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884研ツアー第五弾 広島編 (2) [ぶつぶつ]

広島の中心部、本通まで、およそ30分。Suicaが使えたので楽でした。そういえば、呉から広島のフェリーもSuicaが使えました。地方でもずいぶんSuicaが使えるところが増えて助かります。

本通からは、ちょうど夜の宴会会場となった「旬の肴と炙り 月あかり」さんの前を通り、元安橋に出て、右折して川沿いを100mほど行けば、原爆ドームです。

原爆ドームは、思っていたより小さかったです。もちろん中に入ることは出来ませんが、今にも崩れそうで、なんとも儚げな印象です。原爆については、その後の「平和記念資料館」などで多くを知ることになりますが、第一印象は、午後の日差しを浴びて、多くの観光客(?)が取り囲む観光名所という感じでした。一瞬で何万人の命を奪い、一日に10万人以上が亡くなった原爆の史実を伝えるモニュメントとしては、美しく思えるのが、妙でした。この違和感は、その後も続きました。あまりに天気が良かったせいなのか、良く分かりません。

続いて向かったのは平和記念公園です。こちらも8月6日に行われる平和記念式典はTVで見たことがあるものの、実際に原爆死没者慰霊碑の前に立ったのは初めてです。一礼して黙とうしたあと、前に進んで慰霊碑の中を覗くと、ちょうど原爆ドームが真ん中に見えました。後で地元出身のFT君から聞いた話では、平和大通り側にある噴水とも一直線に並んでいるそうで、平和記念公園を作る際、水を求めてさまよった死没者の霊を慰めるためにデザインされたものだそうです。とてもバランスの取れた美しさでした。

その後、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見てから、平和記念資料館に向かいました。東館が入場口で、200円の観覧料を払って中に入ります。3階に上がり導入展示を見てから渡り廊下を渡って本館に入ります。「被爆の実相」という展示を見てから東館に戻り、「核兵器の危険性」や「「広島の歩み」といった展示を見て、最後にビデオシアターで20分ほどのビデオを見て終了です。

中の展示については、ここで記載するまでもなく、非常に重たく辛い内容ばかりでした。皆回覧を終えてくると無口になっているようでした。通路はどこも混雑していて、この資料館を訪れる人の意識の高さを感じましたし、また海外からの人が多いことにも驚きました。半数とは言わないまでも1/3以上は外国の方だったように思います。やはり、日本人として一度は見るべきものと思いました。一方、出口近くには「ミュージカルショップ」があって、普通の美術館のように各種記念品や本、はがきなどが売られていて、大勢の人でにぎわっていました。ちょっとここでも違和感を感じました。

入館したのが16時20分で、出てきたのは閉館の18時。あたりは、もう真っ暗です。

その後、平和大通りから繁華街を通り、本通駅から元安橋へ向かって、本日の宴会のお店「旬の肴と炙り 月あかり」さんに到着しました。

18時20分、夕食兼宴会のスタートです。


原爆ドーム.jpg

慰霊の塔.jpg

平和記念資料館.jpg

噴水.jpg

あなご飯.jpg

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