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ベルギー出張 (2) [番外編]

出張2日目の火曜日は、19時半からオフィシャルディナーだ。

今回はブリュッセル市内、ホテルから歩いて10分ほどのところにある「La Quincaillerie Brasserie」というフランス料理のお店だ。

ホテルは会社の定宿なので、このお店も出張者が良く利用しているらしいが、僕は初めてだった。ミシュランやゴーミヨのランクにこそ出てこないが、食にうるさいベルギー人が集まるブリュッセルで長く続けられている店だからそれなりに美味しいと評判だそうだ。

まずはドリンクだ。ベルギー人にお任せしたところ、凄いアルコール度数のビールが出てきた。トリプルだから14%以上はある。トラピスト修道院で作られたビールで、口当たりは冷酒に近い。少し香りがあるものの、グビグビとのど越しで飲むほど甘っちょろくなく、一口ずつ飲む感じだ。

前菜は、「Beef Carpaccio」で、薄切りの牛の生肉の上にサニーレタスとスライスチーズが載っていて、オリーブオイルがかけてある。いやぁ、今まで食べた牛肉の中でも一二を争う美味しさだ。ほとんど脂身のない赤身だが、噛めば噛むほど牛肉の旨みが口の中に広がる。ローストビーフだと焼いた香ばしさが強いが、これは肉そのものの旨みのみで勝負している感じだ。ワインとも良く合って、これは美味しい。

そう、ビールの後はワインで、白は2010年のシャブリ、赤は2004年のセントミリオン。どちらも50ユーロ位のワインだから、市内の酒屋で買えば20ユーロ以下の普段使いのワインだ。日本なら2000円以下となるが、なかなか流通していないし、多分日本に入ってくると倍くらいの値段になっているはずだ。

メインディッシュは「Strips of Duck Breast with Kriek Beerで、鴨肉のソテーにマッシュルームとマッシュドポテト、リンゴのベーコン巻が添えられている。こちらもソースが深い味で、バルサミコとチョコの味だ。鴨肉は少し硬かったが、その分噛むほどに味が出て、なかなか上品な味だ。マッシュポテトの上に添えられたリンゴも酸味が残って、ソースと良く合う。

デザートはチョコアイスとカプチーノで、たっぷり3時間、堪能させていただきました。

最初のトリプルビールが効いたのか、帰りの道は千鳥足気味で、ホテルに戻ってきたのが23時前だった。 

 

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