kmあたりからがポイントになります。

後半は特に雨も強くなって、靴の中も水浸しでしたが、気温が23℃くらいで、雨も体を冷やしてくれるのか、全くペースが落ちませんでした。むしろ16km以降は6分/km前半と、中盤よりもペースを上げて走ることができました。

ゴールしてみると、走行時間は2時間13分04秒、休憩の2分30秒を足しても2時間15分34秒と、かなり良い成績で走り切ることができました。また想定していたルートが間違っていたのか、距離が22.2kmと、実際よりも1kmも長かったことが分かりました。当日は、上手く行けば2時間10分くらいで走れそうです。

今回の良い成績の理由は、涼しかったのが一番ですが、やはりサポートパンツ「CW-X」の効果も大きかったと思います。着地の際の膝に不安が無く、また雨や足元の草が足に当たっても気にならず、快調に走れました。何といっても後半ペースが全く落ちなかったのは、テーピング効果で足に乳酸が溜まりにくかったせいでしょう。

走った後は、飯山湯滝温泉で疲れを癒し、さらに十ノ原へ戻ってからは「Celevita」でふくらはぎをしっかりマッサージしたので、日曜日の朝は筋肉痛もなく、快適に「TOKYO 2020」の瞬間を目にすることができました。

これで月末の本番が楽しみになってきました。

 

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上田市立塩尻小学校の蓮池 [十ノ原]

ちかごろ気に入っているびんぐし湯さん館からの帰り道、上田バイパスが国道18号線と交わる交差点のすぐ手前、何やら後光が差しているような光が目に入りました。運転をしている主人に、「あそこに大きなハスの花が咲いてるよ! 今度通りがかったら見たいんだけど・・・」

上田市立塩尻小学校です。 

そこの校門の横には見事な蓮池があります。 

鎌倉の光明寺にも立派な蓮池がありますが、そこの花はピンクでした。

白くて神々しいハスの花は初めて! しばらく見ていたいと思いましたが、なにせ暑いですし、

小学校の敷地内なので不審者とみとがめられては・・・

写真を撮って早々に失礼しました。

うまく言い表せませんが、 有難いような、得をしたような気分になりました。

「オ・ン・マ・ニ・ペ・メ・フーン」(蓮華の上の宝珠)とは観音菩薩様のことだそうです。 

 

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どんぴしゃの防災速報 [ぶつぶつ]

このところ関東では怪しげな天気が続いています。

一昨日は埼玉から千葉にかけて竜巻で数百棟が被害を受け、昨日は栃木で竜巻、静岡で大雨が降りました。季節の変わり目とは言え、随分と荒っぽい天気です。

今朝、朝食をとっていると、iPhoneが「ブーッ・ブーッ」とメール着信で振動しました。何かと見てみるとインストールしてあるYahooのアプリ「防災速報」からの豪雨予報でした。自宅と家内の実家、それに十ノ原の上田市を登録してあるので、そこで災害予報が発信されると自動的に知らせてくれるシステムです。

新聞を取りに出た時の空は、風もあって遠くで稲光が光っていたものの、雨が降る感じではありませんでした。届いた予報では、ちょうど駅まで歩いている間の4時50分から18mm/h、5時から25mm/hの強い雨が降るとなっています。

ちょっと迷ってから、洗面所でタオルを取り、折りたたみ傘を鞄に入れて出発しました。

最初はやっぱり雨は降って来ませんでしたが、駅に着く5分ほど前からもの凄い雨が降り出しました。予報どおりの時刻です。

時間も場所も、凄い確度です。

おかげでずぶ濡れにならずに済みました。iPhoneのアラームに気づかなかったら、電車に乗るのを躊躇するほど濡れていたはずです。いやぁー、助かりました。

この前は緊急地震速報で誤報がありましたが、そうした誤報があることを踏まえても、やっぱりその地域限定の緊急情報を発信してくれるのは、ありがたいことです。

しかもタダ!

Yahooさん、太っ腹です。

 

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都会の昼食(91) 正香園 揚州チャーハン+ミニラーメン [都会の昼食]

八重洲もだいぶ開拓してきました。

今日はちょっと裏手に入った、場末風の中華料理屋さんです。

「正香園」さんは八重洲ブックセンターの裏、細い小道を曲がったところにあります。ランチは色々ありますが、どれも600円から700円台と、良心的な値段です。たとえば、A定食は「きくらげと玉子豚肉炒めにライスとスープ、点心」で700円、B定食は「豚肉せん切りの四川風炒めにライスとスープ、点心」で780円、サービスランチ(3)は「マーボー丼にミニラーメンと点心」で650円。

オーダーしたのはサービスランチ(2)の「楊州チャーハンにミニラーメンと点心」750円です。

実は同じサービスランチの「黒酢冷し麺と半チャーハンと点心」650円にするつもりで店の中に入ったのですが、番号を間違えてしまいました。まあ、チャーハンと麺が食べられたし、どっちが半分かの違いなので、大差ないです。

店内は、これでもかというくらいのタバコの煙で、さすがにそんなことは気にしない、ちょっと肉体労働者系のお客さんで一杯です。やはりこのボリュームでこのお値段ですから、ご贔屓さんが一杯いるようで、注文を取りに来たフロアーの女の子とも気安く話をしています。

で、出てきたチャーハンとミニラーメン、見た目はシンプルですが、なかなか侮れない美味しさでした。特にチャーハンはプリプリの海老が幾つも入っていて、ハムの代わりに魚肉ソーセージだったのは御愛嬌ですが、味はばっちり。ミニラーメンも正統派の醤油味にちょっと辛めの肉味噌も載っていて、安かろう悪かろうではありません。

