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ベルギー出張 (5) [番外編]

2日目は以前も来たシャルロアにある研究所で午前中会議をし、午後は前日と同じLLNへ移動して会議です。18時過ぎには2日目も無事終了し、今回の出張のミッションは終了です。

夜は同行したKDさんにホテル近くのお店「Chez Oki」さんに連れて行ってもらいました。

実はこのお店、ブログを始めた頃に訪れたお店でした。(海外出張(3); 2011-06-02) オーナーシェフが日本人で、日本的なテイストの創作フランス料理を出してくれるお店です。

今日は二人だけですが、せっかくなのでワインを1本空けようということになりました。ワインの専門家のKDさんが選んでくれたのは南仏の名ワイナリー、クロ・マリのラングドック2014です。とてもまだ寝かせていないワインとは思わないほどしなやかで、スパイシーな香りの美味しい赤ワインでした。料理が変わる毎に味が変化する不思議なワインでした。

料理はお任せコースで前菜2品、メイン一品、デザートを選びました。一人39.5ユーロです。 

ワインを飲みながら待つこと5分。まずは突き出しにボラが出てきました。小さなスプーンに載せられたボラは少し酢で〆てあって、刻んだ生姜がアクセントになっています。

最初の前菜は「フォアグラとサーモンタルタルの軍艦巻き」。お寿司仕立てですね。これは美味でした。生姜とグリーンリーフを乗せて口に運ぶと濃厚なフォアグラの味が口の中に広がります。そういえば、2011年の時にもこの料理が出てきたことを思い出しました。お店の定番ですね。

続いての前菜は「すずきとホタテのスープ」。グリーンリーフは蓋の上に添えられてきて、それを自らスープの上に乗せて蓋を戻し、1分たってから食べる趣向です。キノコと野菜を煮込んだコンソメスープの上にはたっぷりのとろけるチーズが乗せられていて、その上にホタテとスズキ、そしてその上にグリーンリーフです。スプーンで混ぜながら頂きました。これは美味です。最後には器を傾けてスープをスプーンですくって完食しました。

メインは「キジの白みそ仕立て」。さっぱりしたキジの肉に野菜を煮込んだ濃厚な白みそが良く合います。添えられているのはタケノコの細切りと小さなお好み焼き、マッシュポテトに芽キャベツです。味にバラエティーがあって楽しめます。 

デザートはムースとソルベ。最後にエスプレッソまで頼んで、満足のディナーでした。ワインも入れて二人で130ユーロでした。

これで3日連続のディナーも終了です。

明日は9時にホテルを出て空港へ向かい、ヘルシンキ経由で帰国します。

JALの機内食レポートもお楽しみに。 

 

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ベルギー出張 (4) [番外編]

今回の出張は3泊で、中の2日間はフルに会議です。

会議初日の2日目はホテルから車で小1時間ほどのLouvain-La-Neuveというところにある事務所で終日過ごし、夕食は現地スタッフに近くのレストラン「Laungeatude」に連れて行ってもらいました。フランス料理と言ってましたが創作料理という感じです。

オードブルはお刺身を選びました。ネタはサーモンとマグロです。左側のホタテときゅうりは隣の人が味見にと分けてくれたものです。右端にあるのがソースで、黒っぽいのが醤油と思いきや、これが甘いのでびっくり。オレンジのほうはタイ料理のスイートチリソースでした。結局、ソースは使わずに、左下に見えているワサビだけで頂きました。うーん、オリエンタルな雰囲気を出そうとしているのか、ネタは割と新鮮でおいしかっただけに、ちょっともったいないですね。

メインはアイルランドビーフのステーキです。焼き加減はリクエスト通りのミディアムレアーで、上に乗せられたパルメジャーノチーズをどけてみると、中にはポテトの上に美味しそうな赤身が乗せられています。食べやすいようにすでに切ってありました。周囲には青い葉が添えられています。春菊のように見えますが、味はレタスのようで、クレソンとも違い、苦みもなくて美味しかったです。でもこちらのソースも甘めで、どうやらこのお店は甘いソースが得意のようです。

ワインは重めのリクエストに現地スタッフがボルドーのSaint-Estephe 2011を選んでくれました。少し若いと言ってましたが、十分に美味でした。

料理の後には食後酒が出てきました。無色透明で40度はありそうな強いお酒です。グラッパのようにブドウを原料にした蒸留酒のようですが、臭くなくて、シトラスオレンジの香りです。こちらでは料理の後でこうした強いお酒が出てくることが良くあります。

