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ベルギー出張(2) [番外編]

ルフトハンザの711便はジャンボです。

燃費が悪く、日本の航空会社からは姿を消しましたが、British Airwaysのロンドンーサンフランもジャンボでしたし、まだ欧州の航空会社の長距離便では主役なんでしょうかね。

今回は2階席でしたが、BAのような窓際が後ろ向きに座るシートではなく、通路側と並んで前向きに座る普通のレイアウトでした。でも、席は少し窓際から離れて傾いていて、伸ばした足を前席の右側にあるオットマンに乗せられるよう工夫してあります。その下には荷物も入るし、なかなか良く考えられています。フルフラットにもなり、腰のマッサージも付いていて、シートに不満はありませんでした。

前席の後面に固定されているTVモニターも、JALのSS7ほどではありませんが、20インチはある大きなスクリーンで解像度も高く、とても見やすかったです。少し傾けると、画面が体の正面に向き、お隣さんからも見えにくくなります。

ちょっと使いにくかったのがアームレストにあるシートコントローラーと、TVコントローラーです。慣れれば問題ありませんでしたが、慣れるまで時間がかかりました。特にTVコントローラーは、早送りや巻き戻しが画面のカーソルを動かして選ぶようになっていて、細かい設定ができず苦労しました。

もうひとつ残念だったのがヘッドフォン。Bozeのノイズキャンセル機能はすこぶる高性能でしたが、耳の締めつけが強く、閉口しました。しかも高価なヘッドフォンを盗られないようにするためか、コードが直付けで、イヤフォンジャックがないので、持参したイヤフォンが使えませんでした。痛い耳を手で添えながらの視聴になりました。

でも予想に反して、エンターテイメントプログラムは充実していました。最新の「シンデレラ」や「Focus」、「Annie」などに加え、日本映画も、「風に立つライオン」や「マエストロ!」、「まほろ駅前狂騒曲」などが入っていました。今回見たのは、「シンデレラ」「Focus」「96時間 レクイエム」「インターステラー」の4本です。

さて、お決まりの食事チェックですが、結論としては、やはりJALにはかなわないというところです。最初のオードブルのローストビーフはレアと書いてありましたが、ウェルダンでしたし、サラダもごく普通のグリーンサラダでした。メインは鴨のコンフィを頼みましたが、品切れで、すずきのソテーになってしまいました。クリームソースの味は美味しかったですが、付け合わせのサツマイモは、ちょっと味気ない仕上げでした。

でも、見事だったのはCAのおじさんのサービス。Medocの赤ワインを頼んだところ、今回はイタリアワインが美味しいからそっちにしなさいと言われ、確かに美味でした。2012 Forli Rosso IGT, Borgo dei Guidi だそうです。

また、太っちょのおばさんCAも、メインディッシュが品切れになったことを覚えていて、2回目の食事の時には、最初に聞きに来てくれて、こっそりチキンを確保しておいてくれました。前からサーブして来て、皆さんチキンとパスタでチキンを選ぶのに品切れで、後半の私にさっとチキンが出てきて、隣りのおじさんが驚いていました。こうした気遣いは見事です。

さて、最後の1時間半は、映画を見るには中途半端な時間になったので、iPhoneで音楽を聞きながらフライト情報を表示していたところ、リアルな地図が出てきました。Google mapを使っているのか、窓から見える景色にかなり近く、しかもリアルタイムに動き、とても分かり易かったです。これはぜひJALさんでもやってほしいサービスでした。

到着は定刻で、良いフライトでした。

フランクフルトからブリュッセルへの接続便は、機体準備の遅れから、およそ1時間出発が遅れましたが、フライトは順調でした。ブリュッセル空港ではタクシーが手配してあり、1時間弱でホテルのあるシャルルロア市に到着しました。

日本時間で午前3時、今回は22時間の旅でした。

 

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