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オーザルムドブリュッセルでオマールエビ [番外編]

出張3日目は、午前中のみの会議で、昼過ぎにブリュッセル市内まで戻ってきた。

帰りの飛行機は16時50分にブリュッセル空港を出発するので、まだ2時間ほどある。同行していた上司が「ムール貝を食べたい」と言うので、こちらに駐在経験のあるメンバーが、グランドパレスの近くにある名の知れたレストランへ連れて行ってくれた。

グランドパレスの東にある「ギャルリーサンチュベール」は、ヨーロッパ最古のアーケードだ。有名なチョコレート店や洋服、小物の店が両側に並んでいて、天井はガラスで覆われて、天気の悪い日でも、ゆっくりと買い物が出来る。以前ここでドアにぶら下げる「ベル」をお土産に買ったことを思い出した。

ギャルリーの中央に細い道路が一本交差していて、その道を北西に進むと、両側に魚介類のレストランが所狭しと並んでいる。その中に、「オーザルムドブリュッセル Aux Armes de Bruxelles」がある。斜め向かいには「Chez Leon」という超有名なお店もあるのだが、食べ慣れた人に聞くと、こっちも十分美味しくて、値段もリーズナブルなのだそうだ。

良く知られているが、こちらでムール貝を頼むと、バケツのような鍋に1kg、感覚的には50個以上のムール貝が出てくる。味付けも色々あって、白ワインベースが基本だが、ちょっとピリ辛のものなどがある。メンバーの一人がムール貝を頼んだので、少し分けてもらうことにして、僕はオマール海老を頼むことにした。

半身のオマール海老をクリームソースで煮込んであって、長ネギのような、セロリのような、アーティチョークのような野菜とジャガイモが合わせてある。コッテリとしながらも旨味が一杯のスープで、海老の殻をよけながら、最後までスープですくって食べた。

前回ベルギーで食べたオマール海老は、殻まで潰して煮込んで濾したスープがベースになっていて、とても美味しかったが、今回のクリームソースベースのオマール海老も上品な味で、美味しかった。もちろん、少しつまませてもらったムール貝もプリプリで、生臭さもなく、絶品だった。

観光客相手のレストランというと、日本語の呼び込みお兄さんがいたりして、ちょっと興ざめなのだけど、ここはばっちりだ。ここはメニューはフランス語で、ところどころに英語の説明があるだけだが、有名な料理なら、大体想像がつくから心配ない。

一品25~30ユーロで、ビールやグラスワインを入れても一人40ユーロくらいで、美味しいランチを楽しめた。

 

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