もちろん、最後はエスプレッソで〆て散会となりました。ブリュッセル市内に住んでいる同僚がホテルまで送ってくれましたが、時差もあって、車内でうつらうつらして気が付いた時にはホテルに到着していました。

仕事はもう一日です。 

 

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ベルギー出張 (3) [番外編]

こちらに駐在している若手2人が用意してくれたお店は「l'atelier de La Truffe Noire」というイタリアンのお店です。ホテルから4-500m、歩いて7-8分のLouise通り300番にありました。

店の入口にはアラカルトの頭文字「A」の文字とトリュフの絵が。直訳した名前は「黒トリュフのアトリエ」ですから、料理はトリュフのオンパレードというお店でした。今はトリュフが採れる時期だそうで、お店に入るなり、トリュフの香りが満ちているのには驚きました。日本では高級食材のトリュフで、パラパラと料理に乗っていることはありますが、店中がここまで強い香りで満ちているのは初めてです。 

最初のつきだしはサーモンで、コンソメのジェリーが挟んであります。上に乗っているのはトリュフと何かを炒めて和えたもののようで、パリッとした食感です。

ビールで乾杯してメニューを眺め、オードブルは4人でシェア、メインのみ各自がオーダーすることになりました。もちろん、どれにも「de truffe」という言葉が添えられていて、トリュフ付きの料理です。心配な値段はというと、どれも20から30ユーロ程度で、びっくりするほど法外な値段ではありません。 

オードブルは「オマールエビのサラダ」になりました。オマールエビとチコリを炒めてグリーンサラダと合わせ、その上にこれでもかとトリュフが乗せられています。オマール海老の量も多く、良心的な一品でした。

メインは軽めに「スクランブルエッグとトリュフ」を選びました。さすがに長旅の疲れもあって、いつものステーキは控えておきました。出てきた料理は、見ての通りです。トリュフをトロトロの玉子とぐちゃぐちゃに混ぜてから、添えられたフランスパンに乗せて頂きます。もはや説明不要ですね。味は普通ですが、ともかく香りに圧倒されました。

またどなたかのひんしゅくを買いそうですが、ブリュッセルは美食の町、 現地スタッフ慰労の名目で、美味しい料理を頂くことができました。

 

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ベルギー出張 (2) [番外編]

恒例のJAL機内食査定ですが、いやぁ、お見事! 今回は満点です。

離陸直後の揺れがなかなか収まらず、食事のサーブはだいぶ時間が経ってからになりましたが、サービスも丁寧で、気遣いもとても良かったです。ビジネスクラスは半分近く空席だったので、そのせいかもしれません。やはり余裕を持つということは大切です。

最初のアミューズは海老マヨにフォアグラのムース。海老のプリプリ感はお店で食べるのと同じようで美味でした。フォアグラから顔を出したアスパラが春を予感させます。

オードブルはキッシュ。添えられた野菜がとても新鮮でパリッとしていて、キッシュの美味しさを引き立てていました。暖められたパンがまた美味しくて、糖質制限を忘れて完食してしまいました。

そしてメインは和牛のサーロイン。切ってみると見事なほどのミディアムで、綺麗なピンク色をしています。なかなかここまでの焼き加減で出てきたことはありませんでした。付け合わせはアンディーブ、チコリですね。ちょっとある苦みが和牛の脂と良くあって食が進みました。

そしてデザートはほうじ茶プリン。コーヒーとは異なる香ばしさが見事でした。

2回目の食事は和食にしました。こちらは金目鯛の炙りにエシャロット、春菊、菊花、からすみ大根。品の良い金目鯛の味に春菊やからすみがアクセントになっていました。半分にしてもらったご飯も、ちょっと固めのベストな炊き加減でした。 

何度も機内食を食べてきましたが、すべておいしかったのは本当に久しぶりです。KDさん、ごちそうさまでした。帰国便にはオリジナル丼「フィンラン丼」があるそうで、こちらも楽しみにしています。

映画は4本。火星探査のSF「オデッセイ」はマッドデイモン主演です。「ブリッジ・オブ・スパイ」は米ソ冷戦時代のスパイ交換に関する実話に基づく話で、こちらはトムハンクス主演。どちらも見ごたえのある作品でした。あとは邦画で、こちらは軽め。桐谷美玲主演の「ヒロイン失格」に「進撃の巨人」。後者には石原さとみが出ていましたね。まあ、どちらも佳作ですが、うつらうつらと機内で見るには面白かったです。

