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再びの 世界一周(6) [番外編]

今回も一緒に行動しているMO君ですが、年齢は31歳ですが童顔なのか、海外では良く検問(?)に引っかかります。たとえばビールを買おうとしても売ってくれなかったりなんてことはしょっちゅうだそうです。海外旅行では幾つもあるセキュリティゲートですが、こちらも彼はなぜかひっかかることが多く、今回もヒースローの乗り継ぎでちょっともめたのでした。

セキュリティの厳しいヒースロー空港経由で、しかもそのまま米国へトランジットするということで、渡航目的だけでなく、色々と聞かれることがあります。私は何の質問もなく通過しましたが、彼はなかなか通ってきません。後から聞くと勤める会社の住所や郵便番号を教えろと言われたそうです。そんなものは私でも記憶していませんから、当然彼も答えられません。名刺は持参していたものの鞄の奥にゴチャっといれてあったため、しかもそうした時の緊張もあって、なかなか見つけられず、ますます慌てたそうです。やっと名刺を取り出して事なきを得たそうですが、どうにも日本人のビジネスマンには見てもらえず、面倒が多いと嘆いていました。

結局シカゴには到着したもののフライトには乗り遅れたわけですが、ラウンジに入ったのが17時半で、次の搭乗まで4時間もあります。ラウンジは混雑していたものの綺麗で広く、暫くするとだいぶ空いて最後には数人のみになりました。料理も綺麗で美味しかったです。後から鉄火巻も出てきたので、つい2回も食べてしまいました。ビールは変わったデザインで手にしましたが、IPAで苦みの効いたビールでした。

21時半近くなったところで搭乗口へ移動しましたが、ここで搭乗券をよく見るとエコノミークラスになっています。どうやらデトロイト行最終便のビジネスクラスは満席で遅延振替の我々には空いていなかったようです。それでも私はエコノミーの最前列で、しかも隣のおじさんが後から一番前の席に移動してくれたので、結局2人席を一人で使えたので快適でした。

問題だったのはMO君。私が搭乗口を通過したあと、入ろうと差し出したチケットがエラーとなって乗れず。後ろの人に譲ってカウンターの係員に呼ばれ、チケットを再発行したものの、うまく行きません。どうも原因は同じ席がダブルブッキングされていたためのようで、本人は機内の私とLINEでやり取りしつつ、最後は「まだ乗れません」「もうだめかもしれません」と悲壮な文言。「このまま乗れなかったらデトロイトはあきらめ、明日シカゴから直接サンノゼに向かえば良いよ」と指示を出したところでドアクローズのアナウンス。万事休すかと思ったところでMO君が入ってきました。席が一つ空いていて、ブリュッセルで発券されたオリジナルの搭乗券も持っていたため、最終便でもあり乗せてもらえたようです。もちろん席は後ろの方の3人掛けの真ん中でしたが。

エコノミーですから、もちろん何も出てきません。まあ、夜中の便ですし、1時間半のフライトですから構いません。携帯に移してきたTVドラマを2本見たところでランディングとなりました。

デトロイト空港から宿泊のシェラトンホテルまではウーバーのつもりでしたが、すでに真夜中で、安全のためリムジンのタクシーで移動しました。ホテルに入ったのが午前1時過ぎ。明日の朝8時40分のタクシーを予約してやっと部屋に入りました。

一緒にいく欧州子会社のDCさんは、別便で別のホテルにすでに到着済みとの連絡が入っていました。デトロイトに5年間勤務したことがある彼によるとシカゴの入国審査は混雑が激しく、欧州からアメリカの東海岸に入るならアムステルダムからデトロイトの直行便が一番楽なのだそうです。デトロイトの入国審査はいつもガラガラだと言ってました。我々は世界一周のチケットでOne Worldグループで飛ぶので選択肢がなく、仕方がありません。

結局4時間ほどの浅い睡眠で朝6時を迎えました。熱いシャワーを浴びて、軽い朝食をとってから部屋に戻ると綺麗な朝日がお出迎えです。

今日の仕事は昼前に終わりますが、その後はまた飛行機を乗り継いでアメリカ西海岸のサンノゼ行きです。遅れがなければ20時36分着ですが、どうなりますか。


シカゴラウンジ.jpg

オヘアラウンジ鉄火巻.jpg

デトロイト夜明け.jpg

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