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日の出の時刻 [ぶつぶつ]

だいぶ日の出が早くなってきました。

家を出る4時半には、さすがにまだ真っ暗ですが、電車の車窓から空を眺めると品川あたりで東の空が少し明るく感じるようになってきました。今頃の東京の日の出は6時頃ですが、その20分くらい前になると漆黒の空の色が変化し始めます。

春が待ち遠しいからかもしれませんが、この日の出の時刻は、なかなか早くならないように感じます。

一方の日の入時刻ですが、2月に入ると17時を過ぎ、だいぶ前に門灯の点灯時刻(壁のスイッチを交換して点灯と消灯を自動でしてくれるプログラム式タイマーにしてあります)を変更したことを思い出しました。

2月を過ぎれば、日の入はどんどん遅くなるのに、日の出はなかなか早くなってくれません。

はて、どうしてかと調べてみたら、地軸の傾きと緯度の影響で日の出時刻と日の入時刻は対称には変化していないからのようです

夏至が一番日の長さが長く、冬至が短いというのは誰でも知っていますが、日の出や日の入が夏至や冬至を境に変化しているわけではありません。すこしずれているのです。

日の出が一番遅いのは冬至の後の1月で、一方で日の入は冬至の前が一番早く、冬至を過ぎるともう遅くなり始めます。だから、3月になった今頃は随分と日の入時刻は遅くなって日の長さが長くなってきているのに、日の出は早くならないなぁと感じるのです。グラフにしてみると傾きが随分違いますね。1月は日の入の青線はすでに右上がりに傾いているのに、日の出の赤線はまだ横向きです。でももう少し経てば、今度は日の出の時刻は赤い③の矢印のように、ぐっと早くなっていきます。4月になれば日の出は5時頃ですから、家を出る頃には空も白々と明るくなってきているはずです。

反対に日の入は9月からは②の矢印に沿って急に早くなります。どんどん日が短くなっていき、つるべ落としと言われる所以です。

①と②、③と④の線の傾き、同じかと思っていましたが、随分と違うんですね。

以上、小学生の理科教室、発展問題でした。 

 

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