いつもどおり定刻に到着したヘルシンキの気温はマイナス22℃。見るからに寒そうでした。1時間半の待ち合わせでFinairに乗り換え、およそ2時間半でブリュッセルに到着しました。ホテルまではタクシーで45分。少し渋滞していましたが、無事19時前に到着しました。

夕食は若手の地元駐在員との懇親会です。ちょっと休んでから20時に出発です。季節のもののお店と聞いていますが、果たしてどんなお店でしょうか。

 

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神棚のお掃除 [ぺらぺら]

昨年末、実家の神棚を掃除してきました。

本当は、23回忌を済ませた父のスーツや、とうに着なくなっている母の洋服など、そのほか家のいたるところに積み重なっている、私からみたら片づけてしまいたいものを少しでもスッキリしたくて帰省したのですが、やはり母は気が進まず、その結果、お仏壇や神棚、額裏のほこりなど、戻せば以前と変わらない場所をお掃除するにとどまりました。

お掃除中、私が子供のころ柱に張ったシールを見つけたり、母がお勤めしていたころ!!! の通勤バッグを開けたり、それはそれで初めて母のOL時代の話を聞くことになって感慨深いことではありました。

神棚もそうです。

子供のころは、お正月の朝といえば、顔を洗ってよそ行きの洋服に着替え、神棚に父と妹たちと(母は台所でした)神棚の前に並んでパンパン! と拝んでからお雑煮、お年玉の流れでした。いつのまにかそんなことはしなくなりましたが、この年になると気持ちも新たまる良い習慣だったなあと思います。そんな神棚も年季が入って茶色くなり、金具も曲がったりしていましたが、キュッキュッと拭いてきれいにしてきました。 

 

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クリスマス・チキン [ぺらぺら]

築地からクリスマスチキンが届きました。

ご近所のY原さんが、「築地のチキン、今年も買うけれどどうします~?」と声を掛けてくれたので、昨年は1羽、頼んでみました。届いたのは23日、すでに中にはしっかり火が通っているし、ひな鳥なのか小さめなのでオーブントースターでちょっと焼き色をつければOK! じゃがいもとアボカドをソテーした上にお座りさせたら出来上がり! こんなに簡単に丸ごとチキンが! 頂いた手作りのキノコペーストとトマトはスライスしたフランスパンにのせていただきました。

小さくても、いくら主人が肉食でも二人では完食できず、残りは翌日のサラダになりましたが、クリスマスにチキンを堪能できて、と言いますか、我が家の食卓に丸ごとのチキンが載ることはこれまでありませんでしたから、何かできなかったことの1つができたという感じでした。 

 

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クリスマスお楽しみ会 [ぺらぺら]

昨年のトピックが続きますがご容赦を。

12月半ば、児童養護施設のクリスマスお楽しみ会に招かれました。始まりの言葉に続き、アンサンブル・ブーケという歌のボランティアさんが、きよしこの夜~Believe~サザエさんなど歌ってくれました。ちびっこサンタたちのダンスや、サングラスでキメキメの男の子たちのダンスや歌が披露されて、みんなお待ちかねの鍋パーティーに移ります。

残念ながら昨年も今年もクリスマス会でお鍋は頂けず帰りましたが、1年間の成長は大きいなあと感じました。そして、やっと「S子ちゃんの学ボラさんだあ~、ようこそ~」とほかの児童たちにも顔を覚えてもらえたようでした。

 

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クリスマスキルト展 [ぺらぺら]

昨年末、日比谷のキルト展に行ってきました。友人Tさんの義妹さんが作品を出されていました。東京ドームで開催されるパッチワーク展やアメリカへも出品されて意欲的です。

26年ほど前、主人の在職留学でペンシルヴァニアに住んでいたころ、私もキルトに興味を持ち、日本人会の会員の方から教わりました。名前は忘れましたが、アーミッシュの村まで生地を買いに出かけたり、フリーマーケットで甘い甘いピカンナッツのパイを買ったことを思い出しました。帰国して教室を探し、長男を連れて通ったりもしましたが、縫い始めるまでの生地のカットや、パーツの配置を決めるのにかなり場所をとるので大変だなあ~と思い始めやめてしまいました。今も縫いかけのものや気に入って買った生地がたくさんクローゼットに眠っています。ちょっと胸が痛みますね。