点心と書いてあって、出てきたのが「ちょこっとサラダ」だったのは、ちと、残念でしたけど。

炭水化物の主菜と副菜を昼からがっつり頂きました。

 

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時計回りの話 [ぶつぶつ]

我が家では小学生に勉強を教えているのだが、家内によると、最近は「時計回り」という言葉が分からない子供が多いらしい。

確かに今は時刻を確認するのにスマホやテレビで済ます人が多いから、アナログ時計が家にない子供もいるだろう。デジタル表示だとパッと見てその時刻が数字で認識できるから、便利といえば便利だ。

世の中にデジタル時計が出回り始めたのは、カシオの腕時計が引き金だったように思う。1970年代だろう。それより以前はアナログ時計が普通だった。普段の生活の中で目にする時計は、秒針、分針、時針がぐるぐる回る時計だった。

アナログ時計を普段見慣れない子供にとっては、「時計回り」と言われても何のことか分からないのは当然だ。

でも、目盛りの付いた丸い円盤の上を針がぐるぐると回るアナログ時計には、時刻を示す以外に色々な要素が含まれていて、これを目にしないというのは、子供にとって大きな学習チャンスを失っていることになる。

まず一番目は、回転ということ。

これ、物理学的にはとても基本的な要素だ。モノの運動とは直線運動と回転運動で構成されていて、世の中の動くものはすべからく、移動か回転していることになる。回転という現象を一番身近で見せてくれるものが時計の針だ。赤ん坊をあやす回転メリーに始まり、小さな子供が興味を示す物に回転物が多いのは、我々が生きている空間の認識と何か関係があるのかもしれない。

次に、周期性ということ。

針は一周すると、また同じ数字のところを通る。10進法で言えば、1の位はゼロから9まで増え、その次は再びゼロに戻る。この同じことを繰り返せることが周期性で、これで永遠のものを限られた数字で示すことが出来る。周期性の概念はとても小学生には難しいが、同じところをぐるぐる回るという現象を認識するだけでも、その理解の下地になる。

三番目は、桁が上がるということ。

同じところをぐるぐると回りながら、なぜ昨日から今日、明日と永遠に進み続ける時間を表示することができるのか。それは60秒経つと1分になり、秒の単位はまたゼロから再スタートするからだ。同様に60分経つと1時間になり、12時間で半日になる。これが2回で1日だ。時計の針が一周するごとに秒から分へ、分から時へ、一桁繰り上げることで、その桁はまた同じことを繰り返すことができる。周期性とともに永遠に続くものを示すための必須アイテムだ。普段の我々の生活では10進法が使われるが、時間の場合はもっと複雑で、60進法と12進法が組み合わされている。こんな難しい概念でも、アナログ時計を通して感覚的に身につけることができる。

四番目には、時間の長さを視覚的な長さに置きかえられること。

誰でも無意識にやっているが、14時17分を示す時計をみて、15時まで「あとだいたい45分」というのは時計の1周の60分を4等分して15分、その3つ分で45分と、視覚的に計算している。数式で60-17=43なんて計算はしていない。時計の目盛りの弧の長さを見て、そこから時間の長さを認識できるのは、粗っぽいが至極便利な機能なのだ。時間の長さに目処をつけるというのは、デジタル時計だけを見ていると、大人でもひどく難しい。というか、間違えることが多い。

五番目は、冒頭の話にも繋がるが、回転の向きを表すことができること。

小学生にとって、右回転、左回転という言葉で回転方向を認識するのは難しい。いや、大人でも戸惑う人がいるかもしれない。なぜなら向きは相対的なものだからだ。見る方向によって回転する方向も反対になってしまう。最近ヒットした映画の「舟を編む」のCMで、「右」を説明するのに、「西を向いた時に北にあたる方向」というのがあった。なるほど「向き」というものは、そうした説明をしないと、なかなか正しく表現することが難しい。時計の場合、なぜか知らないが、右回りに針が進むと時間が進むように古くから世界中で統一されている。これで時計を見慣れた人なら、「時計回り」とは「右回り」と理解することができる。

もっとも、最後の要素は、「右回りに」と言えば良いだけなので、時計を知らない人でも困ることは少ないかもしれない。

ちょっと理屈っぽいけど、それは理系思考者の宿命です。

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都会の昼食(90) 神戸らんぷ亭 極上親子丼 [都会の昼食]

今日はワンコインランチです。

八重洲のメインストリート、昼にサラリーマンが行き交う激戦区にあるチェーン店「神戸ランプ亭」さんで、極上親子丼を頂きました。

こちらのお店は今まで入ったことはありませんでしたが、メインの牛丼が380円と、一時期の吉野家さんと同じ価格設定になっています。丼物は他に塩牛丼、親子丼、カツ丼などです。

親子丼は普段は450円ですが、店内に大きく「期間限定 極上親子丼500円!」の宣伝が。

通常の親子丼も「マテ茶鶏」を使った美味しい親子丼と書かれていますので、何が極上なのか、出てきた丼を見ると、とじた卵の他に生卵が入っています。鶏肉もちょっと大きめのような。

タレは後からかけているので、良く混ぜてから食する必要がありますが、なかなかどうして、美味しかったですよ。

ご飯が固めで、トロッとした卵と混ぜてもべちゃべちゃにならないところも高得点。

牛丼というと、もはや300円以下の戦いが普通になってしまっているので、細かいところには目をつぶる感がありますが、やはりワンコイン以上出す親子丼の戦いは、それなりに奥深いものがあります。

ご馳走様でした。

 

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