小さな布をつないで作品を作り続けているY子さんは偉いなあと感心して帰りました。

 

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ベルギー出張 (1) [番外編]

年明け早々、ベルギーへ出張です。いつもの通り、JAL413便のヘルシンキ経由です。

実は1月下旬に人事異動があり、今の組織での出張は最後になります。海外の仕事も減りそうで、JALさんにお世話になることも少なくなりそうです。

今のところ溜まっているマイレージは186,238マイル。

ビジネスクラスでヨーロッパへ往復する特典航空券は、昨年の秋から値上がりし、1人あたり11万マイル必要になりました。今回のフライトで32,000マイル付くはずですが、ぎりぎり二人で飛ぶ22万マイルには足りません。後はJALカードで買い物でもして溜めるしかありませんね。企業によってはマイレージを召し上げるところもあるようですから、何度か楽しい思いをさせてもらいましたから、ありがたい限りです。

このごろのベルギーはちょっと物騒ですが、空港からタクシーで市内のホテルに直行し、明日明後日と現地スタッフがホテルまで迎えに来て会社まで送迎してくれるので、駅などの公共施設をうろうろすることはありません。

今回は3泊で週末には戻ってきます。翌週末は大学時代の研究室仲間との高知ツアーが控えています。そういえば、そちらもJALなので少しマイルが溜まりますね。

毎度の、「朝からビール」で失礼します。窓の向こうの92番スポットには413便が出発準備中です。

では、行って参ります。

 

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走り初め [ぶつぶつ]

箱根駅伝、青山学院強かったですね。39年ぶりの完全総合優勝とは恐れ入りました。

3日は朝からTVを見ていましたが、青学の優勝が揺るぎないと分かった7区を過ぎたあたりから、自身の今年の走り初めをしてきました。

コースは21km、ハーフマラソンの距離です。Radikoのラジオは、いつもならBayFMにして走ることが多いのですが、今回は文化放送で駅伝中継を聞きながらになりました。TVと違ってランナーの様子や過去の話などを、いわば脚色して伝えてくれるので、それはそれで面白かったです。絵がないぶん、景色を想像するからでしょうかね。

また、駅伝に自らを重ねた訳ではありませんが、タイムが2時間4分と、このコースでは今まで一番良かったです。普段は2時間20分前後ですから、ハーフの距離で今までで一番速かった去年の「上田古戦場マラソン」の2時間2分57秒に次ぐ良い記録となりました。

むろん、駅伝選手は1kmを3分弱で走りますから、スピードはその半分以下と比べるべくもありませんが、それでも年明け早々の暴飲暴食を考えると、幸先の良いスタートになりました。

 

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酒蒸し ⇒ おかゆ [ぶつぶつ]

先日届いたばかりですが、またハマグリが届きました。

長男が正月に帰ってくるのにあわせた、おばあさんの心遣いです。

今回は、まず年末の年越しそばに入れ、元旦に酒蒸し、2日にはワイン蒸しで堪能しました。

元旦の酒蒸しには昆布も入れました。その汁があまりにも美味しくて捨てるには忍びなく、それを使って翌日おかゆが出てきました。

暴飲で疲れた胃に優しい一品でした。 

 

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ロウバイ [ぶつぶつ]

今年は暖冬で、普段なら一月末にならないと咲かないロウバイが年末から花開きました。

一昨年に枝を整えて以来、黄色い蕾がヒヨドリの格好の標的になり、花がほころぶ前から啄ばまれてしまいます。

年末に十の原へ行った帰り、藤岡PAのハイウェイオアシスでロウバイを切り花にして大きな花瓶に生けてあるのを家内が見つけました。これなら蕾がほころんだところで家の中に移し、ヒヨドリの攻撃からも守れます。

玄関に飾ると、それはそれは春らしい香りで満たされました。

 

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ごぼう締め [ぶつぶつ]

新年明けましておめでとうございます。

今年は天候に恵まれ、穏やかな年明けとなりました。30日から戻ってきた長男とともに年明けを迎え、元旦は近くの三嶋神社へ初詣に出かけ、午後からはシャンパンをあけながらビデオ三昧です。

門扉の松飾りは、上田で買ってきた「ごぼう締め」です。ちょっと変わっていますが、シンプルでなかなか良い感じです。

本年もよろしくお願いいたします。 

 

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